【2023年】介護ソフト上位シェア率比較ランキング10選!料金や選び方も解説

介護ソフトの選び方

【2023年】介護ソフト上位シェア率比較ランキング10選!料金や選び方も解説
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介護ソフトっていっぱいあるけど、まずはシェア率が高い人気の介護ソフトを知りたい!ついでにシェアが高いメリット・デメリットも知っておきたい。

このような疑問にお答えします。

国内には約100種類の介護ソフトが存在しています。

あまりに数が多いので、「結局何を選んで良いのかわからない」といった声は非常に多いです。

そのような時に役立つのが「シェア」で介護ソフトを比較するという方法です。

さて本記事の筆者は、元大手介護ソフトメーカー出身ですが、かれこれ10年以上「介護×ICT」に携わってきました。

今回お話する「シェア」に関しては、介護職員だけではなく、メーカー自身も今の立ち位置を確認するために気にしています。

そこで、本記事では、数日かけて「シェア率」を徹底調査しました。

その結果をランキング形式で発表していきますが、同時に「介護ソフトの口コミ」「シェア率が高いメリット・デメリット」「シェア率だけで介護ソフトを選ぶのは危険」といった内容も本記事で取り上げていきたいと思います。

5分程度で読める内容ですので、ぜひ最後までお付き合いください。

介護ソフトとは|利用目的や機能も解説

コンピュータ, コーヒー、ペンと紙

介護ソフトとは、介護サービスを提供する事業所を対象に、さまざまな業務サポートをしてくれる商品のことをいいます。

搭載されている機能は介護ソフトによって違いますが、いずれにしても介護サービス事業の運営支援を目的に開発されています。

介護事業所が介護ソフトを利用する目的は以下です。

・情報共有の円滑化
・利用者の個人情報等、情報管理の徹底
・ケアプランや計画書などの作成・管理
・介護記録記入・管理
・請求業務の効率化
・予定管理

請求業務や介護記録機能に特化しているなど、介護ソフトによって得意な分野はさまざまです。

その他、スタッフの勤怠管理や経営分析などができるものもあります。

介護ソフトを比較するポイント4つ

hiaku

介護ソフトの導入を考えたとき、「よりよいものを購入したい」と思うものですよね。

より良い介護ソフトを選ぶときに、比較すべきポイントは把握しておきたいものです。

そこで、ここからは、介護ソフトを比較するポイント4つを紹介していきます。

機能が充実しているか

介護ソフトにどのような機能がついているかも大切です。

ケア記録機能だけでなく、その他の介護業務をサポートしてくれるような機能があるかはチェックが必要。

機能が 複数あれば理想的ですが、一番大切なのは「事業所が求める機能があるか」という点です。

機能が充実しているだけでなく、事業所の課題に合った機能であるかも重視するようにしましょう。

ほかの機器と連携可能か

バイタル機器やナースコールなど、外部機器と連携できるとより業務効率化を図ることができます。

そのため、介護ソフト比較の際には、どんな機器と連携可能なのかを確認しておくことが大切です。

もともと介護事業所で使っている機器との連携ができると、コスト削減にも繋がり、メリットが増えます。

業務効率化につながるか

介護ソフトを導入する大きな目的の一つである「業務効率化」ができるかも重要なポイントになります。

業務効率化に繋がるかは、その介護ソフトの機能性や使いやすさによります。

事業所の課題を解決してくれるような機能がついていたり、スタッフが使いやすいような操作が簡単なものであったりすると、より業務効率化を図ることができるようになるでしょう。

導入や運用方法が簡単か

介護ソフト導入の際に懸念されるのが、導入や運用の大変さです。

多忙な業務負担を解消したくて導入するのに、介護ソフトの運用によって手間を取られてしまえば身も蓋もありません。

そのため、介護ソフトの購入を検討する際には、その導入や運用の方法はどのようなものであるかをチェックしておくことがおすすめです。

導入や運用をする際にしっかりとサポートしてくれるメーカーであれば、簡単に利用することができるため手間を取られるというような心配もしなくて済みます。

介護ソフトのシェア比較ランキング11選|評判や口コミを紹介

介護ソフトのシェアを徹底調査しました。

調査方法は以下の通りです。

・調査日:2023年08月13日(随時更新)

