介護ロボット・センサーの選び方
「特別養護老人ホーム(特養)でどんな介護ロボットを導入すればいいの?」そんな風に思ったことはないかな?おすすめの介護ロボットをまとめてみたよ!
特別養護老人ホーム(特養)とは、高齢者が安心して暮らせるように24時間体制で介護サービスを提供している老人ホームを指します。
施設での介護スタッフにかかる業務負担は大きく離職率が高いため、慢性的な人手不足が深刻な社会問題となっていることをご存じでしょうか。
近年は、状況を改善すべく介護スタッフの業務をサポートする「介護ロボット」の導入が期待されています。
しかし、なかには「特別養護老人ホーム(特養)でどの介護ロボットを導入すればいいのかわからない」という悩みや疑問を持つ経営者も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では特別養護老人ホーム(特養)で活躍できる介護ロボットの概要や、おすすめの介護ロボット10選を紹介します。
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今すぐ製品を探す特別養護老人ホーム(特養)とは、介護が必要な高齢者が入居する老人ホームのことを指します。
民間企業が運営している一般的な老人ホームとは異なり、介護保険法や老人福祉法に定められている介護を主な目的とした公的な老人ホームです。
そのため、運営できるのは地方自治体や社会福祉法人となっています。
「一般的な老人ホームよりも入居費用が安い」
「原則要介護3以上の高齢者を中心に受け入れしている」
といったことが大きな特徴です。
入居した高齢者は、介護や身の回りの世話などの生活支援サービスを受けることができます。
その他、食事の提供や入浴介助、レクリエーション、リハビリ(機能訓練)などを受けられることも魅力です。
また、医療サービスも提供されているため、一般的な老人ホームよりも入居者の健康管理に配慮された体制といえるでしょう。
「介護ロボット」とは、介護スタッフの負担を軽減する目的で開発された機器の総称です。
主に「介護支援型ロボット」「自立支援型ロボット」「見守りシステム」といったものがあります。
電気モーターの動力を利用して介護スタッフが担当する力仕事をサポートし、負担を軽減するためのロボットです。
移動車に乗り降りするための介助ロボットや、トイレでの排せつを介助するロボット、浴室で入浴介助してくれるロボットなどがあります。
要介護度が比較的低かったり、自立を目指していたりする入居者などの歩行や排せつ、入浴などをサポートするロボットです。
介護支援ロボットと用途が重なる一面もありますが、入居者自身もある程度動けるため、自立支援型ロボットにそれほど強い動力は求められません。
どちらかというと、入居者とのコミュニケーションが求められるケースがあるといえるでしょう。
センサーによって要介護者の活動や夜間の睡眠状態、呼吸数や心拍数などをモニタリングする機器です。
異常があった場合は、介護者に知らせてくれます。
ベッド周りに設置するベッドセンサーは、「床に敷くマット型」「マットレスの下に仕込むタイプ」などが主流です。
入居者の動きを検知する赤外線センサーのほか、カメラ型の見守りシステムも普及しています。
より鮮明な動画を記録できる見守りカメラは、万が一のトラブルを監視する目的としても併用できるため、主流になりつつある傾向です。
また、入居者の身体に直接装着する接触型センサーなら、より詳細なバイタルサインを取得できるメリットも享受できるでしょう。
会話ロボットは別名「コミュニケーションロボット」とも呼ばれています。
人と円滑なコミュニケーションを取ることを目的に作られたロボットです。
一方的に言葉を発するだけでなく、自然で愛らしい動きや人の言葉に反応した会話で本当にコミュニケーションを取っているような感覚が体感できます。
介護現場などに活用することで、認知症予防やメンタルケアなどに役立てることが可能です。
特別養護老人ホーム(特養)で、特に導入をオススメできる介護ロボットは「見守りシステム」です。
施設内で働いているスタッフの負担を軽くできるだけでなく、すでに導入されているナースコールやインカムなど他の機器とも連携させれば、より一層潜在的な機能を引き出したり、高めたりすることができます。
そのため、見守りシステムは優先的に導入したほうがよいでしょう。
2021年3月に厚生労働省が公表している「介護ロボットの導入支援及び導入効果実証研究事業報告書」では、介護施設内で見守りセンサーの導入割合が上がれば上がるほど、スタッフが介護や巡視、移動に要する業務時間を短縮できる効果が明らかにされました。
具体的には、見守りセンサーの導入がない施設に比べて導入割合により、以下のような結果が示されています。
導入割合 | 業務時間の短縮率 |
10% | 6.7% |
30% | 17.5% |
50% | 24.6% |
