介護ロボット・センサーの選び方
「業務改善したいけど、毎日忙しくて考える暇がない…」
「ツールを導入したけど、手間が増えた気がする」
そんなお悩みはありませんか?
介護施設は、常に利用者の安全に配慮しなければなりません。
しかし、施設の規模によっては人材が十分ではないなど、行き届かない部分も出てくるでしょう。
業務改善を図りたいと思いながらも、実際にはどのような施策やツールを導入したらいいか分からないという悩みはありませんか。
本記事では、見守りセンサーを導入するメリットやその際の注意点、導入までの一般的な手順などを解説し、そのうえで介護施設に適した見守りセンサーを6つ紹介していきます。
介護のコミミでは、30社以上の見守りシステムからあなたの事業所が抱えている課題に合わせて厳選することができます。
解決したい課題を選択するだけで製品を絞り込むことができるので、まずは以下のボタンから検索してみましょう。
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今すぐ製品を探すツールの導入を検討する際、どのようなメリットがあるのかが気になるという人は多いのではないでしょうか。
せっかく導入しても、予想したほどの効果が得られなければ経費も無駄になりますし、新たな施策を考えなければなりません。
結局のところ二度手間になるだけです。
そこで、はじめに、見守りセンサーで業務改善が期待できる要素を紹介していきます。
介護や看護の場において常に意識しておきたいのが人員配置基準です。
人員配置基準とは、適切な介護や医療の実現のために一定数を超える有資格者の配置を義務とした制度を指します。
実際に必要となる人数は施設の種類によって変わってきますが、違反があれば何らかの処分を受けるかもしれません。
しかし、十分な人材を確保できないといった事情を抱えることもあるでしょう。
そこで、見守りセンサーを導入すれば、特養(従来型)の夜間の人員配置基準の緩和が可能になります。
参考:厚生労働省「令和3年度介護報酬改定の主な事項について」
介護対象者の安全に配慮することは大切ですが、監視カメラを設置するとなると監視されているというイメージを与えがちです。
見守りセンサーはカメラとは違い、監視されている感覚があまりない点もメリットといえるでしょう。
訪室の回数も減らせるため、その分、介護対象者に快適な時間を過ごしてもらうことができます。
快適性を向上させながらセンサーの反応によって異変を早急に察知し、介護対象者への迅速な対応で事故防止になります。
見守りセンサーの導入によって、これまで頻繁に行ってきた訪室を避けることができます。
訪室のタイミングは、センサーが反応したときだけで良いのです。
それは、介護対象者のプライベートな時間を侵害せずに済むというだけではありません。
必要なときだけ訪室することで、スタッフの負担を軽減するというメリットもあります。
同時に、他の業務に時間をあててもらうこともできますし、余裕のある介護につなげていけます。
人件費をどのようにして削減したらいいのかと、頭を悩ませる経営者は多いかもしれません。
見守りセンサーの導入によって訪室回数を減らすことができれば、少ない人員でも余裕を持って通常通りの業務を回していくことが可能になるでしょう。
もちろん、残業数減少も実現しやすくなりますし、人員配置基準の緩和を図ることも可能です。
そうなれば、人件費そのものを削減する効果も期待できます。
そもそも、十分な人材を揃えるのが難しかった施設でも、本来の業務を進めていける可能性が高くなります。
つまり、業務の効率化を実現できるということです。
メリットが多いことは確かですが、だからといって見守りセンサーは万能なわけではありません。
介護対象者や施設の特徴に合わないものであれば、十分な効果を発揮できないこともあります。
見守りセンサーの導入にあたっての注意点があることも理解しておきましょう。
ここでは、どのような点に注意をして導入を検討するべきかを解説していきます。
見守りセンサーは異常を検知するだけです。センサーが異常を検知してくれるため、これまで人が訪室して直接確認していた作業を減らせるだけに過ぎません。
異常があったとき、センサーが人に代わって対応するということは無理な話です。
見守りセンサーを導入しても、介護対象者に何か起こったときの実際の対応はスタッフが行う必要があります。
業務の効率化といっても、導入するだけで何か起こったときの対処も楽になるわけではありません。
見守りセンサーの導入には、相応のコストがかかります。
部屋の大きさによっては1室に通常でも複数台設置する必要が出てくるでしょうし、トイレや廊下なども設置が必要です。
施設の規模が大きいほど、総額は膨れ上がることになります。
例えば、見守り介護ロボット「まもる~のSHIP」を20床分導入した場合で説明していきます。
「まもる~のSHIP」は、画面上から施設全体の状況をリアルタイムで把握することが可能です。
