介護現場の声・悩み
「介護業務で問題が起きたけれど、解決法を調べる際どうしたらいいか分からない…」
「こういうケースではどうすればよいか、現場に解決策を持っているひとがいない」
このような方はいらっしゃいますか?
介護の仕事は専門性が高く、経験やスキルが求められるケースも多々あります。
こういうときに情報収集が上手にできると、悩みを減らして業務を改善できるようになります。
この記事では、厚生労働省や総務省の情報をもとに、情報収集やITリテラシーの大切さ、おすすめの情報収集先、情報収集をする際に気を付けたいデメリットなどについて紹介していきます。
この記事を読めば、介護の仕事を効率的に進め、質の高い介護を提供するために、どのように情報を収集すればよいかが分かるでしょう。
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口コミランキングを見る介護の仕事の根幹にあるのは、高齢者の尊厳を守り、自立を助けることです。
どのような介護サービスが必要なのかは一人一人異なるため、介護従事者には豊富な知識と、利用者に適切な情報を選ぶ力が求められます。
インターネットが普及している現代、情報収集は簡単に行えると思われがちですが、情報が氾濫しているがゆえに、真に正しい情報を精査するのが難しいのが実情です。
情報収集力が付き、短い時間で多くの情報を精査できれば、仕事の効率が良くなり、業務全体のスピードを上げることができるようになります。
施設利用者に対して最適な情報をアウトプットできるようになるため、介護の質を向上させることも可能です。
最新情報をキャッチできるようになり、常に更新された情報で利用者に接することができるようになります。
介護に対する理解が深まり、仕事に自信を持って取り組めるようになった先には、介護福祉士やケアマネジャーなど、より専門性の高い資格試験にチャレンジする道も開けていくでしょう。
こうした情報収集のメリットを最大限に活かすためにも、不確実な情報に惑わされず、情報の正しい取捨選択ができるようにITリテラシーを高めることが重要になってきます。
介護に関する情報は日々更新されており、最新情報をキャッチして業務に活かすことは必要不可欠です。
例えば、褥瘡を処置する際、昔は乾かすことが基本でしたが、現在では傷を覆うドレッシング剤を用い、湿潤環境におく方法が取られることもあります。
情報を更新せずに従来の方法を踏襲していると、逆効果になってしまうことがあるという良い例でしょう。
情報収集ができていれば、利用者に最適な介護を提供できるほか、医師や看護師との連携もスムーズに進みます。
自信をもって対応できる点もメリットといえるでしょう。
そのほかにも、他の介護事業所が行っている取り組みや成功事例、介護に関する法改正や介護、医療業界全体の動向など、介護士が収集しておいた方が良い情報はたくさんあります。
業務の中で疑問が生まれたときに一から調べるのではなく、既に持っている情報からアウトプットできるため、効率が良くなり、仕事のスピードがアップする点は大きなメリットです。
スキルアップや資格試験の挑戦、正社員登用を視野に入れている人は、日ごろから情報のインプットとアウトプットを繰り返しておくことで自然と必要な力が身についていきます。
また、情報収集をする力は、施設利用者のトラブル対応にも役立ちます。
トラブルはさまざまな原因が複雑に絡み合って起きることが多く、本人と周囲から情報を収集する必要があるからです。
トラブルの背景にある情報を知って対処するとスムーズに進むことも多くあります。
情報は役に立つ便利なものですが、収集の方法を間違えたり、うまく精査できなかったりすると逆効果になることも多いです。
ここからは、主な情報収集の方法とメリット、注意しておきたいデメリットについて紹介します。
Webサイトを利用して情報収集をするメリットは、大量の情報を簡単に調べることができる点です。
最新情報や時事関係の情報もすぐに公開されるため、知識のアップデートに役立ちます。
文字数やリンクできる参考記事の数に制限がないため、知りたい内容をすべて網羅しているような、内容が濃く、レベルの高い記事を見つけることも可能です。
一方で、特に個人が匿名で作成している記事には信頼性の低いものが散見されます。
レベルの高い記事と低い記事が混在している点は、Webサイトを利用して情報収集をする際のデメリットと言えるでしょう。
発信する人の主観が含まれていることを念頭に置いて、内容の正確性や真偽を精査する力が求められます。
誤報がそのまま掲載されることもあるため、後日訂正されることがないかどうか継続して確認することも必要です。
