【超厳選】施設向け見守りシステム・介護ロボット3選!(注意点も解説)
介護ロボット・センサーの選び方


見守りシステムって最近よく聞くようになったけど、導入したら効果あるのかな!?どんな種類の製品があるかを知りたいし、どんな効果があるのかも知りたいな
このような疑問にお答えしていきます。
ここ数年、見守りシステムを導入している施設も少しづつ増えています。
また、国や自治体は介護・福祉事業所が見守りシステム等の介護ロボットを導入することを支援しています。
まだまだ普及率は国や自治体が求める水準まで達していないものの、「人手不足問題」が顕著に表れている昨今においては注目度はますます高くなっています。
さて、本記事では数多くある施設系見守りシステムから厳選して5つ紹介したいと思います。
本記事の筆者は、10年以上介護業界に携わり数々のIT機器の導入などを目の当たりにしてきました。
実際に成功した例、失敗した例もどっぷりと経験してきましたので、少しでも参考になればうれしく思います。
この記事を最後までお読みいただければ、施設における見守りシステムの導入についてメリットだけではなくデメリットや注意点も理解することができます。
5分程度でお読みいただける内容なので是非、最後までお付き合いください。
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・施設向け見守りシステム(介護ロボット)3選!(注意点も解説)
2-1 パラマウントベッド-眠りSCANパラマウントベッド-「眠りSCAN」
2-2 エイアイビューライフ-「A.I.Viewlife」
2-3 エコナビスタ-「ライフリズムナビ+Dr.」
見守りシステムでできること
まずは見守りシステムでできることを解説していきます。
大きく分けて主に3つあります。
・モニターで利用者の居室での様子が把握できる。
・睡眠時の記録が残せるので、利用者の生活リズムの分析もできる。
・起きてしまった事故や危険な動作をすばやく検知することができる。
それぞれ、解説していきます。
モニターで利用者の居室での様子が把握できる
モニターで利用者の様子を確認できることにより、無駄な訪室を減らすことができます。
職員の負担軽減につながるだけでなく、利用者の眠りを妨げないといった効果があります。
睡眠時の記録が残せる
見守りシステムを使用することにより、睡眠時の記録を残すことができます。
介護職員の目だけでは捉えることができない詳細なデータを記録として残すことができるため、変化や予兆を記録から読み解き、不測の事故にいち早く気付くことができるようになります。
利用者の生活リズムの分析ができる
介護システムと見守りシステムを連携させることにより、より効率的に利用者の生活リズムを分析することが可能になります。
介護システムでは起きている時の記録、見守りシステムでは睡眠時の記録を残すことができますが、それぞれを連携させることにより、24時間軸で記録を分析することが可能になります。

見守りシステムと介護システムの連携については下の記事が参考になるよ!
【超厳選】施設向け見守りシステム3選!2020年春版
それでは、実際にどんな製品があるのか、詳しく見ていきましょう。
特徴をそれぞれ3つずつご紹介します。
パラマウントベッド-「眠りSCAN」
製品の概要と目的
ベッド上の利用者の睡眠・呼吸・心拍を非接触でセンシングし、iPhoneやパソコン等の様々なデバイスで居室に行かなくても多様なデバイスでリアルタイムに確認できます。
特徴1:ベッドの下に薄いセンサーを敷いて体動を計測できる

特徴2:分かりやすいモニター表示

特徴3:睡眠の様子を見える化(分析レポートもある)


分析データをご家族に開示している施設もあるよ!安心してもらえるだけでなく、施設への信頼度も高めることができているみたい
筆者から見た眠りSCANのメリット・デメリット

「眠りスキャン」は多くの介護ソフトと連携しているよ!導入実績も多いから安心だね
エイアイビューライフ-「A.I.Viewlife」
製品の概要と目的
エイアイビューライフ社は、長年にわたる見守りロボットの開発や販売経験を基に、今後のさらなる発展を目指して2017年4月に創業したベンチャー企業です。
見守りロボット「A.I.Viewlife」は、夜勤勤務者の次のような課題を解消します。
①少ない人数での作業
②介護の優先順位がつけにくい
③過度な見守りで精神的・作業的負担が大きい
これら多くの介護事業所が抱えている悩みをプライバシーに配慮された広角IRセンサーを用いて部屋の中を見える化する事でスマートに解消します。
居室におけるベッド回りの起き上がり、ずり落ち、離床等の動作を検知してリアルタイムに介護スタッフの携帯するモバイル端末に通知が届きます。
起き上がり等の危険動作をアラートとして検知した段階で部屋に迅速に駆け付け、転倒事故などが発生する前に先回りして未然に防ぐことができます。
また、事故の予防だけではなく、万が一起きてしまった転倒やうずくまり等を迅速に捉える事で、それらの事象に最速で対処し最善を尽くすことが可能になります。
このようにA.I.Viewlifeは予防、対策双方にも効果を発揮しますが特徴的なのは、プライバシーに配慮された画像センサーを採用している事です。
所謂「丸見え」の状態のデメリットをカバーしている点は秀逸で、キラリと光るものがあります。前置きが長くなりましたが、もう少し掘り下げて見ていきましょう。
特徴1:業界初広角IRセンサー搭載