室温や介護対象者の脈拍数、ベッドに戻っていない時間などを知らせてくれます。もっとも安いライトプランの端末の月額利用料は税込みで1台4950円です。
ライトプランは基本使用料が不要で、20床分だと月々税込みで9万9000円かかります。
一部のメーカーでは見守りセンサーを手軽に導入できるよう、レンタル可能なプランを用意しているケースもあります。
しかし、レンタルだと介護ロボット・ICT導入補助金対象にはなりません。
補助金に該当するのは、あくまでも一括払いで購入した場合です。
その条件を満たしていれば、支払った金額の3分の2を補助してもらえます。
見守りセンサーを導入する際には、レンタルでは補助金が利用できないことを理解しておく必要があります。
見守りセンサーは、ただ導入すれば良いということではありません。
導入するには、先ほど紹介した注意点を押さえることはもちろんですが、一定の手順を踏んで適切に進めていくことがポイントです。
きちんとした流れで導入しなければ、本来の効果が期待できないこともあります。
そこで、ここでは見守りセンサーを導入するにあたっての手順を簡単に説明していきます。
まず、プロジェクトチームを発足させましょう。
見守りセンサーに限らず、介護ロボット全般にいえることですが、一人の担当者だけの判断でツールの導入を進めようとすると、個人によっては使いづらいなどの問題が出てきます。
現場層と経営層で共通の認識を持っていないといった問題も出やすくなり、失敗する可能性が高くなります。
このようなリスクを避けるために、プロジェクトチームの発足が不可欠になるわけです。
現場のマネジメント層や経営層を交えたプロジェクトチームを作ってキックオフを行い、共通の認識のもと一体感を持つことでスムーズに導入できます。
プロジェクトチームができたら、次は課題の洗い出しに移ります。
介護施設といっても、建物の規模や造りはさまざまです。
チーム内で事故報告書やヒヤリハット報告書などを用いて議論を行い、どの場所にどの程度の設置が必要なのか検討しましょう。
施設が抱えている問題をあげ、必要な機能を絞っていく作業も必要です。
これまで目立った事故がない場合でも、施設内を実際に回ってみてどこに設置すれば効果が期待できるのかチーム内で検討するのも良いのかもしれません。
課題の洗い出しができたら、見守りセンサーの選定を行います。
必要な機能や設置したい場所に対応したメーカーや機種を選んでいく作業です。
選定を行うには、まずどのような製品が出ているのかを可能な限り情報を集めておきましょう。
メーカーに資料請求を行うのもいいですし、デモを受けるのも方法の一つです。
もちろん、この段階で見積もりをとっておくことも忘れてはいけません。
もしも、どの製品が良いか迷ったときは「介護のコミミ」に相談すると方向性が見えてきます。
また、プロジェクトチームで再度議論を重ねていきましょう。
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介護ロボットを一括資料請求するいよいよ導入開始ですが、導入できたらそれで終わりということではありません。
見守りセンサーの導入によってどのような効果が得られたか検証していく必要があります。
そして、実際に効果が確認できたら、人的リソースの配分を検討します。
円滑な活用を行うには、見守りセンサーの使い方や管理方法など基本的なことをマニュアル化しておくことも大切です。
誰もが使えるよう、必要に応じて簡単な講習を実施するのもいいかもしれません。
導入するうえで補助金を活用している場合は、自治体の指示のもとで実績報告書の作成も行います。
介護施設向けの見守りセンサーは、さまざまなメーカーから出されています。
細かい機能や費用などもそれぞれに違いがあるため、できるだけ多くの製品やサービスを知っておくといいでしょう。
そのうえで、自社の課題に合ったものを探していくのが賢い導入方法です。
ここでは、介護施設での利用に適した見守りセンサーを6つ紹介していきます。
※LIFELENS公式サイトより画像引用
LIFELENS(ライフレンズ)は、離床や睡眠といった生活リズムや室内の状況を24時間365日見守ってくれます。
他社製品との連動も可能で、ナースコールにも対応しています。
映像センサーや排泄情報、体動センサー、そして他社センサーをデータ統合し、スマートフォン1台で管理を行うことが可能です。
室内の人の動きを検知し、長時間動きが検知されないときのアラート設定も可能にしています。
利用料金は、体動センサーのみだと1室あたり月額1870円(税込み)〜、体動センサー+Vieurekaの場合は1室あたり月額3300円(税込み)です。
まもる~のSHIPの特長は、介護対象者の自立度に応じたカスタマイズが可能なことです。
離床や睡眠の他、室温や脈拍数など健康管理に必要な情報を細かくチェックできるため、訪室することなく異変に備えることができます。
