【介護】行政や企業が実施しているスキルアップ研修とは?

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【介護】行政や企業が実施しているスキルアップ研修とは?
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こみたろう

「介護職として働き始めたけれど、さらに介護技術を身につけたい」
「介護現場で生かせる知識を幅広く身につけ、スキルアップを目指したい」

このように考えている人は多いのではないでしょうか?

介護職は介護業界全体に共通するキャリアパスが存在し、スキルアップを重ねていくことで仕事の幅が広がっていきます。

研修を受けてスキルアップをすることで、国家資格である「介護福祉士」の資格を得ることにもつながるのです。

本記事では、厚生労働省の情報をもとに、介護職としてスキルアップする方法やメリットを説明した上で、企業や行政が実施している介護職向けの「スキルアップ研修」について詳しく解説します。

この記事を読むことで、スキルアップの方法を理解できるでしょう。

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介護技術を上げることで得られるメリットと手段

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介護職として働く人の多くは、日々、介護技術の向上に努めています。

それでは、介護技術はどのようにすれば上げることができるのでしょうか。

ここでは介護技術を向上することで得られるメリットや、スキルアップの手段を解説します。

スキルアップするメリット

介護技術を磨き続けていくと、介護職として着実にスキルアップし、勤務先の事業所にとって、なくてはならない存在になっていきます。

介護技術を向上させることで、仕事がスムーズにできるようになるだけでなく、利用者の満足度向上にもつながるからです。

利用者の信頼を得ることができれば、同僚からの信頼も比例して増していくでしょう。

スキルアップするほどに仕事への充実感や達成感がより得られるようになるため、やりがいを持って仕事に向き合うことができるようになりますし、介護福祉士などの上位資格の取得を目標にするきっかけにもなります。

中には、「サービス提供責任者」のように、他の介護職をまとめるリーダーの役割を任される人もいるかもしれません。

もちろん、介護技術の向上は肩こりや腰痛の予防にもつながり、介護職の心身にかかる負担を軽減することも期待できます。

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」によると、2020年2月時点における介護職の平均給与は勤続年数が増えるごとに増えていきます。

また、上位資格である介護福祉士の資格を取得している人のほうが平均給与は高く、平均勤続年数も長くなっています。

介護職の離職率は他業種と比べて高いというデータがある一方、介護技術を磨きスキルアップをしている人については長く働きやすいですし、給与や待遇なども上がっていくのです。

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スキルアップするためには?

介護技術を上げるために、多くの介護職が実践していることとして、勤務先の企業が実施している研修などに出席をして、技術や知識を磨くということがあります。

OJT(On-The-Job Training)といって業務の中での教育を指し、介護職では新人に対する教育やリーダーのための研修などが挙げられます。

介護職に限らず、企業の6割近くがOJTを重視しています。

OJTでは講師派遣型サービスを活用して、外部の講師に介護の知識や技術、あるいはビジネスマナーなどを教わることもあります。

また、介護職の多くが行政や勤務先以外の企業が実施するスキルアップ研修に参加しています。

介護職におけるスキルアップ研修とは、その名と通り職員がスキルアップするために行う研修で、「介護福祉士実務者研修」や「介護福祉士実務者研修」のように特定の仕事をするために必要となるものと、都道府県などが、特定の介護職に対して医療技術に関する知識や他職種との連携に関する知識などを提供する研修に分かれます。

後者は主に有資格者や組織をまとめる立場の人が受けるもので、事業所の業務効率化などをはかることができるのです。

近年は新型コロナウイルス感染症の影響で、e-ラーニングで知識を習得できるものもあります。

介護技術を向上させるためのセミナーには、企業が主体となって行うものも存在します。

例えば、経営者や施設管理者向けのウェビナーなどが該当します。

このほかにも、書籍や新聞を読むなどして、介護に関する情報を取り入れる人もいます。

なお、これまで無資格でも介護の仕事に従事できていましたが、2021年の介護報酬改定の中で無資格の人は「認知症介護基礎研修」を受講しなければならないということになりました。

3年間は移行期間がありますが、3年後の2024年からは研修の受講が義務づけられます。

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スキルアップ研修を受けることで資格取得の要件を満たすことが可能!

書類

スキルアップ研修は厚生労働省や都道府県が主体となって、介護職の人材育成のために行っています。

また、介護業界に共通するキャリアパスを設けることで、長きにわたって介護職として活躍する人を獲得しようとしています。

スキルアップ研修の中には、「介護福祉士実務者研修」や「介護福祉士実務者研修」などのように、資格取得の要件を満たせるものもあります。

これらの研修を受け、資格取得をすると知識や技能を有することを示す証左となり、転職する際にも保有資格として記入できるのです。

ここでは、介護職のスキルアップ研修について詳しく解説します。

介護資格も取れるようになる

スキルアップ研修の中には、介護職の資格取得の要件を満たすことができるものもあります。

その代表が、「介護職員初任者研修」で、介護職として働く人の多くが最初に取得する資格です。

「介護職員初任者研修」は従来の「ホームヘルパー2級」に代わる資格として2013年に誕生した資格で、座学や実習を通して介護職に最低限必要な知識と技術を習得することができます。