上記のようなイメージでプライバシーに保護された画像投影を採用しています。
特徴2:非接触型生体センサー

特徴3:多様な行動検知
(例:ユニット型個室の場合)


長年の研究開発で培われた最新の技術を使いながら、プライバシーの守られた画像で様子を見守る点は、利用者と介護スタッフ双方に配慮されていてバランスが良いね!
筆者から見たA.I.Viewlifeのメリット・デメリット

機能的な面は公式ホームページが大変わかりやすいので是非見てみてね!
エコナビスタ株式会社-「ライフリズムナビ+Dr.」
製品の概要と目的
「ライフリズムナビ+Dr.」は上述した二つの製品と同様やはりモバイル端末で入居者の健康状態や活動状況をリアルタイムに確認できる見守りシステムです。
ベッド、トイレ、居室の各種ドア等に取り付けたセンサーから取得できる入居者の活動量や睡眠状況、更に室内環境などの情報をスマホやPCで閲覧することができます。
異常時にはアラート通知を手元の端末で受け取ることが可能です。
また、とても特徴的なのは、各種データは提携しているクリニックに送信され、毎月1回「健康レポート」が送られてくる点。
カメラを一切用いずにセンサー感知によって生活状況を把握できる部分は、プライバシーへ十分配慮されています。
体の動き・温湿度の計測、人感センサーの3種類の非接触センサーを組み合わせて測定できる情報は、多岐に渡ります。
呼吸、心拍数、無呼吸回数、睡眠の深さ、室温、トイレの回数などを把握することが可能で、脱水症や熱中症や徘徊といった病気の予兆を発見しやすくする効果があります。
特徴1:大阪市立大学医学部疲労医学講座共同開発&東京睡眠・疲労クリニック監修
大阪市立大学医学部疲労医学講座共同開発、東京睡眠・疲労クリニック監修という事で、システム開発者だけの独創的な考えだけではなく産学連携、医師監修という点は制作者側の本気度を感じます。
まさに「次世代の見守りシステム」です。
センサーマット、人感センサー、温湿度センサーからの情報をパソコンやスマホで、わかりやすく見える化することで、1日の変化だけでなく、1週間単位、1ヶ月単位での変化も一目でわかる為、「変化の予兆」に気づくことができます。
また、監修元のクリニックで、ライフリズムナビ+Dr.のセンサーから生体・生活・環境情報を1分毎に24時間自動で受信し、受信した情報を基に医師からの「健康アドバイスレポート」を毎月受け取ることが可能です。
特徴2:画面デザインがとってもキレイ
引用元:Reno Createive
デザイナーさんの手が加えられており、画面がとても見やすいです。美しいです!
シンプルでありながら色の組み合わせ、グラフの表現、色使い、どれをとってもデザインという面で頭一つ抜きん出ています。
システムデザインは意外と軽視されがちですが、見守りシステムは毎日使用するものですので、私は見やすさはとても重要と考えます。評価すべきポイントかと思います。
特徴3:すぐに使える
※引用元:ライフリズムナビ+Dr 公式ホームページ
公式ホームページによると、届いたその日からすぐ使えるとの記載があります。
上述した2つのシステムは有線LANや無線LANのインフラ整備が必須だったことに対し、ライフリズムナビ+Drに関しては3G回線でも対応可能ということですので、極めて特徴的です。
繰り返しの記述になりますが、見守りシステムの導入においては、インフラ整備のコスト部分が盲点になっている場合があり注意が必要な点ですが、こちらの場合はどれぐらいのコストで実現可能なのかをキチンと抑えるようにしましょう。

ライフリズムナビは現在、介護ソフト大手のワイズマンと業務提携しているね。こういったセンサーは一社に留まらず今後も各介護ソフトメーカーとの連携も進みそうだけど、自分の施設が何を使っているのかも選定のポイントになるかもしれないね!
筆者から見たライフリズムナビ+Dr.のメリット・デメリット
見守りシステムを導入するにあたっての注意点
各商品紹介の際にも注意事項を記載いたしましたが、最後に注意点をまとめます。
第一に、見守りシステムの導入を検討している場合は、1社だけではなくせめて3社ぐらいはデモや提案を受けてみましょう。
その中で気になったものがあれば、できれば「お試し」できると尚更良いかと思います。購入後に「思ってたのとなんか違う!」となっても後の祭りです。
第二に、導入の際にはトップダウンだけでは決めず、介護課長や看護課長など現場の最先端を把握している人材を商品選定に入ってもらい組織として選定する事を心がけてください。
「自分たちが選んだ」という納得感も大切です。
第三に、導入後も全員が使えるようにきちんとした教育体制を敷くことも同じくらい重要です。
一部の人だけが使えても職員間で差異が生まれてしまっては浸透しません。
今回見てきた見守りシステムはどれも「スマホ」を使ってアラートの通知を受け取ることができたり、様子を確認したりできますが、高齢のスタッフの場合、「画面が小さくて見えません!」という方もいらっしゃるかもしれません。
職員の年齢層やITスキルのレベルは事業所によって千差万別です。
自身の事業所にはどれがしっくりハマりそうなのか、しっかりと時間をかけて選定しましょう。
皆様が見守りシステムの導入に成功し、効率的な施設運営が可能になり、本来のサービスに充てられる時間が増え、ひいてはそれが利用者様の満足度に繋がっていくことを切に願います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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