利用料金は、自立度が高いライトプランが月額税込み4950円、自立度が中程度のスタンダードプランが月額税込み6270円、自立度が低いプレミアムプランは月額税込み1万670円です。
機器購入の場合は13万円/台+月額800円/台になります。
なお、ナースコール機能や他社製品との連携について問い合わせが必要になります。
メーカー名 | 株式会社ZIPCARE |
---|---|
対応サービス | 施設系短期系 |
機能 | 離床センサー・ドアセンサー・トイレセンサー・ナースコール |
費用 | 購入:機器費用\130,000/台 月額費用\800/台 レンタル:機器費用\0円/ 月額費用\4,500/台 ※オプション追加によって料金は変わります。 |
無料体験 | あり |
導入形態 | クラウド(ASP) |
製品・サービス詳細 | 詳細はこちら |
CareBird(ケアバード)は、非接触バイタルセンサーをマットレスの下に設置することで脈拍や呼吸を測定し、見守りを行います。
室内全体を感知できるセンサーも用意されており、介護対象者や施設の特性に合わせた見守りが実現できます。
離床やバイタル異常があれば速やかにスタッフに通知されるため、ベッドからの落下事故などにも対応できるでしょう。
オプションでナースコールの利用も可能になっています。なお、他社との連携や利用料金については問い合わせが必要です。
メーカー名 | 三昌商事株式会社 |
---|---|
対応サービス | 施設系短期系 |
機能 | |
費用 | 機器類は約15万円(但し、台数に応じて価格が異なります)。月額利用料も設置台数によって異なる為、お問合せ頂いた後、お答え致します。 |
無料体験 | あり |
導入形態 | クラウド(ASP) |
製品・サービス詳細 | 詳細はこちら |
ハピネス絆は、管理画面が2画面用意されており、優先度が色分け表示されているのが大きな特長です。
直観的に操作しやすい画面デザインになっているため、緊急事態でもスムーズな対応が可能でしょう。
誰もが見やすく使いやすい設計がされているのも特長の一つです。
業界初の非接触おむつセンサーを採用しており、排泄の管理もしやすい工夫がされています。
ナースコールの他に、トイレ補助呼出機能もついています。
なお、他社製品との連携や利用料金については、問い合わせが必要です。
メーカー名 | 株式会社ハピネスコーポレーション |
---|---|
対応サービス | 施設系短期系 |
機能 | |
費用 | 設置するセンサーやオプションによって料金が異なります。 必要なセンサーに応じて一つ一つチョイスが可能です。柔軟にご対応させて頂きますので詳細はお問い合わせください。 |
無料体験 | あり |
導入形態 | オンプレミス |
製品・サービス詳細 | 詳細はこちら |
Care-Topは、マットレスの下に専用の薄型センサーを敷いて臥床と離床、入眠と覚醒、体動の有無や心拍数、呼吸の検知を行います。
厚さ30cmまでのマットレスに対応でき、介護対象者がベッドに違和感を持つ心配もありません。
部屋ごとの温度や湿度の管理も可能で、個別にアラート設定をすることもできます。
また、レポート機能を活用すれば、介護対象者の健康管理にも役立ちます。
ナースコールの有無や他社製品との連携、利用料金について問い合わせが必要です。
メーカー名 | |
---|---|
対応サービス | |
機能 | |
費用 | |
無料体験 | なし |
導入形態 | |
製品・サービス詳細 | 詳細はこちら |
ハピネス絆は、管理画面が2画面用意されており、優先度が色分け表示されているのが大きな特長です。
直観的に操作しやすい画面デザインになっているため、緊急事態でもスムーズな対応が可能でしょう。
誰もが見やすく使いやすい設計がされているのも特長の一つです。
業界初の非接触おむつセンサーを採用しており、排泄の管理もしやすい工夫がされています。
ナースコールの他に、トイレ補助呼出機能もついています。
なお、他社製品との連携や利用料金については、問い合わせが必要です。
見守りセンサーは、導入することで業務の効率化を図れるなどさまざまなメリットが期待できます。
さらに、人件費の削減につなげることも可能になります。
導入の際は、ここで紹介した注意点を押さえ、自社の課題を洗い出すなど適切な手順を踏むことがポイントです。
介護施設といっても、利用者や規模によって特徴には違いがあります。
どのような見守りセンサーがあるのかといった情報を集めるようにし、介護対象者の自立度に合わせた適切な製品の導入を行いましょう。
見守りセンサーは安いものではありません。
施設規模が大きいほど経費もふくらみます。
そのため、できるだけ介護ロボット・ICT導入補助金の活用を考えることも重要ですし、事前にしっかり検討することが求められます。
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