【2024年】見守りシステムの離床センサー10選!特徴も徹底解説

介護ロボット・センサーの選び方

【2024年】見守りシステムの離床センサー10選!特徴も徹底解説
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こみたろう

「離床センサーってどれを選んだらいいのかな?」
そんな声にお応えしていくよ!

今、介護施設で普及しているのが、入居者の徘徊やベッドからの転落などを自動的に検知する離床センサーです。

専門知識を身につけた介護人材の不足が課題となっている施設で、その課題解決に役立っています。

ただ、離床センサーには少なくとも8種類があり、どれを選べばいいのか判断するのが難しいと考える人も多いようです。

また、離床センサーをスマホ・PCなどのデジタル端末と連携させるツールも、コストに見合った業務改善効果が得られるものを選択したいところでしょう。

この記事では、介護機器メーカーが公表する情報を元に、離床センサーの基礎知識をわかりやすく解説し、離床センサーを10つ紹介します。

介護人材を新たに採用するよりも高いコストパフォーマンスが得られる離床センサーのことを、より詳しく理解していただけます。

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離床センサーとは?

離床センサーは大別すると、「ベッドセンサー」「ベッドサイドセンサー」「マットセンサー」「タッチセンサー」「ピローセンサー」「赤外線センサー」「クリップセンサー」「カメラセンサー(見守りカメラ)」の8種類があります。

介護を受ける人は、普段ベッドで横になっていることが多いです。

また、不用意に出歩くと事故や行方不明のおそれがあるため、ベッドやその周りにいることが基準であり、ベッド周りから離れていることが異常事態といえます。

ですから、ベッドや枕、その周辺にセンサーを設置することで異常事態を自動的に検出し、即座に介護スタッフへ知らせるのが離床センサーの役割です。

介護施設にとっては、人件費や見回りの回数を減らして現場の負担を軽くする効果が期待できます。

また、かつてのように利用者の身体を拘束して、人権侵害だとクレームを付けられるおそれが解消されるメリットも大きいのです。

離床センサーは1つだけ利用するのでも十分に便利ですが、複数の離床センサーを並行して利用した方が、異常を見逃さず確実に検知できる可能性が高くなります。

各種離床センサーの種類・特徴

先に挙げた8種類の離床センサーについて、ここではそれぞれの特徴や基本機能について解説します。

メーカーによっては離床センサーの一般名称が、ここで紹介している名称と異なる場合がありますので注意して読んでください。

ベッドセンサー

ベッドセンサーは、シーツなどの下に仕込む装置です。

寝ている人の重量を正しく検知している状態を正常とし、重量が検知できなくなると異常状態として扱い、介護スタッフに通知を送ります。

つまり、寝ている人がベッドの隅や端に寄りすぎていたり、ベッドから転落したり、ベッドから離れるべきでない時間帯に離れていたりする状況を、介護スタッフに代わって自動的に把握できるようになるセンサーです。

ベッドセンサーはマット状になっていますが、所定の部分以外で折り曲げたりしないように注意してください。

特にセンサー部分を折り曲げると故障の原因になります。

ベッドサイドセンサー

ベッドサイドセンサーもベッドセンサーの一種といえます。

ベッドで起き上がって出入りするマットレスの端の部分に仕込んでおくことで、お尻の重さを検知したときに異常として介護スタッフに通知が行きます。

寝返りでベッドサイドセンサーの上に乗っかったとしても、異常として検知しません。

センサーの上に座った状態を初めて異常として感知するので、介護施設にとっては、利用者が移動や徘徊を開始したおそれをいち早く把握するのに役立ちます。

マットセンサー

室内のベッド以外の床面に仕込んでおけば、利用者がその上から踏むなどすると、異常状態として介護スタッフに知らせます。

つまり、施設利用者がベッドから離れている状態を、自動的に感知するのがマットセンサーの役割です。

部屋の出入口付近の床にマットセンサーを置けば、利用者が部屋から出て行った可能性を専門に検知しますし、ベッドサイドの床に設置した場合には、利用者のベッドからの落下を確実に検知できます。

