介護現場の声・悩み
「介護の問題行動はどんなものがあるのか」
「問題行動は、人・現場のケースバイケースで判断軸がないのが普通」
上記が気になる方は必見です。
介護現場における問題行動とは、認知症で起こる症状に由来されるさまざまな行動です。
しかし現在では、問題行動の認識が変化してきました。
問題行動の内容や認識の変化をふまえて、この記事では以下の項目を解説していきます。
記事を読むことで認知症の方に起こる症状や精神状態を理解し、正しく向き合えるようになるでしょう。
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口コミランキングを見る介護現場では認知症の方に見られる以下の行動が問題行動とされています。
夜中に突然外に出て行方がわからなくなってしまったり、見当識障害により今が昼間なのか夜なのかさえもわからなくなったりします。
これらの行動は、認知症の中核症状によって不安定になってしまう精神状態から生まれる行動です。
認知症の方も意図的に行動しているわけではありません。
そのため、問題行動という呼び方は認知症の方目線ではなく、介護する側の偏見という見方もできます。
現在では問題行動のことを、認知症の行動、心理症状(BPSD)と呼ばれるようになりました。
ここからは、BPSDについてくわしくみていきましょう。
BPSDとは、認知症の行動心理症状(Behavioral Psychological Symptoms of Dementia)のことです。
BPSDと呼ばれる前は、はじめに認知症の中核症状とされる見当識障害などがあらわれた後、情緒不安定などの周辺症状がみられる概念でした。
しかし、初期の認知症でも中程度の進行で起こる症状がみられる人もいます。
認知症の段階ごとではなく、人や環境によって症状のあらわれ方が違うため、問題行動ではなくBPSDと呼ばれるようになりました。
認知症によって判断力が低下し、適切な判断を瞬時に下すことがむずかしくなります。
介護者とのかかわり方次第でBPSDの症状があらわれることもあるのです。
たとえば、親切心から体を支えようと思い手を回すといった行為も気をつけなければいけません。
認知症の方からすれば、とっさのできごとに対処できず「襲われそうになった」と感じてしまう場合もあるからです。
このような場合に、初期の認知症でもBPSDの症状がみられます。
環境や人によって起こるBPSD症状をおさえるには、自分の行為が認知症の方からみるとどのように感じるのか?を考えてみることが大切です。
関連記事 :認知症の初期症状対応ケース!利用者の対策まで徹底解説
BPSDは中核症状に加えて、環境や心理状況が影響して症状があらわれます。
BPSDの症状は、問題行動とされてきた徘徊や暴力行為などがあります。
BPSDを引き起こす要因は家族や介護者の言動や行動です。
認知症の方からすると、当たり前にできていたことができなくなる場合もあります。
たとえば、認知症の影響で着替えが思い通りにできない場面を考えてみましょう。
本人にとっては「着替えたいのに思い通りにできない」というジレンマが生まれます。
この精神状態のときに認知症になる以前と同じように「まだ着替え終わらないの?」といった言葉を投げかけてしまうとどうでしょうか?
本人からすると「着替えたくてもできないんだ」という気持ちになるでしょう。
このようなことが、ただでさえ認知症で不安定な精神状態に大きな影響を及ぼしてBPSDの症状があらわれてしまいす。
また、BPSDの症状があらわれても本人の人格のすべてが変わってしまうわけではありません。
BPSDによって無意識に症状があらわれて、覚えていないだけということもあります。
根底にあるもともとの人格を尊重し、BPSDによる症状だと理解して向き合うことが大切です。
BPSDは環境が大きく影響することから、すべての人に症状がでるわけではありません。
そのため、関わり方が大切だといえるでしょう。
BPSDの症状には、症状に至った原因があります。
たとえば徘徊にしても、徘徊する原因があります。
なぜ徘徊するに至ったのか?原因に対処するようケアしていくことで認知症の人に届くケアができるでしょう。
また、正しいケアをしていくとBPSDの症状が出る可能性をおさえられるともいえます。
関連記事 :高齢者向け脳トレのクイズ15選!認知症予防レクリエーション
BPSDが人の関わり方や環境が影響することからも、介護する人が認知症の行動をどう捉えて向き合うかが大切です。
問題行動がおきたときの捉え方として、おさえておくべき以下5つのポイントがあります。
たとえば、年齢を重ねると薬の服用量が多くなる傾向です。
服用している薬が原因でBPSDの症状があらわれる事例もあります
認知症でみられる行動の原因になる可能性を探ることで、問題行動とされる症状が和らぐ場合もあるのです。
そのため、介護者は適切な対処方法を知っておく必要があります。
ここからは、問題行動と中核症状に対する対処方法についてみていきましょう。
問題行動に挙げられる暴力や暴言の対処方法について解説します。
認知症の方が暴力や暴力行為をしてしまう原因の多くは、複数の要因が重なってしまうときです。
不安定な精神状態のときに、目の前の状態に対処できなくなってしまうことが重なって、行為に及ぶ可能性があります。
認知症の方は、前頭葉が萎縮してしまうことから、冷静に感情をコントロールすることがむずかしくなっています。
感情をうまく制御できずに興奮して、自分の意思とは関係なく不安衝動にかられてしまうのです。
このときに「大丈夫?」と気遣う言葉をかけても、認知症の症状があると「怒鳴られた」と認識してしまい、暴言や暴力に発展する可能性があります。
冷静な判断ができなくなっているため、暴力や暴言に対しておさえこんだり、言葉で落ち着かせようとしたりしない方が賢明です。
距離をおいて行為に発展した要因を考えてみましょう。
本人も認知症の影響で意図的に暴力行為に及んでいるわけではありません。
自分ではどうしようもない現状に向き合えなくなっているのです。
否定せず肯定的に対話をして、本人のプライドを傷つけないようにしながらリラックスさせましょう。
関連記事 :認知症の初期症状対応ケース!利用者の対策まで徹底解説
認知症の中核症状における見当識障害や記憶障害が原因とされる、徘徊と妄想に対する対処方法について解説していきます。
はじめに徘徊で考えられる原因は多岐にわたり、徘徊自体をなくすことはむずかしいと認識しておきましょう。
見当識障害や記憶障害によって、帰る場所の認識ができなくなり、なんとか帰ろうと歩き回ってしまうといったこともあります。
妄想で比較的多くみられる症状にもの盗られ妄想があります。認知症の影響で、自分のもの忘れを認知できません。
そのため、ものがなくなると「盗まれてしまった」と判断してしまいます。
認知症の方にとって、徘徊も妄想も悪気があってするものではありません。
悪気がないことを疑われたり否定されたりしてしまったら、誰でもよい気分にはならないでしょう。
まずは本人の話をじっくりと聞くことが大切です。
関連記事 :認知症・介護の理解を深める映画10選
ここまで認知症の方にみられる行動について解説してきました。
まずは環境や人とのかかわりで起こるBPSDや、認知症の中核症状を理解することが大切です。
認知症の場合、無意識に本来の自分とは違う感情や考えをしてしまうことがあります。
症状が表にあらわれていないときに心の内を聞けることもあるでしょう。
しかし、聞くためには日ごろのコミュニケーションが必要不可欠です。
そして、想いや考えを聞けたならば職場や家族に共有しましょう。
本心が理解できれば認知症の症状と闘っているのだとわかり、向き合い方も変化していきます。
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