・調査方法:介護ソフトメーカー95社のホームページの「導入件数」を確認

・ランキング条件:導入件数がホームページ上に記載されていること

・母数の介護事業所数:244.054(厚労省「令和3年介護サービス施設・事業所調査の概況」より参照)

調査したのは当サイトを運営している「介護のコミミ」チームです。

何日もかけてひたすらホームページを開き、導入件数をチェックし、ランキングにし、グラフ化するといった作業を行ってきました。(きつかった・・・笑)

しかし、その結果、ランキングトップ10を作成するに至りました。

ただ、1点注意が必要なのは、導入件数のカウント方法はメーカー毎に異なるという点です。

例えば、A社は「事業所番号毎」にカウントしている一方で、B社は「住所」でカウントしているケースもあります。

また、「無料期間」のユーザーもカウントしていたり、「会社グループ全体」でカウントしているケースもあります。

つまり、導入件数のカウント方法は統一されていないので、言ってしまえば「メーカーの好きなように数字を公表できる」といった現実があります。

そのため、全てを鵜呑みにするのではなく、参考程度にとどめておくことをおすすめします。

とはいえ、全体の勢力図を把握する上では、今回のトップ10は参考になると思いますので、ぜひ楽しみながらご覧いただければと思います。

早速ですが、まずは結果から発表します。

  ソフト名シェア 導入件数 シェア率 運営会社
1位

ほのぼのNEXT

72,400 17.1% NDソフトウェア社
2位 ワイズマン 61,200 14.5% ワイズマン社
3位 カイポケ 45,200 10.7% エス・エム・エス社
4位 カナミック 40,500 9.6% カナミックネットワーク社
5位 ケアネットメッセンジャー 30,000 7.1% 日本ケアコミュニケーションズ社
6位 ほのぼのmore 19,900 4.7% NDソフトウェア社
7位 ケアカルテ 14,000 3.3% 富士データ社
8位(同率) ナーシングネットプラスワン 6,000 1.4% LITALICO社
8位(同率) 介舟ファミリー 6,000 1.4% 日本コンピュータコンサルタント社
8位(同率) トリケアトプス 6,000 1.4% 岡谷システム社
8位(同率) Flowers NEXT 6,000 1.4% コンダクト社
9位 福祉の森 5000 1.2% 日立システムズ社
10位 ナビケアPlus 2000 0.5% ナビテック社

※8位は同率が4社となりましたので、10位までの13社の紹介となります。

面白いことに、上位4社のシェアが圧倒的に高い事が分かりました。

それでは、ここからは上位4位の介護ソフトの特徴と、「本音の口コミ」もそれぞれ紹介していきたいと思います。

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こみたろう

介護ソフトを導入検討する際は、口コミなどいろんな情報を参考にしよう!

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1位.ほのぼのNEXT

ほのぼのNEXT
ほのぼのNEXT 3.9 74件のカスタマーレビュー

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ほのぼのNEXTはトップシェアの介護ソフトです。

ほのぼのシリーズの最大の特徴は圧倒的に豊富なラインナップにあります。

音声入力ソフトや、送迎システム、次世代型インカムなど、製品ラインナップが充実しています。

また、ベッドセンサーとの「IoT連携」や、他社連携も積極的に行っているため、大手メーカーながらもチャレンジングな姿勢で多くのファンを獲得しています。

サポート体制への評価も高いため、「ずっとほのぼのを使っています」といった事業所は少なくありません。

それでは口コミを見ていきましょう。

 良い口コミ  悪い口コミ

直観的に分かり易いインターフェースのため、記入作業はやり易いです。また、操作が分からない点があっても、サポートセンターで丁寧に対応をいただけるので、大変助かっています。

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なんといっても痒い所に手が届かない。なんでそこでこの操作?なんでこのマスタ登録がこの画面なんだ?と悩むことが多くあります。

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2位.ワイズマンシステムSP

ワイズマンシステムSP
ワイズマンシステムSP 3.6 53件のカスタマーレビュー

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ワイズマンは老舗メーカーながらも様々な新商品をリリースし、業界を牽引している存在です。