ベッドセンサーなどと組み合わせて使うことによって、さらに検知の確実性は上がり、利用者の安全をより確保できるようになるでしょう。

タッチセンサー

タッチセンサーは、人の指などが触れたことを検知できるセンサーで、スマートフォンの画面などに使われているのが代表的な例です。

介護の現場では、ベッド脇の手すり・柵などに設置することで、ベッドから起き上がろうとしている可能性を検知し、介護スタッフに知らせる役割を担っています。

このタッチセンサーも、ベッドセンサーなどと組み合わせて使用することで、利用者が徘徊しそうな前兆を介護スタッフがいち早く把握し、リスクを未然に防ぐ可能性をより高められるのです。

ピローセンサー

ピローセンサーは、枕に仕込んでおくセンサーです。

つまり、枕から利用者の頭部が離れたことを検知する役割を担っています。

病院などでは、手術後で絶対安静の患者に対して、病床の枕にピローセンサーを設置することもあります。

介護の現場では、ベッドセンサーと組み合わせることで、施設利用者がベッドから転落したり、徘徊したりする予兆をより確実に検知できるようになるでしょう。

ただし、枕から頭が外れただけで異常状態として警告が入るので、スタッフがより頻繁に見回りせざるを得なくなり、ベッドセンサーだけ使う場合よりも現場の負担が増すおそれがあります。

超音波・赤外線センサー

赤外線センサー(居室センサー)は、人が通過したことを検知することができるセンサーです。

接触がなくても異常を検知できる点で、今まで挙げてきたセンサーと異なる特徴があります。

人の動きを検知して点灯や消灯する室内用ライトや屋外用防犯灯などのスイッチとして、昔から実用化されている赤外線センサーは、技術的にもこなれていて故障も比較的少ないです。

介護施設でも適切に設置することで、認知症がある利用者の徘徊などを未然に防ぐことができるでしょう。

クリップセンサー

クリップセンサーは、利用者のベッドに設置しておく装置です。

センサーとマグネットで繋がったコードの先にあるクリップを利用者の衣服に挟んでおくことで、利用者がベッドから移動しようとしたときにはセンサーからコードが外れ、異常を検知できる仕組みとなっています。

他の離床センサーと比べて技術的にシンプルで、導入コストも比較的安いので、最初にクリップセンサーを利用する介護施設も少なくありません。

また、個人宅の家族介護でも使われる例があります。

カメラセンサー(見守りカメラ)

カメラセンサー(見守りカメラ)は、路上や店舗などに設置されている防犯カメラ(監視カメラ)を小型化し、介護などの現場などでも利用できるようにした装置です。

利用者の個室内の様子をリアルタイムに映像として記録するだけでなく、利用者が移動したり、不審者が入り込んできたりした場合は、そうした映像の変化を異常として自動的に検知し、介護スタッフに知らせることができます。

やはり、他の離床センサーと組み合わせることで、利用者の徘徊を防止する高い効果が期待できるでしょう。

離床センサーの選び方

離床センサーをより効果的に使うためには、その選び方が大切です。

しかし、「何を基準に選んだらいいのかわからない」という方もいるのではないかと思います。

そこで、ここからは離床センサーの選び方を、それぞれ解説していきます。

利用者の状態・転倒リスクの把握

離床センサーを選ぶ前に把握しておきたいのが、利用者の情報です。

状態や転倒リスクを考える上で特に大切なのが、利用者の身体の状態や認知機能、疾患の状態などです。

例えば、同じ「よく動く人」でも、疾患の状態により転倒することで、状態が悪化してしまうリスクのある利用者であれば、より敏感に感知できるような「ピローセンサー」などが必要になります。

重い疾患などがなく、状態が良好である場合は利用者の普段の動きに合わせた離床センサーを検討すれば良いでしょう。

適切な離床センサーを選ぶためにも、利用者の状態はなるべく具体的に把握しておくようにしましょう。

通知方法

離床センサーに通知する方法は、主に以下の2つのタイプになります。

  • ナースコールで受信
  • 専用受信機で受信

専用受信機で受信するタイプのものは、主に小規模な施設で使われることが多いです。

逆にナースコールで受信するタイプのものは、大規模で利用者数が多いような施設で多く使われています。

ケーブルの有無

離床センサーの中でもベッドセンサーやマットセンサーなどは、ケーブルがあるタイプとないタイプのものがあります。

ケーブルがないコードレスタイプのものを使用することで、どこでも使えることができ、また利用者がケーブルに足を絡め、転倒するリスクがないことがメリットであるといえます。

