【介護施設】老人ホームのイベントおすすめ出し物6選!

介護現場の声・悩み

【介護施設】老人ホームのイベントおすすめ出し物6選!

#レクリエーション

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こみたろう

「イベントで面白いネタを提供できないかな?」
「職員や利用者様とで交流を深められる遊びはないかな?」

この記事ではこのようなお悩みを解決していきます。

多くの老人ホームでは、様々なイベントが行われています。

日々イベントを実施している介護施設では、イベントで提供する出し物について悩むこともあると思います。

老人ホームで出し物を行うことは、日常のストレス解消、認知症の予防になる、新しいコミュニケーションの機会という点で重要な意味を持っています。

出し物を行う場合に気をつけることは、高齢者が知っていて理解できること、内容が分かりやすいこと、職員が高齢者と一緒に楽しむことです。

この記事では、出し物を行うメリットと注意点を解説しつつ、おすすめの出し物を6つ紹介していきます。

最後までお読みいただければ、どのような出し物を行なえばいいのかという方向性を決めることができ、利用者様にも好評な出し物を行うことができるでしょう。

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老人ホームのイベントで出し物をする重要性は? 

老人ホームのイベントで出し物を行うことは、日常のストレスの解消、認知症の予防になる、新しいコミュニケーションの機会になる、という3つの点で重要なものです。

イベントでは、歌ったり体を動かしたりして、脳に刺激を与え、ストレスが解散できます。

また、笑うことには、認知症の予防効果があるとされます。

イベントには複数の入所者が参加するので、健康的な生活を送るのに必要なコミュニケーションの機会も生まれることが期待されます。

日常のストレスの解消

老人ホーム入居者は、それまでの環境と変わることや、決められた時間に食事をすること、時間が自由にならないこと、他人と一緒に暮らすことなどにより、ストレスを感じがちで、ストレスを蓄積している人も多いと思われます。

そのような人に、余興は、参加者全員で楽しむことができ、日頃のストレスを発散できるメリットがあります。

老人ホームでは、普段、入居している高齢者にレクリエーションを行って、心身機能の維持・向上に努めていますが、余興は、歌ったり笑ったり体を動かすなど、普段しないことを経験できるので、脳機能の活性化が期待でき、ストレスの発散につながるため、大きなメリットがあります。

ストレスを解消できれば、毎日の生活の活力になります。

次の余興が楽しみになり、生きがいにもつながります。

認知症の予防になる

多くの老人ホームでは、様々なイベントが行われています。

これには、日常の中で楽しみがない高齢者が多いため、楽しいイベントで脳を活性化して、認知症予防につなげようという意味もあります。

例えば、踊ったり歌ったりすると認知症の予防効果があるとされます。

大阪大学の研究によれば、笑いは高次脳機能の一指標として注目されていて、日常生活で笑う頻度が多いことは、高次脳機能を維持していることを示している可能性がること、笑いの頻度を維持することが認知症予防に繋がることが予想されるとしています。

また、イベントなどは認知症の方にも有効です。

認知症の方には自分の症状を自覚していて、不安や絶望を感じている人や自信を失っている人が多いとされますが、イベントで楽しみをみつけることによって自信を取り戻すきっかけになる場合もあります。

新しいコミュニケーションの機会になる

老人ホームなどのイベントには複数の人が参加し、利用者同士で交流できるものもあり、コミュニケーション能力の維持や向上などが期待できます。

高齢になると身体的な老化によって体が動かしづらくなり、社会とのつながりが薄れることによってコミュニケーション能力が低下しますが、イベントの出し物には、人間関係を自然につなぐメリットやコミュニケーションが生まれるメリットもあります。

コミュニケーションは脳に大きな刺激を与え、脳機能を活性化するだけではなく、交流が楽しみとなったり、生きがいが生まれたり、毎日の生活に張り合いが出たりすることもあります。

コミュニケーション能力を維持・向上させることは健康的な生活を送るためには大変重要です。

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老人ホームの出し物で気を付けるべきことは?  