100% | 26.2% |
出典:厚生労働省 機器の導入率と「直接介護」及び「巡視・移動」時間合計の相関Ⅰ
見守りロボットの種類別に価格相場を以下の表でまとめました。
見守りロボットの種類 | 見守りロボット例 | 内容 | 相場 |
施設向き |
|
施設内に設置する見守りロボット | 12~30万程度 |
在宅向き |
|
在宅で使用する見守りロボット | 15~40万 |
生活支援向き |
|
コミュニケーションもできる見守り付きロボット | 15~35万 |
その他 |
|
決まった場所に設置するタイプではなく自動で施設内を巡回する見守りロボット | 非公開 |
見守りシステムは、介護スタッフの業務効率化や入居者の快適性向上、事故防止の観点からも特別養護老人ホーム(特養)での導入がオススメです。
ただ、システムの導入やメンテナンスには費用がかかるだけでなく、各メーカーがさまざまな特徴のある製品をリリースしているため、最適な1台を選ぶことは決して容易ではありません。
そこで、ここでは特別養護老人ホーム(特養)での導入が推奨できる10種類の見守りシステムの製品概要や料金、機能、設置箇所について紹介します。
✔ デモあり
LIFELENSは、「入居者が部屋でどのように過ごしているか」「生活リズムはどうなっているのか」についてリアルタイムかつ遠隔で把握できる見守りシステムです。
入居者が踏むなどすると反応するシート型センサーと、AI搭載の「Vieureka(ビューレカ)カメラ」の組み合わせで構成されています。
活用することで、介護スタッフの巡回の負担を軽くし、入居者のQOL(生活の質)の向上を図ることが期待できるでしょう。
料金 |
初期費用+1室あたり1870円〜(税込)/月 |
機能 |
など |
設置箇所 |
|
✔ 無料お試しあり
Patient Watcher Plus(ペイシェント・ウォッチャー・プラス)は、専用の赤外線カメラが入居者の動きを感知すると、その動きの意味を読み取って、起床や離床をメールなどで知らせてくれる見守りシステムです。
導入済みのナースコールと連携させれば、ナースコールにお知らせを届けることもできます。
他にも、入居者の状況の変化はインターネットを通して、さまざまなモバイルデバイスで確認することが可能です。
料金 |
27万2,800円(税込)+ランニングコスト |
機能 |
入居者の動きの検知や、睡眠時の活動量の計測など |
設置箇所 |
部屋全体を見わたせる位置 |
スマットは、マット型センサーによる見守りシステムです。
ベッド脇の床に敷いておけば、「入居者がベッドから出たり入ったりした」「ベッドから落下した」といった場合などにセンサーが反応します。
比較的シンプルな構成で入居者の動きを把握したり、異常をいち早く検知できたりする点がメリットです。
料金 |
12万1,000円 (税込・スマット・コードレスの場合) |
機能 |
入居者のベッド周辺での動きを検知 |
設置箇所 |
ベッド脇の床など |
まもる~のSHIPは、カメラ型の見守りシステムです。
入居者のベッド周辺を見わたせる場所に設置すれば、睡眠やバイタル(脈拍・呼吸)、離床の様子、気温や湿度などの居室内環境をリアルタイムで把握できます。
異常を検知した場合は、アラートで通知する機能が備わっており、通知の内容は入居者の要介護度や自立度に応じてカスタマイズが可能です。
料金 |
月額4,950円(税込)+初期費用4,950円(税込・初月のみ) |
機能 |
入居者の状況や周辺環境の検知 |
設置箇所 |
居室を見わたせる場所 |
✔ 無料お試しあり
Care Bird(ケア・バード)は、ベッドマットレスの下に設置した非接触バイタルセンサーを使った見守りシステムです。
入居者の身体に直接装着しなくても、身体の動きやバイタルサイン(脈拍・呼吸)を測定することができます。
そのため、入居者の身体や目に触れないところでストレスを与えずに見守ることが可能です。
設置により、巡回業務の回数を減らすことができれば、介護スタッフの負担軽減が図れるため、時間を有効に使えるでしょう。
料金 |
要問い合わせ(無償貸出あり) |
機能 |
入居者の体動やバイタルサインの見守り |
設置箇所 |
ベッドマットレスの下 |
✔ 無料お試しあり
ハピネス絆は、ベッドマットレスの下に設置するタイプの見守りシステムです。
入居者のベッド上での身体の動きやバイタルサインを遠隔で測定できるだけでなく、ベッドから離れた状況や、布団で排尿してしまった場合も検知できます。
こうした状況を自動的に検知し、オンラインで知らせてくれるため、スタッフの業務負担を軽くできるのが強みです。
見守りカメラやベッド以外の場所に設置するセンサーなど、オプションも用意されています。
料金 |
要問い合わせ |
機能 |
ベッド上での体動やバイタルサイン、排尿などの検知 |
設置箇所 |
ベッドマットレスの下 |
✔ 無料お試しあり