今では当たり前になった「クラウド」も、ワイズマンは「クラウド」が世に浸透する前から積極的に取り組み、その結果クラウドにおけるシェアも獲得しました。

シェアを獲得できた背景には、「クラウド」へいち早く取り組んだこともありますが、ワイズマンは電子カルテメーカーとしても活躍しているため、医療系の事業所への導入率は非常に高いです。

特にワイズマンの介護老人保健施設管理システムSP(介護老人保健施設向け介護ソフト)は全国の約4割の老健施設に導入されており、多くのニーズに応えている介護ソフトであることが伺えます。

また、全国に営業所もあるため、営業力という点でもシェアを獲得できたのも頷けます。

それでは口コミを見ていきましょう。

 良い口コミ  悪い口コミ

以前、勤めていた介護老人保健施設で使ってました。ソフトの操作・入力画面は割と直観的で分かり易かったので、戸惑うことなく操作できました。ケア記録はタブレット対応していたので、その場で入力作業もでき便利でした。

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初めて入力作業を行おうとした時の事です。なになに?機能が多くて全然わからない、クリックする回数が多くない?というのが正直な感想でした。

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3位.カイポケ

カイポケ
カイポケ 3.5 52件のカスタマーレビュー

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カイポケは介護ソフトの機能だけではなく、「経営支援」にも力を入れている介護ソフトです。

例えば、タブレットの無償貸与や、カイポケモバイル(スマホ貸与)、求人支援サービスなど多岐に渡ります。

シェアを獲得できた背景には、卓越した「WEBマーケティング」があります。

誰でも気軽にスタートできるように「無料体験期間」を用意しているだけではなく、インターネットだけでカイポケの良さを伝えられる仕組みがあります。

また、積極的に広告費を投じており、費用対効果を計算しながら顧客獲得を着実に伸ばしています。

それでは口コミを見ていきましょう。

 良い口コミ  悪い口コミ

タブレットと連係して使わせてもらってます。どこにいても、記録を確認できるので便利です。又、外周りの際の微妙な空き時間に、タブレットを使用し記録が打てるので、業務の効率化に繋がってます。

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記録やフェイスシートが見やすい面があるが、起動が遅かったりするのでイラっとすることもある。タブレットで使用するとパソコンでしか打ちこめないところや、アプリのメンテナンスで1日使えないときがあり大変困った。

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4位.カナミック

カナミックは東証一部上場企業ですが、明確なコンセプトとして「地域包括ケア」を大々的に掲げています。

ご存知の通り、日本は深刻な「高齢化」と「職員の人手不足」の真っ只中にありますが、そのような社会課題に対してカナミック独自のテクノロジーを活かそうとしています。

実際、国も地域包括ケアを強く推奨しているため、カナミックがミッションとしている部分は、「国の動向」にも合致しています。

そんなカナミックがシェアを獲得できたのは、「介護ソフトの機能が良い」という声もありますが、深堀りしていけば、仕組みやコンセプトで他社と差別化できている結果だと筆者は考えています。

それでは口コミを見ていきましょう。

 良い口コミ  悪い口コミ

カナミックは自動反映機能が付いているので、わざわざ転記入力する必要がなく、
事務作業の工数削減には効果的でした。

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カナミックを通して医療機関との連携もしましたが、写真や動画を送るのにもファイル容量制限が厳しく、画像の圧縮なども手間になり、結局クラウドなどを使って対応することもありました。

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介護ソフトの料金比較一覧表

データ

※2023年8月13日時点になります。

  料金 無料お試し
ほのぼのNEXT 要問合せ なし
ワイズマン 要問合せ なし
カイポケ (例)居宅介護支援事業所:月額5,000円~
デイサービス月額25,000円~
最大18ヶ月無料体験実施中
カナミック 要問合せ なし
ケアネットメッセンジャー 要問合せ なし
ほのぼのmore 要問合せ なし
ケアカルテ 要問合せ なし
ナーシングネットプラスワン 5,000円~
サービスにより異なる
あり
介舟ファミリー 要問合せ あり
トリケアトプス 200円~ あり
Flowers NEXT 要問合せ あり
福祉の森 要問合せ なし
ナビケアPlus ソフト費用32,000円~ あり

