コミュニケーションロボット8選!特徴と導入の注意点とは?

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コミュニケーションロボット8選!特徴と導入の注意点とは?
#介護ロボット #ICT導入 #レクリエーション

 

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こみたろう

「コミュニケーションロボットってなんだろう?」
「期待される効果は?」

コミュニケーションロボットを知ってても、何が目的でどんな需要があるのか分からない方は多いのではないでしょうか。

コミュニケーションロボットとは、言葉や身振り手振りなどの動作で人とコミュニケーションを取れるロボットのことです。

介護現場では、見守りやレクリエーションなどを目的にコミュニケーションロボットを導入する施設が増えています。

本記事では、コミュニケーションロボットの特徴や主な機能、注目を集めている理由などを解説します。

また、8種類のコミュニケーションロボットの特徴や導入時の注意点なども紹介しているため、ぜひ役立ててください。

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コミュニケーションロボットとは?その特徴は?

コミュニケーションロボットとは、人と円滑なコミュニケーションを取ることを目的に開発されたロボットです。

コミュニケーションロボットは一方的に言葉を発するだけでなく、身振り手振りの動作や人の言葉に応じた会話でのやり取りができます。

コミュニケーションロボットの介護現場における役割は、要介護者のコミュニケーション不足の解消や、癒やし、認知症対策、介護職員に代わってレクリエーションの司会進行などです。

介護ロボットの機能例

コミュニケーションロボットに搭載されている機能にはさまざまな種類があり、独自の機能を持つものも少なくありません。

たとえば、人から話しかけられた言葉を受けて返答するようにプログラムされているロボットや、天気・ニュースなどの最新の情報を知らせてくれるロボットなどです。

代表的な機能として、以下の機能が挙げられます。

・天気やニュース、健康、食べ物などの話題で会話する
・顔を検知して、名前を呼びかける
・見守りや徘徊する要介護者を検知して知らせる
・レクリエーションの進行を任せる
・シーン別にオリジナルのシナリオをしゃべる
・スケジュールに沿ったアナウンスする

コミュニケーションロボットは多様な機能を搭載しているため、介護の現場でも注目を集めています。

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コミュニケーションロボットが注目されている理由

コミュニケーションロボットが介護業界で注目を集めている理由として、以下の3つが挙げられます。

・人手不足の解消
・要介護者のコミュニケーション不足の解消
・介護レクの雰囲気作りに貢献

介護の現場では慢性的な人手不足が続いています。コミュニケーションロボットの導入によって、人手不足はもちろん、要介護者の日常的なコミュニケーション不足の改善も可能です。

さらに、レクリエーションを行う際の雰囲気作りにも一役買ってくれます。

人手不足の解消

コミュニケーションロボットの導入は、介護の現場において人手不足の解消につながります。

少子高齢化に伴い、介護業界はより一層ニーズが高まっているものの、介護職員の必要人員数が足りず、人手不足に悩んでいる施設も少なくありません。

また、人手不足が介護職員の業務負担を増やしているのが現状です。

コミュニケーションロボットを導入した場合、介護職員の業務の一部を任せることができます。たとえば、見守り機能の活用により、コミュニケーションロボットが介護職員の代わりに要介護者の居室を訪問するなどの役割を任せることも可能です。

コミュニケーションロボットを介護現場に導入すれば、人手不足の解消はもちろん、介護職員の業務負担も軽減できます。

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要介護者のコミュニケーション不足の解消

コミュニケーションロボットは人の話し相手になるため、要介護者のコミュニケーション不足の解消にも有効です。

コミュニケーションロボットは、簡単な会話で使われる言葉が登録されているため、要介護者の言葉に応じた返答をします。

たとえば、顔認識機能が搭載されているロボットなら、登録済みの要介護者の顔を認識した上で、「〇〇さん、こんにちは」などのように、名前で呼びかけることも可能です。

また、コミュニケーションロボットは、要介護者から話しかけられなくても積極的に話しかけるなど、人間のコミュニケーションに近い会話が期待できます。

実際に、塞ぎ込みがちな利用者の表情が明るくなった、自発的に話しかけるようになったなどの事例も報告されています。

介護レクの雰囲気作りに貢献

コミュニケーションロボットの中には、レクリエーションで利用者を楽しませる雰囲気作りに貢献してくれる機能を搭載したロボットもあります。

その一例が、Sota(ソータ)PALRO(パルロ)などです。

たとえば、介護職員がコミュニケーションロボットに「レクやって」と声をかけるだけで、あらかじめメニュー化されたレクリエーションの司会進行してくれます。

なかには、ダンスや体操、ゲーム、クイズなどに対応しているコミュニケーションロボットもあります。

コミュニケーションロボットの具体的な特徴や機能などは、後ほど解説するため、「コミュニケーションロボットの種類」を参考にしてください。

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コミュニケーションロボットの種類

コミュニケーションロボットにはさまざまな種類があります。

今回は、代表的な8つのコミュニケーションロボットを紹介します。

ただし、以下で紹介するものは、コミュニケーションロボットの一部にすぎません。

コミュニケーションロボットを導入する際は、施設や介護現場に合ったものを選びましょう。

・Sota(ソータ)
・Pepper(ペッパー)
・PARO(パロ)
・PALRO(パルロ)
・ポケットロボット
・BOCCO emo
・Romi(ロミイ)
・Robi Jr.(ロビジュニア)