しかし、コードレスタイプのものはケーブルタイプのものよりも値が張ることが多いです。

リーズナブルに購入したい場合には、ケーブルタイプの離床センサーがおすすめかもしれません。

価格・費用

離床センサーは、同じタイプの機能のものでも、メーカーによって価格に違いがあります。

また、メーカー内でも大きさや機能性、タイプによって更に価格が異なります。

価格は安いに越したことはありませんが、大切なのは「価格に見合った機能がついているか」です。

安すぎて機能性が劣り、離床センサーの役目を果たせないものであれば購入の意味がなくなってしまいます。

購入の際には、機能性を含めた価格で判断し、コストパフォーマンスが良いものを選ぶのが理想的です。

レンタルも可能

離床センサーは、状況により介護保険の福祉用具貸与サービスを利用して、自己負担1〜3割程度でレンタルすることも可能です。

ただし、レンタルできるかの可否は要介護度によって違うため、気になる方は福祉用具貸与サービス担当者に確認してみるのも良いかもしれません。

購入して「思っていたものと違う」とならないように、可能であれば最初はレンタルで試すのもおすすめです。

【2024年版】離床センサー10選

複数種類の離床センサーがセットで販売されている例もありますが、その分、導入コストがかさんでしまうのは欠点です。

それぞれの利用者の状況に応じて、必要な離床センサーを個別に導入した方が、初期費用を安く抑えることができますし、必要がないと分かったセンサーを撤去する場合の損失も低くなります。

たとえば、認知症のある利用者が増えた場合に、一室分の離床センサーの設置数も増やしていくなど、臨機応変な対応ができるのが個別導入のメリットです。

以下、2024年の時点でおすすめできる離床センサー製品を9つ厳選して紹介しています。

施設抜けの見守りシステムをまとめた記事がありますので、そちらもよろしくお願いします。

①【LIFELENS】パナソニックホールディングス株式会社

LIFELENS
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✔ デモあり

価格 機器購入費などの初期費用+一室あたり1870円〜(税込)/月
センサーの種類 ベッドセンサー、見守りカメラ
設置箇所 ベッド(ベッドセンサー)・個室内など(見守りカメラ)
連携可能なツール みまもりビューアー

ベッドセンサーに該当する「シートセンサー」と、カメラセンサー(見守りカメラ)に該当する「vieureca(ビューレカ)」のセットですが、どちらか必要なセンサーのみ導入することも可能です。

各センサーから送られてきた信号を介護スタッフ側が一元的に管理できる連携ツール「みまもりビューアー」は、利用者が就寝しているときの動きだけでなく、バイタルサイン(脈拍や呼吸など)も検知してリアルタイムに記録し続けますので、健康管理にも役立ちます。

メーカー名 パナソニックホールディングス株式会社
対応サービス 施設系短期系訪問系
機能 インカム連動スマートフォン連動センサーマット連動ナースコール介護ソフト連動見守りシステム連動離床センサー・ドアセンサー・トイレセンサー・ナースコール
費用 利用するセンサー等により異なります。まずはお問い合わせ・ご相談ください。
無料体験 あり
導入形態 クラウド(ASP)
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②【LASHIC-care(ラシク)】インフィック株式会社

LASHIC-care(ラシク)