書籍や月刊誌などの定期購読媒体に共通しているメリットは、特定の専門分野に強いことです。
介護専門の書籍を利用すれば介護だけに特化した情報を集めることが可能で、入門者向けの情報からより高度な情報まで、幅広く情報を収集することができます。
図書館で利用できる点や、後日読み直すことができる点もメリットと言えるでしょう。
月刊誌などの定期購読媒体であれば、最新の情報も入手できます。
一方で、書籍で情報を入手する際には、発刊年月日や根拠とするデータの日付を確認する必要があります。
既に評価の定まった分野には強い書籍ですが、速報性がない点はデメリットです。
また、学術書や学術雑誌は高額なものが多く、手軽さには欠けます。
SNSを利用して情報収集をする最大のメリットは、速報性に優れている点です。
最新情報のトピックスを収集するのに最も適した方法だといえるでしょう。
投稿にコメントしたり、情報を共有したりすることも容易で、同じ立場の人と共感しあうことが可能です。
文字数の制限があるTwitterや写真をメインに使うInstagramなど、一目で内容が分かる手軽さもあります。
一方で、確定的でない内容も速報として投稿されるため、継続した情報の確認ができない場合は注意が必要です。
古い情報が日にちを置いて拡散されることもあるので、情報がいつ発信されたものかを常に確認するように心がけましょう。
匿名の個人による発信には、真偽が疑わしいものも多く含まれます。
投稿者の他の投稿を確認するなどして、信頼のおける相手かどうかをチェックするITリテラシーが特に求められます。
総務省の「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、ネット系動画の20代の平均利用時間は、平日54.5分、休日80.2分です。10代では、テレビの利用時間よりもネット系動画の利用時間の方が多く、若い世代がネット系動画で情報を収集していることが分かります。
動画配信サービスが支持されているのには、場所や時間を選ばずに視聴でき、ほかの作業をしながらでも情報収集できる手軽さが受けているからでしょう。
実際の動作を動画で確認できるため、目で見て分かりやすい点もメリットです。
一方で、動画配信は誰でも行うことができ、専門知識に乏しい人が発信している可能性がある点はデメリットといえるでしょう。
再生数を伸ばすために、目を引くようなタイトルで不安をあおる内容もあるため、情報の真偽を見抜く力が必要になります。
介護の仕事をしていて悩みや疑問が生まれたときに参考にしたいおすすめの情報収集媒体について、具体的に紹介していきます。
それぞれのメリットとデメリットを考慮し、組み合わせて活用することでより有益な情報を得ることが可能です。
※厚生労働省公式HPから引用
介護や高齢者福祉は厚生労働省の管轄です。
介護に関する調査報告や法令・通知などが公開されており、誰でも見ることができます。
厚生労働省のホームページには、信頼性が高い情報が集まっています。
介護施策について疑問に思うことがあれば、まず厚生労働省のホームページを確認してみましょう。
厚生労働省のホームページには、介護保険制度の概要や、厚生労働省が取り組む地域包括ケアシステム構築の取組事例、介護ロボットの導入・活用支援など、介護に関する多種多様な情報が掲載されています。
介護事業には、家族介護支援事業や要介護認定など、国ではなく自治体が行う支援もあるため、自治体のホームページも合わせて確認するとよいでしょう。
※NPO法人タダカヨ公式HPから引用
介護士の業務改善に役立つWebサイトとしておすすめなのが「タダカヨ」です。
無料のITサービスを利用して介護業界を働きやすい職場に変えようという目的で運営されており、介護に関するオンラインイベントや介護に役立つアプリの紹介、オンライン面会のマニュアル、IT活用成功事例などが掲載されています。
介護の現場にITを取り入れると業務の効率化が期待できる一方で、導入資金やIT知識の不足により二の足を踏んでいる事業者が多いようです。
導入する前にITツールについて知りたいときや、実際に導入したものの、うまく使いこなせていないときにも参考になります。
ITに関しては頼りにされることが多い若い世代にとっても、情報を収集しやすいWebサイトです。
※おはよう21「2021年9月号」より引用
月刊誌「おはよう21」は介護専門職のための総合情報誌です。
定期購読や電子版の購読も可能で、雑誌の内容を保管する動画コンテンツも配信されています(年間購読者は無料で視聴可能)。
介護全般からテーマを絞った「特集」と「在宅特集」「マネジメント特集」「連載」「その他のコンテンツ」などで構成されており、介護の実態に即した専門的な内容を読むことができます。