介護職は、無資格でも介護施設で働くことはできますが、訪問介護士として仕事をすることができません。

「介護職員初任者研修」は都道府県あるいは都道府県知事が定めた企業などで、合計130時間の研修を受ける必要がありますが、研修を受講し、修了試験に合格することで、訪問介護士としての仕事ができるようになるのです。

「介護職員初任者研修」についてはハローワークが実施している職業訓練でも受講することができ、介護職として働き始める前に受講し資格を取得する人も多いです。

また、「介護福祉士実務者研修」は仕事をしながら介護福祉士を目指す人には欠かせない資格で、2016年からは、介護福祉士の受験資格を得るためには3年以上の実務経験と「介護福祉士実務者研修」の受講が必要になりました。

「介護福祉士実務者研修」を受けると、これまで医師と看護師にしか認められていなかった痰(たん)の吸引と経管栄養の知識を習得でき、仕事でできるようになります。

また、2019年以降訪問介護事業所に必ず配置しなければならない「サービス提供責任者」として活躍できるのです。

「介護福祉士実務者研修」は厚生労働省が指定した企業や専門学校などで受講できます。

 関連記事 介護職の無資格勤務にメリットデメリット?(介護の本音)

受講対象者

スキルアップ研修の受講対象者は、スキルアップ研修ごとに異なります。

例えば「介護職員初任者研修」については、介護職として働き始める前でも受講できます。

また、「介護福祉士実務者研修」は「介護職員初任者研修」を修了していなくても受講可能です。

ただし、受講するためには「介護職員初任者研修」で身につける基本的な知識や技術が必要で、無資格で経験が少ない人が受講するのは少しハードルが高いかもしれません。

なお、「介護福祉士実務者研修」は「介護職員初任者研修」の資格を持っている人ならば、研修時間が短くなります。

一方、受講対象者が限られているものもあります。

例えば、東京都保健福祉局が2021年に実施した「介護職員スキルアップ研修【実践編】」の受講対象者は、介護福祉士として介護施設で働いていて、研修受講後にはその内容を各事業所で伝達できる人が条件です。

なお、「介護職員スキルアップ研修【医療的知識編】」については、実務経験が1~3年の新人が対象というように、スキルアップ研修ごとに受講対象者は異なります。

日程と費用

日程や費用は「スキルアップ研修」ごとに異なり、無料で受けられるものから10万円近くの費用がかかるものまでさまざまです。

都道府県が介護職員を対象に行うスキルアップ研修は5000円前後で受けられるものが多く、中には無料で受講できるものもあります。

有料であっても、勤務先が受講費用を出しているところもあるでしょう。

日程は1日で終わるものもあり、多くても数回で完了します。

一方、「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」に関しては、10万円前後の費用がかかり、研修を修了するまでに数カ月単位の時間を要します。

もちろん、勤務先が資格取得の支援をしてくれているところもありますが、自ら負担しなければならないこともあります。

なお、「介護職員初任者研修」については職業訓練で受講できることがあり、自己負担を最大限抑えた状態で受講できる場合もあります。

申し込み方法

スキルアップ研修の申し込み方法は、研修ごとに異なります。

例えば、東京都保健福祉局が実施する「介護職員スキルアップ研修」は、東京都社会福祉協議会の研修受付システム「けんとくん」から申し込みを行います。

なお、研修の実施元により申し込み方法は異なります。

また、講義テーマは毎回異なり、受講対象者は一定ではありません。

さらに先着順の研修もあるため注意が必要です。

一方、「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」については、都道府県や厚生労働省が定めた実施団体(専門学校など)に直接申し込みを行います。

職業訓練で受講する場合には、住んでいる地域のハローワークを通じて申し込みをしましょう。

なお、職業訓練で受講する場合には、ハローワークで審査があり受講許可を得られた場合に受講できます。

スキルアップ研修を受講してさらなる介護技術を身につけよう

介護士

介護業界で長く活躍していくためには、さまざまなスキルアップ研修を受講し、介護にまつわる知識や技術を高めていくことが欠かせません。

スキルアップ研修を受講することで、仕事の幅が広がり、責任のある仕事を任されるようにもなりますし、介護福祉士などの上位資格を目指すきっかけにもなるでしょう。

もちろん、利用者満足度の向上にもつながりますし、仕事のスピードアップや効率化にも役立つはずです。

介護業界は他の業界に比べると離職率が高いといわれますが、スキルアップをすることで長く働けるようになります。

また、万が一転職する際にも、研修を受けたことを履歴書に記載できる場合があります。

積極的にスキルアップ研修を受講し、介護技術を磨いていきましょう。

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この記事の筆者・監修者

  • 介護のコミミ編集部

    介護のコミミ編集部

    介護のコミミのコンテンツである「コミミマガジン」の編集者。 介護現場から施設運営など、介護に関わる幅広い分野で月間5万人以上の介護職員に情報発信をしている。 記事は介護職員だけでなく、メーカーや行政からの関心も高まっているため、メーカーと介護現場を繋ぐ第三者目線を第一に、日々情報を提供している。

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