【口コミ評判有】サ高住向け介護ソフト5選!導入メリットも解説

介護ソフトの選び方

【口コミ評判有】サ高住向け介護ソフト5選!導入メリットも解説
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サ高住向けの介護ソフトって何があるのかな?導入するメリットは何?

このような疑問にお答えします。

実は、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)に対応している介護ソフトはそこまで多くありません。

国内には100種類以上の介護ソフトが存在しますが、サ高住向けのソフトにおいては20種類程度です。

しかし、サ高住の幅広い業務をカバーできるソフトはさらに絞られます。

サ高住には介護保険請求はありませんが、他の事業所(ヘルパー)との連携だったり、立替金業務があったりと、多岐に渡りますが、なかなかそこまでカバーできる介護ソフトは存在しないのが現状です。

そこで、本記事ではサ高住に対応している介護ソフトの中から、サ高住での導入実績が多い5社に限定してご紹介していきたいと思います。

また、サ高住が介護ソフトを導入するメリットに関しても触れていきたいと思います。

5分程度で読める内容ですので、ぜひ最後までお付き合いください。

本記事の筆者について

大手介護ソフトメーカー出身。100箇所以上のサ高住にICTツールの提案・導入実績があります。

介護ソフトをフル活用しているサ高住だけではなく、エクセルで何とかしようとする事業所も数多く見てきました。

そのような経験を元に、介護ソフトを厳選して紹介していきます。

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サ高住向けの介護ソフトを導入する効果・メリットとは

サ高住を単体で見れば「介護保険請求」が無いため他サービスより請求業務がカンタンに思われがちですが、実際はそうではありません。

事業所によりますが、立替金があったり、敷金礼金、一時金、さらには軽減税率を考慮する必要があったりと様々な管理が必要になります。

そのため、請求業務1つとってもエクセルだけでは管理が困難です。

また、請求業務だけに限らず、利用者に関する情報管理や記録、稼働率の分析等など行う必要がありますが、それらの負担を網羅的に軽減してくれるのが介護ソフトです。

そこで、まずは介護ソフトを導入する効果・メリットについてまとめてご説明していきたいと思います。

ちなみに、今回はサ高住に特化した内容ですが、もし介護ソフトの機能を全般的に知りたい方は下の記事を参考にしてみてください。

それでは見ていきましょう。

注意:介護ソフトによって機能が実装されているかどうかは異なりますので、詳細はメーカーに問い合わせることをオススメします。

居室管理ができる(部屋移動や空室確認)

居室管理を介護ソフトで行うことができます。

例えば、今までエクセルやホワイトボードで居室管理をしていた事業所は次のようなことが効率化できます。

・部屋の移動(履歴管理もできる)
・空室の管理(稼働率の管理もできる)
・部屋の在室実績から請求データへの連動

もっとイメージしやすいように例をあげてみましょう。

例えば、あなたが事務室にいる際に、「サ高住への入居を検討している利用者」から電話があったとします。

もし介護ソフトを導入していれば、瞬時に「空き室」を検索して相手に伝えることができます。

また、もし「空き室」が現時点でなければ、「部屋が空く予定日」を検索して相手に伝えることができます。

それだけではなく、電話でヒアリングした情報をそのまま介護ソフトに入力したり、必要に応じて料金を概算することができます。

このように介護ソフトさえあれば、居室に関するあらゆる情報を入手することができるようになります。

請求書発行や未入金管理ができる

利用者やそのご家族に対する請求書や領収書を発行することができます。

あらかじめ介護ソフトに「計算式」を入れておくことにより、自動計算を行った後に請求書や領収書を発行します。

また、入院や外泊、欠食などの情報を登録しておけば、それらの情報を元に請求データに反映させることも可能です。

このように、介護ソフトが自動計算してくれることで負担軽減やリスク軽減につなげることができます。

立替金管理ができる(一時金や敷金礼金なども)

介護ソフトを使えば立替金、一時金、敷金礼金の管理ができます。

例えば、もし「新聞代」を事業所側が立替した場合、翌月に発行する「請求書」に立替した項目や金額を自動反映させることも可能になります。

このように、日々の出来事を介護ソフトに入力しておけば、月初や月末に請求処理で迷うことが少なくなります。

タブレットやPCで記録を電子化できる

利用者に関する「ケース記録」や、職員同士でやりとりすべき「申し送り」をパソコンやタブレットで作成・管理することができます。

例えば、タブレットを活用することにより、事務所まで利用者毎に整理されたファイルを取りに行くことなく、その場で記録確認・入力ができます。

紙の軽減や移動効率アップのために記録もICT化しているサ高住は年々増え続けています。

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こみたろう
タブレット運用のメリット・デメリットに関しては下の記事が参考になるよ!