※LASHIC-care公式サイトより画像引用

価格 非公開
センサーの種類 ベッドセンサー、赤外線センサー(居室センサー)
設置箇所 ベッド(ベッドセンサー)・個室内など(赤外線センサー)
連携可能なツール

センサーから送られてきた信号を受信する専用の連携ツールもセットに加わります。

AI(人工知能)によって利用者の離床時刻を予測する機能など、便利な介護サポートシステムを搭載しています。

LASHIC-care(ラシク-ケア)は、介護事業者として20年以上活動してきたインフィックグループが開発したセンサーセットです。

介護現場の細かい要望を的確に吸い上げて製品に反映させているので、現場スタッフの欲しい機能が詰まっている特徴があります。

双方向通話ができるナースコールと受信用イアフォンもセットになっています。

③【A.I.Viewlife】エイアイビューライフ株式会社

A.I.Viewlife

※A.I.Viewlife公式サイトより画像引用

価格 約160万円~(生体センサー連動版システム導入セット+作業費+サポート費)
センサーの種類 カメラセンサー(見守りカメラ)・生体センサー
設置箇所 自室内・施設利用者自身
連携可能なツール ナースコール連携(ナカヨ・ケアコム・アイホン)、介護記録連携(ほのぼのNEXTワイズマンケアカルテ福祉の森

A.I.Viewlife(エイアイビューライフ)は、カメラセンサー(見守りカメラ)を応用した広角IRセンサーと、利用者の呼吸や脈拍などをリアルタイムに検知する生体センサーを組み合わせた製品です。

広角IRセンサー1台で、利用者の個室の隅から隅までその動きを把握することができ、転倒などのリスクがある危険なパターンの挙動を検知したら、連携ツールで知らせます。

また、多床室でもそれぞれの利用者の動きを広角IRセンサーで把握し、連携ツール端末で記録し続けます。」

④【スマット】株式会社テクノスジャパン

スマット

※スマット公式サイトから画像引用

価格 12万1000円(税込)~
センサーの種類 マットセンサー
設置箇所 ベッドそばの床など
連携可能なツール 要問合せ

病院や介護現場に役立つ機器を開発している株式会社テクノスジャパンの「スマット」のマットセンサーは、既設のナースコールと連携できるので、利用者はボタンを押すだけでスタッフを呼ぶことができますし、徘徊の予兆をスタッフが前もって察知することにも役立ちます。

また、専用多機能受信機とマットセンサーのセット(スマットN・スマート)であれば、利用者がマットを踏んだ場合のみ検知し、スタッフなど他人が踏んでも検知しない設定にすることも可能です。 

⑤【見守りライフ】トーテックアメニティ株式会社

見守りライフ
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✔ 商品説明・デモ/トライアル・現地調査あり

価格 非公開
センサーの種類 ベッドセンサー(荷重センサー)
設置箇所 ベッド
連携可能なツール 見守りシステム(詳細は要問合せ)

福祉や医療をはじめ、さまざまな分野でデジタルソリューションを提供しているトーテックアメニティ株式会社の「見守りライフ」は、ベッドセンサーを中心とした介護支援製品です。

ベッドセンサーは、PCの専用ソフトだけでなくスマホアプリとも連携できるため、スタッフは移動しながらでも現状を把握可能となり、介護の機動性もより高まるでしょう。

また、ベッドセンサーでは利用者の体重を自動的に計測したり、眠りの深さを計測したりする機能も搭載しています。

メーカー名 トーテックアメニティ株式会社
対応サービス 施設系短期系その他居住支援系日中活動系
機能 ナースコールバイタル機器介護ソフト連動
費用 お求めやすい価格でご提供させていただきます。是非お問い合わせください。
無料体験 あり
導入形態 クラウド(ASP)
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⑥【まもる~のSHIP】株式会社ZIPCARE

まもる~のSHIP
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価格 本体購入プラン:800円/月+130,00/台~
サブスクプラン:4500円/月~
センサーの種類 ベッドセンサー
設置箇所 ベッド
連携可能なツール AI見守りコンシェルジュ(アプリ)
オプション まもる~のマットL(マットセンサー)
まもる~のチェアー(車椅子用)
まもる~のトイレ(便座用)
まもる~のドアセンサー(開閉検知用)