楽器

老人ホームの出し物を企画する場合に常に気を付けなければいけないのは、観客が高齢者であるという点です。

そのうえで、気を付ける3つのポイントがあります。

一つ目は、高齢者が理解できる企画・ネタを考えることが大事になります。

例えば、演劇の出し物でも、お笑いのギャグが若い人向けのものでは、何のことかわからい人が多いでしょう。

楽しませるはずのものが、場をしらけさせることになりかねません。

二つ目は、「わかりやすさ」を意識することです。

例えば、小さなトランプを使ってマジックをしても、トランプの数字や絵札が何かわからない多い可能性があります。

その場合、大きなトランプをつくることも必要です。

また、セリフのある出し物では、大きな声でゆっくりと話すなど、聞こえやすくする必要があります。

三つ目は、参加者である高齢者と一緒に楽しむ気持ちを忘れないことが必要です。

まず、演ずる人が楽しめなければ、参加者も楽しめません。

一緒に歌を歌う場合でも、曲のテンポが速いと高齢者はついてゆけないので、高齢者がよく知っていてテンポが遅い曲を選ぶことが大事になります。

老人ホームの出し物におすすめのアイデア・企画6選

老人ホームの出し物でおすすめは、以下のアイデア・企画です。

・手品(マジック)
・歌唱
・楽器演奏
・ダンス
・劇・芝居
・ものまねショー

手品は予想外の展開が刺激を与えます。

歌唱や楽器演奏は、みんなが知っている懐かしい曲を選ぶことで、脳に昔を思い出すという刺激を与えます。

ダンスは、無理なく体を動かせるものがよいでしょう。

劇・芝居やものまねは高齢者が知っているものが場を盛り上げてくれます。

手品(マジック)

マジック    

手品(マジック)は、市販の道具を使うなどネットでネタを見つければ、手軽にできるので人気があります。

高齢者の脳に「どうして?」という驚きを通して刺激を与えられます。

トランプを使った手品やコインを使うものは、少人数の高齢者に近くで見せるにはよいですが、離れている高齢者には見えづらいので、分かりやすく簡単なものを選ぶことがおすすめです。

例えば、カップをボールが移動する手品は、白、緑、黄色の3つの紙コップと赤い小さめのボールを使って、紙コップを移動させてボールがどの紙コップに入っているかを当てる手品です。

見ている人にボールが入っている紙コップがどれかと考えさせるので、脳を刺激します。

そして、緑のコップとか白いコップと当てようとするので、一緒に楽しめます。

予想が外れると、なぜ?という疑問が開くので、最後に種明かしをすれば喜んでもらえます。

気をつけなければいけないのは、高齢者が椅子に座っている場合、みんながコップやボールの位置を見えるようしてあげることです。

歌唱

歌

高齢者が昔よく歌った、あるいはよく聞いていた歌を一緒に歌う企画です。

歌は参加者の年齢や年代に合わせて選ぶ必要があります。

70~80歳の年代の人が多い場合、唱歌・童謡ならよく知っています。

歌謡曲の場合は1960~80年代などの曲であれば、懐かしいことでしょう。

音楽に触れることは、脳に「昔を思い出す」という刺激を与えられます。

唱歌・童謡なら「ふるさと」、「赤とんぼ」、「浜辺の歌」、「夏は来ぬ」、「朧月夜」、「紅葉」、「われは海の子」、「椰子の実」などたくさんありますが。歌謡曲・流行歌なら、「青い山脈」、「リンゴ追分」、「学生時代」、「南国土佐を後にして」、「月の砂漠」、「リンゴ村から」、「星影のワルツ」、「上を向いて歩こう」、「高校3年生」、「今日は赤ちゃん」、「見上げてごらん夜の星を」などが良いでしょう。

歌いながら、体を動かせる曲であれば、会場は盛り上がります。

水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」はノリのよい曲なので、みんなで一緒に手拍子をすると、楽しくなります。

体力がある方は、椅子に座ったままで足踏みもすれば良い運動にもなります。

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楽器演奏

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楽器による演奏も多くの方に楽しんでもらえるので、おすすめです。

選曲は参加者の年齢や年代に合わせて選ぶ必要があります。

子供の頃にうたった童謡や、昔流行した曲などは昔を思い出すので、刺激を与えられます。

童謡や唱歌では、「めだかの学校」、「ゆりかごの歌」、「通りゃんせ」、「靴が鳴る」などは、だれでも知っている曲です。

季節に合った曲を選ぶと聞く人の心を満たすことができます。

冬であれば「雪」、春なら「春の小川」や「さくらさくら」、夏なら「海」、秋なら「赤とんぼ」や「里の秋」などそれぞれの季節を思い出す曲を演奏するのもよいでしょう

また、全員が盛り上がれる曲を演奏すれば、場を盛り上げることができます。

タンバリンやマラカス、カスタネットなどを高齢者に渡して、音楽に合わせて鳴らしてもらうようにすれば、ただ見ているよりも参加しているという気持ちになり、参加者も楽しめます。