訪問介護等のサービスと連携ができる(シフト管理も)

介護ソフトを使えば、サ高住だけではなく、他サービスと情報連携することが可能になります。

例えば、サ高住と訪問介護を併設している場合、ヘルパーの予定(シフト)を一元管理することができます。

例えば、1人のヘルパーが9:00〜18:00勤務だとした場合、9:00〜10:00は訪問介護に入り、10:00〜12:00はサ高住として入り、その後休憩・・・などと訪問介護とサ高住のシフトを一元管理することが可能 になります。

また、今回の例では「職員視点」として挙げましたが、「利用者視点」でも管理が可能です。

例えば、利用者が複数事業所をご利用になっている場合でも、介護ソフト内で記録を一元管理することができるため、「24時間の切れ目がない介護記録」を作成することができます。

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こみたろう
エクセルやホワイトボードだけでは難しいことでも、介護ソフトだったら実現できるね!

【厳選】サ高住向けの介護ソフト5選

これからご紹介する介護ソフトは、サ高住に対応している上で、シェアと実績が多い介護ソフトです。

※シェアに関する記事は以下が参考になります。

また、タブレット対応も可能なソフトだけに絞っています。

ただ、いずれのソフトも一長一短ありますので、まずは本記事をご覧いただき、その上で資料請求して画面周りや強みをチェックしてみましょう。

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それでは見ていきましょう!

①【カイポケ】とにかく経営支援が豊富!

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カイポケ 3.4 67件のカスタマーレビュー

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他の介護ソフトと比較しても、カイポケの経営支援サービスは圧倒的です。

開業支援から始まり、ホームページ作成やタブレット貸与、スマホレンタルなど多岐に渡るサービスを提供しています。

また、カイポケはサ高住向けの機能として、入居候補者様の問い合わせ状況・内覧状況・後追い状況なども管理することができます。

ライセンスフリーで使用できるため、出先でもチェックすることが可能です。

メーカー名 株式会社エス・エム・エス
対応サービス 通所系訪問系ケアマネ便利ツールその他訪問系障がい児便利ツール
機能 請求業務対応記録業務対応
費用 (例)居宅介護支援事業所:月額5,000円〜 デイサービス月額25,000円〜介護ソフトの相場をシミュレーションする
無料体験 あり
導入形態 クラウド(ASP)
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②【ワイズマンシステムSP】トップクラスのシェア!

ワイズマンシステムSP
ワイズマンシステムSP 3.5 67件のカスタマーレビュー

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ワイズマンはトップクラスのシェアを誇っていますが、同時に数多くのニーズをシステムに組み込んでいます。

例えば、サ高住の経営者であれば気になる「軽減税率」においてもワイズマンは素早く対応した実績があります。

また、地域医療連携にも力を入れていたり、新商品も積極的にリリースしていたりと、老舗ながらも目が離せない介護ソフトメーカーです。

メーカー名 株式会社ワイズマン
対応サービス 施設系短期系通所系訪問系ケアマネ便利ツールその他居住支援系訪問系日中活動系計画相談障がい児
機能 請求業務対応記録業務対応
費用 要問合せ介護ソフトの相場をシミュレーションする
無料体験 なし
導入形態 クラウド(ASP)
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③【カナミッククラウドサービス】営業支援ツールも搭載!

カナミック クラウドサービス

カナミックは施設入居前の問合せや見込み利用者管理ができる営業支援ツール機能を搭載しています。

また、パソコンやタブレットの台数に依存しないライセンスフリーなので、出先でもインターネットさえあれば操作可能です。

介護だけではなく、医療法人にも強いソフトということもありサ高住経営者からも人気のソフトです。

メーカー名 株式会社カナミックネットワーク
対応サービス 施設系短期系通所系訪問系ケアマネ便利ツールその他訪問系便利ツール
機能 ナースコール見守りシステム連動バイタル機器
費用 要問合せ介護ソフトの相場をシミュレーションする
無料体験 なし
導入形態 クラウド(ASP)
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④【ほのぼのNEXT】スケジュール管理が得意!

ほのぼのNEXT
ほのぼのNEXT 3.7 111件のカスタマーレビュー

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ほのぼのNEXTはトップクラスのシェアを誇る介護ソフトです。

訪問介護とサ高住を併設している場合でも、ほのぼのNEXTはスケジュール管理を1つの画面で行うことができます。

また、基本的にはマウス操作で完結するため、パソコン操作が苦手な職員からも支持されている介護ソフトです。

メーカー名 NDソフトウェア株式会社
対応サービス 施設系短期系通所系訪問系ケアマネ便利ツールその他
機能 記録業務対応請求業務対応
費用 要問合せ介護ソフトの相場をシミュレーションする
無料体験 なし
導入形態 オンプレミス・クラウド(ASP)
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⑤ 【ファーストケア】シンプルな操作感と体温計連携が人気!