※まもる~のSHIP公式サイトより画像引用

機能や特徴:「まもる~のSHIP」は、ベッドセンサーが検知した利用者の挙動や異常を、連携ツールでいつでも確認できる介護支援セットです。

利用者の睡眠・離床だけでなく、部屋の室温もリアルタイムに計測するため、夏季の熱中症対策にも役立ちます。

また、利用者の要介護度に応じて警告レベルを調整できるので、警告が鳴りすぎて現場の負担が重くなるおそれもありません。

オプションとして、利用者の移動状況をさらに詳しく記録できるようになる各種センサーも用意されています。

メーカー名 株式会社ZIPCARE
対応サービス 施設系短期系
機能 離床センサー・ドアセンサー・トイレセンサー・ナースコール
費用 購入:機器費用\130,000/台 月額費用\800/台 レンタル:機器費用\0円/ 月額費用\4,500/台 ※オプション追加によって料金は変わります。
無料体験 あり
導入形態 クラウド(ASP)
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⑦【守ってねプラス】上田日本無線株式会社

守ってねプラス
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✔ 無料お試しあり

価格 非公開
センサーの種類 ベッドセンサー
設置箇所 施設利用者の身体
連携可能なツール ナースコールシステム(詳細は要問合せ)

上田日本無線株式会社の開発する、介護施設/病院向け見守りシステム 「守ってねプラス」は、利用者の身体(背中)に直接取り付けられる厚さ5ミリ未満の小型センサーが、ほぼベッドセンサーと同様の機能を発揮し、離床状況を連携端末へ速やかに知らせます。

小型センサー1つで、うつぶせ、仰向け、長座位など6パターンの睡眠姿勢を検知できますし、受信機とセンサーとの距離などから利用者の転倒や離床の異常状況もリアルタイムに把握できます。

メーカー名 上田日本無線株式会社
対応サービス 施設系短期系ケアマネその他
機能
費用 費用は個別に見積させていただきます。ぜひお問い合わせください。
無料体験 あり
導入形態 オンプレミス
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⑧【HitomeQ】コニカミノルタ株式会社

HitomeQ
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価格 非公開
センサーの種類 カメラセンサー(見守りカメラ)
設置箇所 個室内
連携可能なツール マットセンサー、監視カメラ、介護記録、バイタルセンサー(詳細は要問合せ)

長年にわたってカメラやフィルムのメーカーとして活動してきたコニカミノルタが開発提供している「HitomeQケアサポート」には、利用者の個室に取り付けられたカメラセンサー(行動分析センサー)がリアルタイムで動画を記録・分析することにより、介護スタッフの見回り負担を軽減させる機能があります。

映像記録により、介護改善のヒントとしたり、訴訟の証拠として活用したりできるのも強みです。

なお、利用者が動いたときのみ動画を記録したり、顔などにぼかしを入れたりできるなど、プライバシー保護にも最大限の配慮ができます。

ケアコールスイッチとシステム管理サーバーとのセットです。

メーカー名 コニカミノルタ株式会社
対応サービス 施設系居住支援系
機能 スマートフォン連動センサーマット連動介護ソフト連動
費用 サブスクリプションプランと購入プランの2つをご用意。                     ※施設様状況により異なりますので、弊社までお問い合わせください
無料体験 あり
導入形態 オンプレミス・クラウド(ASP)
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⑨【Care-Top(ケアトップ)】株式会社シンセイコーポレーション

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✔ 無料お試しあり

価格 非公開
センサーの種類 ベッドセンサー
設置箇所 ベッド
連携可能なツール みまもりモニター

ITソリューションの機器などを開発している株式会社シンセイコーポレーションの「介護用みまもりセンサー Care-Top(ケアトップ)」は、ベッドセンサーを基本とした介護サポートセットです。

高精度のベッドセンサーは、厚さ30センチまでのマットレスでしたら、その下に敷いていても利用者の就寝起床の状態や身体の動き、呼吸、脈拍、気温、湿度までモニタリングできます。

ベッドセンサーの存在や違和感を利用者に気づかせることもありません。

ベッドセンサーによる生体機能の計測は、10年以上の研究を積み重ねており、ほぼ確立されつつあります。

メーカー名
対応サービス
機能
費用
無料体験 なし
導入形態
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⑩【転倒むし】ニプロ株式会社