過去7年間のシェア増加率を分析した結果

増加傾向

ここからは、シェア上位4社の「成長率」をシェアで見ていきたいと思います。

なぜこのテーマで調査したかというと、シェア率だけで、「このソフトはすごく良いソフト」などと判断してしまうのは危険だからです。

最も重要なのは、シェアが増えているのか、減っているのか、そしてその成長率です。

なぜなら、介護ソフト業界は日々変化しているため、数年後には今回ご紹介したシェアランキングが大きく変動している可能性があるからです。

そこで、今回は上位4社の成長率をさらに調査してみました。

もし、今回調査した4社以外で介護ソフトを検討しているのであれば、その介護ソフトの「シェア成長率」をあわせて調べることをおすすめします。

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こみすけ

シェアの成長率を公表している介護ソフトメーカーは少ないから、もしインターネットでわからなければ、メーカー側に聞いてみるといいよ。聞くことは「ソフトのリリース日」、「現在のシェア」と「数年間のシェア増加率」あたりがいいと思う!

トップシェア4社の成長率ランキング

順位 ソフト名 成長率(R4~R5) 成長率(H29~R4) 導入件数(R5) 導入件数(R4) 導入件数(H29) 運営会社
1位 ほのぼのNEXT 43.65% 23.23% 72,400 50,400 40,900 NDソフトウェア社
2位 ワイズマン 39.09% 4.76% 61,200 44,000 42,000 ワイズマン社
3位 カイポケ 33.73% 46.96% 45,200 33,800 23,000 エス・エム・エス社
4位 カナミック 26.56% 45.45% 40,500 32,000 22,000 カナミックネットワーク社

※表はスクロールできます。

シェア上位4社の過去7年間のシェア成長率を調査した結果、令和4年から令和5年にかけての成長率が1位がほのぼのNEXT、2位がワイズマン、3位がカイポケ、4位がカナミックとなりました。

上記のグラフから見て分かる通り、ほのぼのNEXTとワイズマンの成長率が令和4年から令和5年にかけて急激に伸びていることが分かります。

令和4年以前の成長率はカイポケが1位、カナミックが2位でしたが、令和5年では成長率の順位がひっくり返る形になりました。

このように、成長率はメーカー毎に大きく異なるため、数年もすれば大きく順位変動する可能性があります。

しかし、いまは成長率が高いメーカーだとしても、法改正や不況の波に煽られて成長率を下げることも考えられるため、過去の成長率だけを見るのも注意が必要です。

単純に成長率だけを見るのではなく、「なぜ成長したのか」まで考えることが大切です。

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シェアが高いことによるメリット・デメリット

ランキング

シェアが高いということは、多くの介護事業所でソフトが導入されているということです。

そこで多くの人は、「多くの事業所で使われているから、メリットだらけなんじゃないの?」と考えますが、実際はそうではありません。

確かにメリットも多々ありますが、同時にデメリットも存在します。

筆者自身、某大手介護ソフトメーカー出身のため、シェアが高いことのメリット・デメリットは肌身で感じてきました。

そのような経験も踏まえて、まずはメリットに関して説明していきます。

シェアが高いことによるメリット

メリットは次の4つです。

①事業撤退の可能性が低くなる

シェアが高い介護ソフトメーカーほど、事業撤退の可能性は低いと考えられます。

なぜなら、シェアが高いメーカーの多くは年間売上だけではなく、内部留保も多いため、経営が安定しているためです。

例えば、シェアランキング4位のカナミックは安定した売上と利益により、東証1部に上場しています。

カナミック曰く、シェアが高いほど有利な「ストック型ビジネス」のため、安定した収益を上げられているとのことです。

②ソフト操作経験者が入社する可能性が高くなる

「私、前の職場でその介護ソフトを使用していました!」というケースは珍しくありません。

シェアが高いほどそのようなことが起こります。

もし新たに入社した職員が操作経験者であれば、研修時間とコストを費やす必要がなくなります。

③新商品のリリース頻度が比較的多くなる

シェアが高いメーカーは新商品を積極的にリリースしています。

それは、既存顧客が多いため「この新商品であれば、◯%のユーザーに買ってもらえるだろう」と売上予測が立てられるためです。

例えば、シェアランキング1位のNDソフトウェアはメインシステムである「ほのぼのNEXT」だけではなく、送迎システム「ほのぼのNAVI」やデジタルインカム「ほのぼのTALK」など数多くの製品をリリースしています。