Sota(ソータ)


※Sota公式サイトより引用

Sota(ソータ)は、「介護レクリエーション支援サービス」を提供するために開発されたコミュニケーションロボットです。

顔と両手を持つ人型の形状をしています。

Sotaができることは、レクリエーションの進行補助と自動進行です。

たとえば、アシスタント機能を利用すれば、介護職員がレクリエーションを進行する際に、Sotaが歌を歌ったり体操をしたりしてサポートしてくれます。

また、自動進行機能を活用した場合、司会進行をSotaに任せられるため、介護職員はサポート役に回ることができます。

大きさ 280×140×160mm
重さ 約800g
電源 ACアダプター
カラー ネイビー、ライトブルー、オレンジ

キューアンドエー株式会社

Pepper(ペッパー)


※SoftBank公式サイトより引用

Pepper(ペッパー)は、一般企業の受付業務などで導入されているコミュニケーションロボットです。

Pepperには、介護施設向けのレクリエーションアプリが豊富に用意されています。

介護現場にPepperを導入すれば、介護職員の業務負担を軽減できます。

Pepperができることは、利用者の体調管理のサポートや大勢もしくは1人を対象にしたレクリエーションの進行、夜間の見守りなどです。

レクリエーションや顔認証、夜間見守りなどの多様なアプリが用意されているため、施設に合ったアプリの追加や変更が容易に行えます。

大きさ 1210×480×425mm
重さ 29kg
電源 リチウムイオンバッテリー
カラー

SoftBank

PARO(パロ)


※知能システム公式サイトより引用

PARO(パロ)は、セラピー効果が期待されているメンタルコミットロボットです。アザラシのぬいぐるみのような形状をしています。PAROはアニマルセラピーと同様のメリットが認められており、世界ギネス記録にも認定されているロボットです。

介護現場では、利用者のメンタルケアやコミュニケーションの活性化などの目的で導入されています。

PAROには人工知能(AI)が搭載されており、生き物らしい動作はもちろん、接し方で性格が変わる、自分の名前を覚えて呼ばれると反応するなどの反応を見せます。

購入・リース・レンタルのいずれかから選べるため、レンタルによるお試し利用も可能です。

大きさ 570mm
重さ 約2.55㎏
電源 付属ACアダプター
カラー 白色、金色、チャコール・グレー、薄ピンク

株式会社知能システム

PALRO(パルロ)


※パルロ公式サイトより引用

PALRO(パルロ)は、介護予防活動をサポートできるコミュニケーションロボットです。

PALROは、厚生労働省が指定する6つの介護予防項目(口腔機能向上、運動器の機能向上、認知機能低下予防・支援、閉じこもり予防・支援、うつ予防・支援、栄養改善)に適用するサポートが可能です。

PALROはレクリエーションの司会進行だけでなく、バリエーションが豊富な会話のやり取りや、利用者の孤独感、帰宅願望を抑える役割も担うことができます。

また、カメラマン機能を内蔵しており、イベント時のカメラマンとしても活躍してくれます。

大きさ 約400×110×120mm
重さ 約1.8㎏(バッテリーパック搭載時)
電源 リチウムイオンバッテリー
カラー

富士ソフト株式会社

ポケットロボット


※ロボットプラザ公式サイトより引用

ポケットロボットは、ミニサイズのコミュニケーションロボットです。顔と両手を持つ人型の形状をしており、足の代わりに2つの車輪が付いています。

ポケットロボットは音声認識によるコミュニケーションが取れる上に、歌やダンスで利用者を楽しませてくれます。

ほかにも、英語練習や録音・リピート機能も搭載されている多機能なロボットです。

また、小型で軽量のため、手のひらに乗せたりポケットに入れて運んだりできます。

単4電池1本で動く上に、操作しない時間が続くとスリープ状態になるため、経済的なロボットと言えるでしょう。

大きさ 約85×65×50mm
重さ 65g
電源 単4乾電池(1本)
カラー ホワイト、ブルー、ピンク

ロボットプラザ

BOCCO emo


※Bocco公式サイトより引用

BOCCO emo(ボッコエモ)は、GOOD DESIGN AWARD 2020を受賞したファミリーロボットです。

雪だるまのように丸みのあるフォルムにちょんまげのようなぼんぼりが頭の上に付いているかわいらしいデザインが特徴的です。

ほっぺの色は、動作状態や天気の変化を知らせてくれます。BOCCO emoでは、音声認識によるテキストメッセージの送受信が可能です。

また、温湿度や振動などのセンサーと連携させれば、室温が高くなったときにエアコンの利用を勧めてくれたり、ドアなどが開いた振動を検知してスマホに通知したりと、利用できる範囲の幅が広がります。