Care-Top(ケア・トップ)は、ベッドマットレスの下に敷く薄型センサーで入居者の睡眠や離床などの動き、心拍数や呼吸数などの身体の状況をリモートで見守ることができるシステムです。
厚さ30cmのマットレスでも状況検知が可能で、センサーが検知した結果は「みまもりモニター」でスタッフが確認できます。
施設内を直接目視で巡回する回数を大幅に減らすことができるため、スタッフの負担を軽くすることが期待できるでしょう。
料金 |
1台9万9,000円(税込)~ |
機能 |
|
設置箇所 |
ベッドマットレスの下 |
✔ 睡眠解析での無料モニターあり
AlgoSleep(アルゴスリープ)は、介護施設向けの見守りセンサーでベッドマットレスの下に敷いて使用する非接触式の見守りセンサーです。
精度が高い低周波集音センサーと独自開発のアルゴリズムで、入居者のベッド上の状況や心拍数、呼吸数などをリアルタイムで計測できます。
料金 |
|
機能 |
|
設置箇所 |
ベッドマットレスの下 |
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バイタルヴォイスは、腕時計型ウェアラブルデバイスを用いた見守りシステムです。
入居者が装着すると、血圧・脈拍・血中酸素・体温・歩数・消費カロリーなど、多様なバイタルサインをオンラインで取得できます。
手首に装着するだけで、詳細な情報を取得できるため、介護される人の負担も少ない点はメリットといえるでしょう。
ちなみに、株式会社バイタルヴォイス社は、前出の「スマット」を展開するテクノスジャパンの関連会社です。
料金 |
レンタル:月額1万6500円(税込)~ |
機能 |
多様なバイタルサインをリアルタイムで検知 |
設置箇所 |
入居者の腕 |
金融系企業の株式会社アルレシアは、動作分析システム「アルレケア」で、介護分野にも進出しています。
アルレケアは、動画で人の姿勢や歩行の様子を撮影することで、体幹・骨盤・股関節などの動きを自動的に解析する動作分析システムです。
特別養護老人ホーム(特養)では、入居者のリハビリで使えますが、その他にも定期的に入居者の歩行動画を撮影することで日常における健康管理にも活用することができるでしょう。
同社は、将来的に介護支援システムの開発にも着手する予定です。
料金 |
無料(営利目的ではない場合は必要最低限の実費) |
機能 |
入居者の姿勢を自動的に分析 |
設置箇所 |
入居者を撮影できる位置 |
高齢者の話し相手となる会話ロボット・システムの導入もおすすめです。
話し相手となることで、認知症予防や孤独回避の効果が期待できます。
導入を検討する際、気になるのは「どんな商品があるのか」ですよね。
そこで、ここからは高齢者におすすめ中岩ロボット・システム3選を紹介していきます。
介護施設や家族の見守りなど、さまざまなシーンに活躍するPALRO(パルロ)。
会話を通して、さまざまなコミュニケーションを取ることができます。
人懐っこく仕草が可愛いパルロは、高齢者福祉施設でも人気。
歌もうたえるため、ちいさなエンターテイナーとして日々のレクリエーションにも対応し、利用者に元気と癒しを提供します。
Sota(ソータ)は、言葉や手振りを使った自然な対話ができ、高齢者の癒しとなる存在です。
カメラやマイク、スピーカーやネットワークなどさまざまな機能を搭載し、あらゆるロボットサービスを提供できるプラットホームとなっています。
高度な機能と可愛らしいデザインが両立し、生活を豊かにしてくれるコミュニケーションロボットです。
ペットのような愛らしさを持つ会話ロボットが、Palmi(パルミー)です。
会話だけでなく、目の前にいる人ひとりひとりの顔を認識することができます。
名前で呼んでくれるため、より親しみを持つことが可能です。
また、インターネットで検索した情報を教えてくれる機能も搭載。
今日の天気や昭和の人気曲など、高齢者との会話のネタになるようなことをすぐに教えてくれます。
本稿では、特別養護老人ホーム(特養)におすすめの介護ロボット(見守りシステム)10選を紹介しました。
近年は、ベッドのマットレスの下に仕込むタイプや部屋全体を見回すカメラ型の見守りシステムが主流になっていることが理解できたのではないでしょうか。
いずれも入居者の身体には触れない「非接触型」のセンサーであり、入居者にストレスをかけず、介護スタッフの業務負担を軽減できるのが最大のメリットです。
しかし、マット型やウェアラブルデバイス型といった入居者に接触するタイプの見守りシステムにも、それぞれに独自のメリットがあります。
特別養護老人ホーム(特養)は、入居者とスタッフなしには成り立ちません。
自社に最適な見守りシステムを導入できれば、施設内を過ごしやすい環境にすることが期待できるでしょう。
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