転倒むし

※ニプロ株式会社HPより引用

価格 参考価格17,400円(税込み)
センサーの種類 クリップセンサー
設置箇所 ベッド
連携可能なツール ナースコール

離床センサー転倒むし(てんとうむし)は、可愛らしいてんとうむしがトレードマークの離床検知装置です。

利用者さんがベッドから離れようとするとナースコールでお知らせしてくれます。

現在、施設で使用しているナースコールに接続して使用することが可能であるため、便利に活用できます。

離床センサーの注意点・デメリット

離床センサーを活用する上で、注意点やデメリットを把握しておくことは大切です。

注意点を知っておくことで、危険リスクの回避にも繋がります。

そこで、ここからは、デメリットや注意点を3つ紹介していきます。

正しい設置方法を実践する必要がある

離床センサーが正しく設置されていないとうまく起動しません。

その結果、利用者の動きに気付けず転倒などの事故に繋がってしまう恐れがあります。

正しい設置方法を把握しておく必要があり、それを怠ると事故に繋がるリスクがあるのが離床センサーのデメリットであるともいえます。

利用する前には正しい設置方法を必ず把握し、それを確実に実践するようにしましょう。

クリップや紐を引っ張る患者には向かない

患者さんによっては、精神疾患や認知症などを患っている場合もあり、悪気なくクリップや紐を引っ張ってしまう方もいます。

そういった方の部屋に離床センサーを設置しておくのは危険です。

患者さんによっては、使用が不向きな場合もあることは、あらかじめ心得ておきましょう。

スイッチ入れ忘れの対策をする必要がある

スイッチの入れ忘れは思わぬ事故を招いてしまう原因の一つです。

そのため、離床センサーのスイッチ入れ忘れ対策はしっかりと行う必要があります。

例えば、筆者が介護施設で働いていたときには、離床センサーのスイッチは常にオンにしておくというルールがありました。

利用者が臥床していたとしても、ベッドに戻る際に離床センサーが反応し、居場所を教えてくれることもあるからです。

施設によってルールに違いはあると思いますが、ルールを統一させスタッフ間で共有し、確実にオン・オフの確認をすることが大切です。

離床センサーが鳴ったら必ず病室に向かう

離床センサーが鳴ったら、必ずその病室に駆け付けるようにしましょう。

センサーが鳴るということは、患者さんがなにかしらのアクションを起こしたということです。

他のなにかが反応してセンサーが鳴る場合もありますが、いずれにしても必ず様子を見に行く必要はあります。

駆け付けるのが遅れると事故に繋がる恐れがあるため、離床センサーが鳴ったときにはなるべくすぐに病室に向かうようにしましょう。

まとめ

離床センサーを活用した最新のシステムを介護の現場で導入すれば、日常的な見回りに要するスタッフを減らせるため、人件費や現場の負担も抑えられます。

結果として、人間にしかできない重要なコミュニケーションなどに注力できるようになり、充実した介護体制を整えられるようになるのです。

また、離床センサーの導入に際して補助金制度(介護ロボット補助金など)が利用できる場合がありますので、結果的にそれほど初期費用もかかりません。

離床センサーを導入し、業務改善してきましょう。

出典:公益財団法人 東京都福祉保健財団「令和4年度次世代介護機器導入促進支援事業

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この記事の筆者・監修者

  • 【監修者】本田康志

    【監修者】本田康志

    NPO法人タダカヨ常務理事。障がい者福祉(GH世話人など)10年間と高齢者福祉(デイサービス管理者など)7年間、介護職員として実務経験を積む。その中で、現場でのITツールの活用が最大限重要であるという認識から、独学でIT技術(プログラミングなど)を習得。 資格として、介護福祉士、IT介護インストラクター(スペシャリスト)、ITパスポート、IoTエンジニア(enPiT-Pro修了)、スマート介護士、デジタル認定デジタル推進委員の資格を保有。
  • 介護のコミミ編集部

    介護のコミミ編集部

    介護のコミミのコンテンツである「コミミマガジン」の編集者。 介護現場から施設運営など、介護に関わる幅広い分野で月間5万人以上の介護職員に情報発信をしている。 記事は介護職員だけでなく、メーカーや行政からの関心も高まっているため、メーカーと介護現場を繋ぐ第三者目線を第一に、日々情報を提供している。

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