介護ソフトの選び方
介護ソフトってどれくらいの施設が使ってるの?どこまで電子化できているの?ソフトの相場価格は?
このような疑問を解消するために、介護職員へアンケートを実施しました。
サンプリング対象は約200人の現役介護職員です。(その200人においては全員法人が異なります。)
※今後はさらにサンプリング人数を増やしていきます
本記事の筆者は、元々大手介護ソフトメーカーに勤めていましたが、このようにしっかりアンケートをとったことはなかったので、大変興味深い結果になったと感じています。
「他の介護職員が介護ソフトに何を求めているのか」がわかる結果になっていると思いますので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
アンケートにご協力いただいた介護職員さんありがとうございました!
介護ソフトを導入した方が良いと聞くけど、導入した場合のメリット・デメリットが知りたい!
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ソフト選びでもう失敗しない!
介護ソフト導入の手引きを読む「現在、介護ソフトを利用していますか?」とアンケートしたところ半数以上の69%(138人)が介護ソフトを使用していると回答がありました。
ただ、今回のアンケートでは現場職員だけではなく、事務長や施設長も含めているので、これだけではまだ介護ソフトをどのように使用しているかわかりません。
そこで、「はい」と答えた69%に対し、どこまで介護ソフトを使用しているかをアンケートしました。
「介護記録の電子化についておしえてください」と介護ソフトを使用していると答えた方にアンケートしたところ、次のような結果になりました。
「パソコンを使用して電子化している」が52%
「タブレット端末でリアルタイムに記録している」が23%
「一部電子化できているが、理想とはかけ離れている」が13%
「今は紙管理だが電子化を前向きに検討している」が4%
「紙管理で、今後も電子化の予定はない」が8%
アンケート結果を分析すると、タブレット端末だけで介護記録を作成している割合は17%(24人)でした。
また、パソコンを使って電子化している職員は全体の52%(72人)でしたが、パソコンとタブレットを併用している職員は20%(28人)でした。
つまり、32%の職員(44人)がパソコンでしか電子化できていないということになります。
また、パソコンでしか電子化できていない職員のうち、18%(8人)が一部電子化できているが理想とはかけ離れていると回答しました。
介護記録の電子化ができている事業所は過半数を超えるものの、その殆どがパソコンでの電子化であり、タブレット端末を併用している割合は20%しかなかった
まだまだタブレット運用が浸透していなかったことにビックリしました!
・「満足しているため使い続けたい」が36%
・「概ね満足しているが、使い続けるかどうかわからない」が33%
・「どちらともいえない」が12%
・「不満はあるが他社ソフトへの乗り換えは検討していない」が14%
・「他社に乗り換えたいほど不満」が5%
パソコンとタブレットを併用して介護記録を作成している場合、満足度は非常に高い。一方で、パソコンしか使っていない場合は30%しか十分に満足していない。
タブレット端末のニーズがわかるアンケート結果だね
・「職員が使いこなせないため」が32%
・「必要性を感じていないため」が25%
・「コストがかかるため」が18%
・「介護ソフトを使う仕事内容ではないため」が14%
・「介護ソフトを使いたい気持ちがあるが導入権限がないため」が11%でした。
たしかに、「介護ソフトを導入しても運用に乗せられる自信がないから・・」と導入を断念してきた事業所もたくさんあったよ
・「機能」が59%
・「サポート」が26%
・「価格」が13%
・「その他」が2%
まず、介護ソフトを使用していないと答えた方に焦点をあててみましょう。
介護ソフトを使用していない層においても、最も重視していたのは「機能」41%でした。
しかし、注目すべきは「サポート」を最も重視しているのが31%だったいうことです。
一方で、介護ソフトを使用している層においては、サポートを最も重視していると答えた割合が21%でした。
介護ソフトを使用しているか、していないかで、サポートを最も重視する割合が10%も違うことがわかりました。
きっと、介護ソフトの導入に対して、不安な気持ちを持っている人が多いということだね
次に介護ソフトを使用している層に焦点を当ててみましょう。
先述したとおり、介護ソフトを使用していない層が「最も機能を重視している」と答えた割合は41%でした。
しかし、介護ソフトを使用している層においては61%が機能を最も重視していることがわかりました。
その差は20%です。
介護ソフトを使っている層と、使っていない層の思いの差が数値に表れているね
「介護ソフトの年間コストで妥当だと思う金額をおしえてください」と質問したところ、次のような結果になりました。
・「5万円未満」が20%
・「5万円以上10万円未満」が32%
・「10万円以上15万円未満」が24%
・「15万円以上20万円未満」が5%
・「20万円以上25万円未満」が8%
・「25万円以上30万円未満」が3%
・「無料」が3%
・「その他」が5%
どうしてもこのデータだけでは、事業規模などに影響してくるため正確に把握することが難しいでしょう。
たとえば、特養に勤める方が「5万円未満」と答えるのと、デイ単独に勤める方が「5万円未満」と答えるのでは大分認識が異なってきます。
またそれは、事業所数やパソコン台数によって異なるため、この結果はあくまで参考程度にとどめておいてください。
一応分析すると、「価格を最も重視している層」が今回のアンケートで「5万円未満」もしくは「5万円以上10万円未満」と答えた割合は85%でした。
一方で「機能を最も重視している層」は今回のアンケートで「5万円未満」もしくは「5万円以上10万円未満」と答えた割合は47%でした。
「価格」を重視している層とは38%も差があることがわかりました。
機能を重視している人の多くは、「ある程度コストはかかるものだ」と思っているのかもね
人手不足が深刻化する日本においては、足りない労働力をいかにICT化で補うかが重要視されています。
その点で今回のアンケート結果から「まだまだICT化が進んでいない」と改めて感じました。
もし、まだいまの介護ソフトに満足していないのであれば、運用を見直すことからはじめ、それでも解決しない場合は介護ソフトの変更をおすすめします。
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