ファーストケア
ファーストケア 4.0 1件のカスタマーレビュー

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✔ 初期費用・月額利用料すべて0円のフリー版あり

ファーストケアのタブレット運用は、非常に操作が分かりやすいと数多くの介護職員から指示されています。

また、バイタル機器とBluetooth連携も実現しているため、効率化が見込めると評判です。

比較的料金も安価であり、料金プランも多数用意されているので、事業状況に併せてプランを選択できるのも魅力です。

メーカー名 株式会社ビーシステム
対応サービス 施設系短期系通所系訪問系ケアマネ便利ツールその他
機能 記録業務対応請求業務対応
費用 初期費用ゼロ!月額ベース9,240円(税込み)~介護ソフトの相場をシミュレーションする
無料体験 あり
導入形態 オンプレミス
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サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)とは

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)とは、有料老人ホームの「利用権方式」の契約形態とは違い、「賃貸」という形で利用者と賃貸契約を結ぶ高齢者向けの住宅のことをいいます。

バリアフリーが完備されており、高齢者が住みやすいように環境が整えられているのが特徴です。

また、賃貸といってもスタッフが配置されており、訪問介護という形で介護サービスを提供しています。

利用権方式とは…..居室や共用設備、介護サービスや生活支援にかかる料金を一括で契約する形態のこと

サ高住の入居条件

サ高住のシステムが他の介護サービスと違うのと一緒で、その入居条件も独特です。

入居条件は「高齢者住まい法」によって定められているものを基準としています。

サ高住の基本的な入居条件・対象者は以下のような方です。

・60歳以上の方
・59歳以下で要介護状態である(要介護認定を受けている)

60歳以上であることが基本的な条件であり、60歳未満であるなら要介護認定を受けている必要があります。

その他、それぞれのサ高住の考え方により、入居条件に若干の違いがあることも。

例えば、自立度も入居条件の中に入れているなどです。

また、入居費用も施設によって違いがあるため、入居前に確認しておくことが大切です。

参考:ココファン

サ高住の設備

サ高住の設備は登録基準により、基本的に以下のように設定されています。

・各専用部分の床面積は原則25㎡以上
・各専用部分に、台所・水洗便所・収納設備・洗面設備・浴室を備えたものであること
・段差のない床や手すりの設置、廊下幅の確保がされているバリアフリー構造であること

特に着目すべきは、最後の「バリアフリー構造であること」という点です。

サ高住の設備は、バリアフリーであることが義務付けられているため、高齢者でも過ごしやすいような空間の中で暮らすことができます。

参考:厚生労働省「高齢者向け住まいについて

サ高住で受けられるサービス

サ高住で受けられる基本的なサービスは以下のようなものです。

・生活相談
・安否確認

実際には、上記以外のサービスを設定していることが大半ですが、基本的なサービスは上記2つとなります。

上記2つのサービスにオプションや個別サービスとして、レクリエーションやリハビリ、身体介護などが追加される仕組みです。

サ高住と一般的な老人ホームの違いは、その契約内容です。

サ高住は「賃貸」として部屋を貸すサービスであるため、介護ケアは訪問介護サービスとして提供します。

サ高住へ入居するまでの流れ

サ高住へ入居したい場合、以下のような流れとなります。

  1. ケアマネなどに入居の相談
  2. 施設を選ぶ・見学を行う
  3. 仮申し込み
  4. 入居審査・面談
  5. 本契約
  6. 入居

施設によって、方法はさまざまですがおおまかな流れは一緒です。

体験入居を実施しているサ高住もあるため、希望があればスタッフに相談してみると良いでしょう。

サ高住を探す際の相談窓口は、ケアマネージャーの他、オンラインの紹介サービスを利用するという選択肢もあります。

契約となったら、指定された書類を揃える必要も。

必要書類は、入居前に説明されます。

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この記事の筆者・監修者

  • 【監修者】吉岡政明

    【監修者】吉岡政明

    NPO法人タダカヨ 理事。老人ホーム施設長、福祉用具専門相談員、老人ホーム開発デベロッパー、シニア住宅入居相談員を経験する中でITツールを独学で開発し、社内・社外へ導入をする。特に、Spreadsheetで開発した介護保険の計画書自動作成システムで事業所の残業を無くすことに成功。現在は各法人の現場レベルに応じ、巻き込み型のオーダーメイドDX支援を本業に、DX化を切り口に業務効率化のサポートを行うと共に、業務効率化成功の後に取り組むべき営業戦略、採用戦略、定着率向上についてもワンストップで法人をサポート。デジタル庁認定デジタル推進委員。
  • 【著者】早坂祐哉

    【著者】早坂祐哉

    大学卒業後、大手介護ソフトベンダーに7年間勤務。年間約50法人に介護ソフトを新規販売し、最年少で営業成績1位を獲得。課題抽出から業務改善に関するコンサルティング経験も多数。後に、「介護のテクノロジーを最適化する」という理念のもと(株)GiverLinkを設立し、同メディア「介護のコミミ」を通じ、月間3万人の介護職員に情報発信をしている。

介護のコミミとは

介護のコミミとは、介護や障がい福祉の事業所における課題解決のパートナーになるべく立ち上がった業務改善プラットフォームです。

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