このように、新商品に関しては、未開拓の事業所に販売するよりも、既存顧客に販売しやすいため、シェアが高いほど新商品をリリースしやすいといえるでしょう。

④法改正の対応スピードが早い

法改正に頭を悩ませる介護事業所は多いですが、それは介護ソフトメーカーも同様です。

短期間でプログラムを書き換えなければならないため、メーカー側には法改正を乗り切るだけの開発人員が必要になります。

その点において、シェアが高いメーカーほど開発人員が足りている傾向があるため、結果的に法改正の対応スピードが早くなります。

シェアが高いことによるデメリット

続いてデメリットを見ていきましょう。

要望への対応スピードが遅い

「もっとこの機能を使いやすくしてほしい」といった事業所からメーカーへの要望に対して、シェアが高いメーカーほど対応スピードが遅くなります。

場合によっては、全く対応しないということも往々にしてあります。

なぜなら、1つ機能を追加したり、改修したりすることで、その影響は全ての既存ユーザーに及ぶためです。(カスタマイズ専用の介護ソフトは例外です)

要望数が多ければ「これは市場が求めている機能」と認識し、優先的に対応していきますが、要望数が少なければ対応するリスクの方が大きいと判断します。

このように、良くも悪くもリスクとリターンを熟考した上で行動するため、要望への対応スピードも遅くなる傾向があります。

介護ソフトの選び方|シェアだけで決めるのは危険

危険な理由

シェアだけで介護ソフトを選ぶのは危険です。

なぜなら、「シェア率が高い=良いソフト」とは限らないからです。

最も重要なのは、数ある介護ソフトの中からあなたの事業所にピッタリの介護ソフトを見つけることです。

とはいえ、介護ソフトの選び方といっても、なかなか経験はないかとは思いますので、本記事では簡単に介護ソフトの選び方をご紹介します。

もし最適な1社に出会うことができれば、現状よりも大幅な業務改善ができる上、残業時間の圧縮、離職率の低下、研修時間の削減など様々な恩恵を受けることができます。

さて、介護ソフトの選び方で抑えておきたい流れは次の通りです。

【手順①】対応している介護ソフトを探す

【手順②】機能・価格・口コミ評価で選ぶ

【手順③】デモンストレーションを3〜5社受ける

【手順④】介護ソフト選定会議を行う

ここからは【手順①】〜【手順④】についてそれぞれ簡単に解説していきます。

※さらに詳細を知りたい方は下の記事で解説していますので、あわせてお読みください。

対応している介護ソフトを探す

まずは、あなたの事業所に対応している介護ソフトを探しましょう。

介護ソフトは約100種類も存在していますが、あなたの事業所に対応している介護ソフトはせいぜい多くても30社程度です。

その時点で候補を100から30まで減らすことができます。

しかし、事業種別によっては、100社→40社ということもあれば、いきなり100→10社まで絞り込まれる事業種別もあります。

いずれにせよ、まずは該当する介護ソフトを抽出することが第一になります。

絞り込み方法としては、下のリンクから事業種別などで検索をしてみましょう。(登録不要です。)

介護ソフトの候補を絞り込む

機能・価格・口コミ評価で選ぶ

次は介護ソフト毎に大きく異なる部分「機能・価格・口コミ」でさらに候補を絞り込んでいきます。

とはいえ、介護ソフトメーカーのホームページを見ても強み・弱みがわかりにくいといった問題点にぶつかる方も多いので、コチラから介護ソフトの一括資料請求を行い、介護ソフトの資料が手元に揃った状態で、じっくりと機能と価格を比較しましょう。