職員が演奏する場合のお勧めはハンドベルです。

職員が「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド」をひとりずつ持って担当します。

クリスマスには、ろうそくやイルミネーションをつけて、「きよしこの夜」を演奏すると、感動してもらえることでしょう。

ダンス

ダンス

ダンスや踊りは、入所者がする場合と、職員がする場合があります。

入所者がダンスを行う場合は、運動不足の解消やストレス発散にもなるので、ゆっくりと動けるダンスや、みんなが知っている動作のものを選ぶようにしましょう。

音楽で動作が連想しやすいものや、笑えるものを選ぶと、参加している高齢者も楽しめます。

高齢者に人気があるダンスでは、炭坑節やザ・ドリフターズのヒゲダンスなどがあります。

振り付けは高齢者の状態に合わせて、無理なく体を動かせるものにしておくと良いでしょう。

職員が踊る場合は、入居者がみんなで手拍子を打てるような踊りだと、会場が一体になれて、楽しさも増します。

その地域に古くから伝わる民謡などを披露すると喜ばれます。

高齢者に人気のある氷川きよしさんの楽曲なら、最近の曲でも喜ばれるでしょう。

高齢者の方がゆっくりと手拍子を打てる曲を選びましょう。

最近の人気アイドルがしているようなダンスは、高齢者に合わないので取り入れない方が無難です。

劇・芝居

施設

高齢者に人気があるのが劇や芝居です。

よく知られている物語を職員が演じると、高齢者に喜んでもらえます。

演目には、多くの人が知っている、有名な話や人物を選ぶことが大事です。

昔話なら、例えば桃太郎の鬼退治は誰でも知っています。

テレビなどでよく見られていた時代劇の定番、水戸黄門は「この印籠が目に入らぬか」というセリフが有名で、知らない人はいないでしょう。

施設の高齢者は、身近な職員が演じているというだけで喜んでもらえます。

老人ホームの職員全員が役を持って登場するようにすると、演技の後に入居者に話しかけられるなどなじみになるきっかけにもなります。

演技を行う際は、恥ずかしがらずに、自信を持って行います。

その際に、オーバーリアクションで行えば場を盛り上げられます。

また、コミカルな動きやセリフを加えると、観客に喜ばれます。

オリジナルで脚本を書くのであれば、悪人を成敗するなど勧善懲悪のわかりやすいストーリーが良いでしょう。

ものまねショー

介護施設

 

昔流行した有名な歌手や芸能人などのものまねは、高齢者に喜ばれます。

歌手では、よく似た声が出せる職員がいれば美空ひばりの歌は喜ばれるでしょう。

また、水原弘の「黒い花びら」や石原裕次郎の「夜霧よ今夜も有難う」、武田鉄矢の「母に捧げるバラード」などのものまねができればうけることでしょう。

芸能人では、高度成長期に「滅茶苦茶でござりまするがな」で一世を風靡した花菱アチャコあたりを知っている高齢者も多いと思います。

そんなものまねも面白いでしょう。

スポーツではプロ野球の監督もした野村克也のしゃべり方も面白いでしょう。

昔の人を知らない施設の若い職員の方は、ユーチューブなどで研究してみてはいかがでしょうか。

ものまねは似ていなくても、まずはやってみることが大事です。演ずる職員が恥ずかしがらずに楽しんでものまねをすることができれば、見ている高齢者の方もきっと盛り上がるでしょう。

注意したいのは、今流行している芸人のものまねでは、理解できない高齢者が多く、場が白ける可能性もあります。

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まとめ|参加型の出し物・企画を考えよう!

 

老人ホームでの出し物は、入所者のストレスなどを吹き飛ばせるような楽しい企画にするのが良いでしょう。

みんなで歌を歌うことは、脳を活性化します。

懐かしい曲を聞くというだけでも、脳に刺激を与えますが、みんなで歌い、手拍子を打ち、足踏みすることなどができれば、体の運動にもなるうえ、場も盛り上がり、参加者はより楽しくなります。

手品や劇などもただ見せるだけでなく、できれば参加者に考えさせたり、選ばせたりする参加型の内容にすれば、参加者の満足度を高めることにつながります。

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この記事の筆者・監修者

  • 介護のコミミ編集部

    介護のコミミ編集部

    介護のコミミのコンテンツである「コミミマガジン」の編集者。 介護現場から施設運営など、介護に関わる幅広い分野で月間5万人以上の介護職員に情報発信をしている。 記事は介護職員だけでなく、メーカーや行政からの関心も高まっているため、メーカーと介護現場を繋ぐ第三者目線を第一に、日々情報を提供している。

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