写真が多く読みやすいため、忙しい仕事の合間に読むのにもぴったりです。
介護士になったばかりの人にも分かりやすく参考になる記事が掲載されており、多くの介護士から支持されています。
「専門書を読むのはハードルが高い」と感じている人にも読みやすく、施設の研修などで取り上げられることもある雑誌です。
体裁:AB判・96頁(増刊号 AB判・88頁)
定価:通常号 996円(税込)※送料は別途
増刊号 1,309円(税込)※送料は別途
年間購読料:1年契約(計14冊)13,750円(税・送料込み)
3年契約(計42冊)40,700円(税・送料込み)
出版社名:中央法規出版
※電子購読・紙媒体どちらも対応
※イラストで理解する初めての介護-心と技術-より引用
高齢者を介護する際に必要なのは技術だけではありません。
高齢者の尊厳を守ろうという心構えも大切です。
この本では、「介護の基本となるもの」「介護に必要な視点」「生活支援の介護」「利用者の状態に応じた介護」の4つの章に分けて、心のこもった介護をするための方法をイラストで解説しています。
利用者の状況や必要な生活支援をケースごとに紹介しているため、実際に介護をする際に参考にしやすく、「うまく介助できないけれど、何を工夫すればよいのか」「より良い介護を行うための方法を知りたい」と考えている人におすすめの内容です。
介護初心者の参考になる本ですが、経験を積んだ後も何度も繰り返し読むことで、介護の基本に立ち戻ることができます。
価格2,420円(税込)
ページ数:219ページ
発行年月日:2011/08/20
出版社名:中央法規出版
発行形態:単行本
介護士の情報収集ツールとしておすすめなのは「Twitter」です。
SNSの利用者数を調査したデータによると、Twitterの利用者数はLINEに次いで2番目に多い4500万人(2017年現在)で、若い世代だけでなく30代以上の年代も利用しています。
双方向のコミュニケーションが活発なので、介護士同士の情報交換をするのに適したツールです。「他の事業所の実態」や「他の介護士がどのような悩みを抱いているのか」といった「ここだけの話」を知ることができるのも特徴だといえるでしょう。
「介護・福祉」の503法人に「介護×ICT」アンケートを実施しました
— 早坂祐哉@介護の業務改善 (@nexea_solutions) July 6, 2020
・ICT化に反対する職員はかなり多い(特に40代女性介護士)
・ICT化に積極的な事業所は「離職率が低い」と感じている傾向あり
・ぜんぜん介護記録の電子化は進んでいなかった
僕らもがんばります!
https://t.co/KKinPYF2Ln
速報性が高いため、介護に関連するアカウントをフォローしておくだけで最新の情報を入手することができる点もおすすめです。
自ら発信する際は、施設利用者の個人情報を記載しないように注意しましょう。
※YouTubeチャンネル「介護職のためのチャンネル」より引用
YouTubeには介護をテーマにさまざまな切り口で編集された動画が多く公開されています。
中でも、株式会社カイゴメディアが運営する「介護職のためのチャンネル」は、介護の仕事をする人に役立つ情報が豊富です。
現職の介護職員が覆面をかぶって本音を暴露する座談会や、「夜勤の乗り越え方」「人間関係」など介護士のためになる話、動画で学ぶことができる介助術などをバラエティ番組を見るかのようにチェックすることができます。
「介護職のあるある」を取り上げたコントなど、楽しみながら視聴することができる点も特徴です。
施設で活用できるレクレーションの動画など、すぐに業務に反映させられる内容も多く公開されています。
上手に活用すれば介助のスキルをあげたり、レクレーションの幅を広げることが可能です。
介護の仕事で生まれる悩みや疑問は、全国の多くの介護士が抱いているものでもあります。
WebサイトやSNS、動画サイトなどには同じ経験をしている介護士の生の声が投稿されており、思いを共有したり、アイデアを参考にしたりするのに有益です。
書籍や雑誌の情報は、専門家による信頼のおけるものが多く、繰り返し読んで参考にすることができます。
厚生労働省や自治体のホームページには、介護に関する施策や調査データが公開されており、介護士が知っておきたい情報の宝庫と言っても過言ではありません。
正しい情報を入手するためにはITリテラシーを高めておくことも大切です。
それぞれの媒体のメリットとデメリットを理解したうえで、情報収集を行い、業務内容にアウトプットできれば、業務の効率化と改善が可能になるでしょう。
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