介護現場の声・悩み
レクでクイズをしようと思うけど、どんなクイズがいいだろう?内容が難しすぎてもいけないし・・・すぐに使えるクイズはないかな?
このような疑問にお答えします。
介護施設で勤務をされている介護職員のみなさんへ。
介護事業所で働いていると、必ず利用者のみなさんとのレクリエーションの時間があります。
限られた時間帯の中で、どんなレクをしようか、高齢者のみなさんに楽しんでいただくには何をしたら良いのか、悩みますよね。
レクの時間に手軽に使えて高齢者のみなさんにも楽しんでいただける、簡単にできるクイズを知りたいと思いませんか?
この記事の筆者は、介護施設で7年間働いている介護福祉士です。
実際に、施設の高齢者のみなさんの前でクイズレクを行った時の経験談も交えて書いていきたいと思います。
※本記事は5分程度で読むことができます。
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レクリエーションにはクイズが最適です。
なぜならレクリエーションの時間は限られています。
レクにとれる時間は、15分から多くても45分程の場合が多く、準備や片付けを含めるともっと短くなります。
介護職員のみなさんは、レク以外も業務がありますし、日によっては準備時間がとれない時もあると思います。
クイズは映像や音響などの機材の準備はいらないですし、何より手軽にできます。
そんな時間がない時のショートレクに最適なのがクイズなのです。
また、クイズは高齢者の認知症予防や脳トレに効果があります。
正解を出すことができなくても、考えること自体が脳の活性化につながります。
職員や周りの利用者様との会話・コミュニケーションにもつながり、この点もレクに適していると言えます。
クイズいいね!利用者さん向けのレクリエーションだね
では、実際に使えるおすすめクイズを紹介します。全20問で、5問ずつ4タイプのクイズから構成されています。
しりとりをしながら、◯に入る言葉を埋めていく穴埋めしりとりです。
実際にしりとりをするように声を出した方が答えが出てきやすいかもしれません。
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下のことわざを見て、□に入る答えを探してください。
普通の読み方では読めない言葉も出てくる難読漢字クイズです。
ご利用者の方には漢字をいろいろな読み方をしてもらって答えを導いていったり、読み方のヒントを一文字伝えて上げると取り組みやすくなるかもしれません。
共通する漢字を□に入れて回りの漢字が矢印の順に読むと言葉ができるクイズです。
記載されている周りの読み方をhintとして声を出して伝えながら進めると答えがひらめきやすくなるかもしれません。
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□の文字が上から下、左から右に読んだときに同じひらがなで成立する言葉を考えるクイズです。
実際に「み◯ん」、「ひ◯り」などと口にしてもらいながら□の言葉を探すと答えがイメージしやすくなって取り組みやすいです。
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□に入る言葉を考えて、隠れている言葉は何かを答えてください。全5問あります。
1問目 た□す
ヒント:服や物をしまう時に使うものです。昔は嫁入り道具の必需品だったそうです。
答え:たんす
2問目 □のみ
ヒント:お茶を飲む時に使います。
答え:ゆのみ
3問目 え□ぴつ
ヒント:文字を書くときに使います。昔は文字を書くときはほぼ必ずこれを使っていました。
答え:えんぴつ
4問目 お□み□か
ヒント:1年の最後の日。毎年紅白歌合戦が放送されますね。
答え:おおみそか
5問目 □が□
ヒント:顏を見る時に使います。お化粧や髪を整える時にも使います。
答え:かがみ
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レクとしてのクイズは最適です。
しかし、気をつけるべきことがいくつかあるので、その点に触れていきたいと思います。
クイズレクは、正解することよりも、楽しんでいただくことが最も重要です。
なぜなら、問題に正解することに固執してしまうと、答えられなかった時に「もうやりたくない」「つまらない」「こんな問題もできなくて恥ずかしい」と落ち込んでしまう方がみえるからです。
問題に正解する嬉しさややりがいを味わっていただくことも大切ですが、参加する意欲をなくしてしまう方もいらっしゃるので、高齢者のクイズレクの場合は、『楽しく考えていただく』ことを第一に考えましょう。
そして、答えていただいた方には、ねぎらいやお礼をお伝えすることも忘れないようにしましょう。
筆者が勤務している施設で実際にクイズレクをした時は、答えて頂いた方にはお礼を必ずお伝えし、答えに関する一言を付け加えてお話をしていました。
例えば、昭和に関するクイズの場合、昭和何年生まれの何年かをお聞きしたり、花に関するクイズの時は、好きなお花の種類をお聞きしたりしていました。
途中で会話を入れることで、飽きることなく関心を持ってクイズを解いて下さり、楽しい雰囲気作りができたと思います。
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クイズを出題する職員は、参加されている利用者お一人お一人に合わせた出題をすることが大切です。
なぜなら、参加されている利用者様は、認知症の方や麻痺をお持ちでうまく声の出せない方、認知症がなくしっかりされている方など様々な方がいらっしゃいます。
次々と答えられる方と答えるのに時間を要する方が出てきます。
ですので、すらすら答えられる方には、テンポよく気持ちよく答えて頂ける出題を多めに、時には難問を交えながら出題するのが良いでしょう。
時間を必要とする方や認知症の方には、一つの問題にゆっくり時間をかけることが大切です。
ヒントを出しながら、焦らせない雰囲気作りを心がけましょう。
筆者の場合、利用者様4~5人のテーブルごとに小グループになって頂き、クイズを出題するようにしていました。
クイズレクは、どうしても『職員 対 利用者様全員』という形式になってしまいがちですが、小グループになっていただくことで、よりお一人お一人に合わせたクイズ出題ができます。
正解の少ない利用者様には、その方にとって答えやすい出題をして答えて頂く機会を作るようにしました。
正解するとグループ全員で拍手をされ、利用者様同士の会話も笑顔も増やすことができました。
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