また、口コミ評価に関しては本サイトでしかわからないため、「資料+本サイト(介護のコミミ)」を併用しながら、さらに数を絞り込んでいきます。

大体、5社程度まで絞り込むことができれば、次はいよいよデモンストレーションを受けます。

デモンストレーションを受ける

介護ソフトのデモンストレーションを受ける前に「事業所が抱えている課題」をできる限り明確にしておくことが重要です。

もし課題があらかじめハッキリしていれば、メーカー営業がデモの際に語る「メリット」が本当にあなたにとってメリットかどうかが分かります。

一見メリットに見えるような機能でも、「導入してみたら結局使わなかった」ということはよく発生します。

また、課題を明確にしておくことにより、あなたが繰り出す質問のレベルを高くすることができます。

当日のデモは30分〜1時間程度に抑え、できれば複数名でデモを受けるようにしましょう。

そして、デモの最中には「メリット・デメリット・気になること」などを全て書き出しておきましょう。

デモが終わったら、各介護ソフトメーカーに見積依頼を行い、次の【手順④】に移ります。

介護ソフト選定会議を行う

ここまでくれば、あなたの手元には複数社のカタログと、見積書、そして「メリット・デメリット・気になること」をまとめた資料があるはずです。

それらの材料を元に、複数の職員で介護ソフト選定会議を行います。

ここでも重要なのが「事業所が抱えている課題」を解決できる介護ソフトかどうかです。

また、ただ課題が解決できるだけではなく、コストパフォーマンスに優れているかどうかまで考慮して選定しましょう。

もし会議が1回で完結しなければ、会議を複数回に分けて開催してもいいですし、場合によっては【手順①】から再スタートしてもいいです。

最も重要なのは「後悔しないこと」です。そのためには、しっかりと納得いくまで介護ソフトを選ぶ必要があります。

もし、職員全員が納得し、1つの介護ソフトを導入することができれば、得られる効果は非常に大きくなります。

失敗しない介護ソフト選びを実現するためにも、今回の内容をぜひ参考にしてみてください。

それでも介護ソフト選びに迷ったら

比較

各メーカーがリリースしている介護ソフトは多種多様な機能がありますので、各サービス種別毎に向き不向きがあります。

しかも介護ソフトの数が膨大なため、どうしても慎重になりすぎて導入まで長引きがちです。

そこで弊社無料コンサルティングサービス「ICTアドバイザー」へお問合せ頂ければ、御事業所に適した介護ソフトや業務改善ツールを数ある製品から選定し、紹介いたします。

介護のコミミはメーカーに忖度しない第三者目線で、お客様に寄り添いながらお悩みを解決できることを第一としておりますので、押し売りなどは決して致しません。

どんな些細なお悩みでも、お問合せお待ちしております。

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この記事の筆者

  • 佐藤拡史【監修者】

    佐藤拡史【監修者】

    NPO法人タダカヨ理事長。 普段は、介護ICTや介護ロボットの研究・普及活動を行っている社会福祉法人善光会サンタフェ総合研究室にて、上席研究員兼介護DX部長として勤務。介福養成校の学生向けに介護ICTや介護ロボットを講義した回数は100回以上。また、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム「高齢者と遠隔家族を繋ぐデジタル同居サービス研究開発事業」ワーキンググループ委員としても活動中。早稲田大学大学院経営管理研究科でMBAを取得し、ウェブ解析士、スマート介護士、デジタル庁認定デジタル推進委員の資格を保有。
  • 早坂祐哉【著者】

    早坂祐哉【著者】

    大学卒業後、大手介護ソフトベンダーに7年間勤務。年間約50法人に介護ソフトを新規販売し、最年少で営業成績1位を獲得。課題抽出から業務改善に関するコンサルティング経験も多数。後に、「介護のテクノロジーを最適化する」という理念のもと(株)GiverLinkを設立し、同メディア「介護のコミミ」を通じ、月間3万人の介護職員に情報発信をしている。

介護のコミミとは

介護のコミミとは、掲載数国内最大級の介護ソフト・介護システムの口コミ比較サイトです。

口コミ、料金比較、ランキングなど様々な切り口で介護ソフトを比較することができます。

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