大きさ 95×95×141mm
重さ 400g(ACアダプターなどの付属品除く)
電源 ACアダプター
カラー

ユカイ工学株式会社

Romi(ロミイ)


※Romi公式サイトより引用

Romi(ロミイ)はAIを搭載しており、数千万の日本語のデータを学習している自立型会話ロボットです。

しずくのような形状で、正面の丸型のディスプレイには目や口が表示され、接し方によってさまざまな表情を見せてくれます。

会話に合わせて上下に揺れる動作も楽しめます。

Romiは雑談などの自由な会話を楽しめる上に、ラジオ体操や歌天気予報、英会話、めざまし、タイマーなどにも対応できる機能が搭載されています。

また、手のひらに乗るコンパクトサイズのため、持ち運びも簡単です。

大きさ
重さ 約320g
電源 リチウムイオン電池、ACアダプター
カラー マットホワイト、パールピンク、パールブルー

株式会社ミクシィ

Robi Jr.(ロビジュニア)


※TAKARA TOMY公式サイトより引用

Robi Jr.(ロビジュニア)は世界的な日本人ロボットクリエイターが監修した人型のコミュニケーションロボットです。

Robi Jr.には約2,000フレーズが登録されており、フレンドリーな会話を楽しめるでしょう。

Robi Jr.には仲良し度UP機能が搭載されており、会話の回数が多いほど仲良し度のレベルがアップします。

たとえば、レベル2になるとクイズの出題やニックネームで話しかけてくれるなど、話す言葉が増えていきます。

また、会話する相手の方に顔を向ける、目や口が光り感情を表現するなどの動作も可能です。

大きさ 340mm
重さ 約1㎏
電源 単4乾電池(4本)
カラー

株式会社タカラトミー

高齢者とコミュニケーションロボットは相性が良い?悪い?

コミュニケーションロボットは、日常生活のサポートや介助・介護を必要とする高齢者との相性は良いと言われています。

なぜなら、コミュニケーションロボットは介護される側とする側の両者の負担を軽減する救世主になり得るからです。

たとえば、認知症などで他人への警戒心が強い利用者に対し、介護職員が積極的に声かけをしても暴言を吐かれるケースがめずらしくありません。

介護する側にとって強いストレスになります。

その点、コミュニケーションロボットなら人のようにストレスを感じることはありません。

また、介護される側は、人に介護されることで恥ずかしさや申し訳なさなどの感情から、ストレスを溜めやすくなっています。

コミュニケーションロボットが要介護者や高齢者のストレスを緩和し、癒やしをもたらしてくれるでしょう。

コミュニケーションロボット導入後に注意したいこと

コミュニケーションロボットを導入すれば、介護職員の業務の負担を減らすことができます。

しかし、導入したからといって、コミュニケーションロボットに丸投げするのは避けましょう。

コミュニケーションロボットはレクリエーションの司会進行が可能な機能を持つものもありますが、レクリエーションの開始から終了までの全てを実行できるわけではないため、介護職員のサポートが必要です。

また、現場担当者に操作方法や活用方法などの十分な説明を行わないまま導入すれば、コミュニケーションロボットを有効に活用できません。

コミュニケーションロボットを導入する際は、介護職員との協力体制作りが不可欠です。

見守りロボットや、コミュニケーションロボットは各都道府県が実施している「ICT導入補助金」の対象になっている場合があります。

介護ロボット導入の際は、補助金情報をチェックするようにしましょう。

介護のコミミでは、ICT導入補助金情報をまとめた記事がありますので、参考にしていただけると幸いです。

まとめ|介護ICT導入は専門家に相談しよう!

コミュニケーションロボットは、介護現場で導入されるケースが増えています。

コミュニケーションロボットの導入により、レクリエーション業務や見守り業務などの負担を減らせるだけでなく、介護する側とされる側のストレスを軽減してくれます。

コミュニケーションロボット・介護ICTの導入に不安や悩みがある場合や、自社に合った介護ICTの選定に迷っている場合は、介護ICTアドバイザーを活用しましょう。

介護のコミミでは、介護ICTアドバイザーに無料相談できるため、気軽にお問合わせ下さい。

 
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この記事の筆者

  • 介護のコミミ編集部

    介護のコミミのコンテンツである「コミミマガジン」の編集者。 介護現場から施設運営など、介護に関わる幅広い分野で月間5万人以上の介護職員に情報発信をしている。 記事は介護職員だけでなく、メーカーや行政からの関心も高まっているため、メーカーと介護現場を繋ぐ第三者目線を第一に、日々情報を提供している。

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