介護施設で見守りカメラは重要!事故を減らす選び方やおすすめを紹介

介護ソフトの選び方

介護施設で見守りカメラは重要!事故を減らす選び方やおすすめを紹介
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こみたろう

見守り用のカメラを購入したいけど、種類がありすぎて選べないよ。

介護施設の「見守りカメラ」は、利用者の状態をリアルタイムに把握するためのシステムです。

介護職員の巡回頻度を下げることができるので、業務負荷の軽減に役立ちます。

本記事では、見守りカメラにどのような機能・メリットがあり、どう選ぶべきかについて分かりやすく解説します。

介護施設で見守りカメラを選ぶポイント

「見守りカメラ」は、介護施設の利用者の様子を遠隔で見守るために、室内に設置するカメラのことです。

介護職員が目視で見守る必要が減るため、業務負荷の軽減に役立ちます。

介護施設に設置する見守りカメラは、以下の8つのポイントを意識して選びましょう。

・カメラの性能
・動体検知機能がどのくらいか
・会話機能がついているか
・夜間撮影できるかチェック
・撮影範囲やネット環境も確認しよう
・温度センサーが搭載されているのかチェック
・プライバシーモードを搭載しているか
・セットアップのしやすさ

カメラの性能

見守りカメラの性能は、見守りカメラで最も重要な要素です。

以下の3つのポイントを確認しましょう。

・撮影範囲の広さ
・明るい場所での画質
・暗い場所での画質

撮影範囲については後述します。画質は高い方がほうが、利用者の様子を鮮明に把握できます。

予算との兼ね合いはありますが、高画質なカメラを選ぶのがおすすめです。

動体検知機能がどのくらいか

「動体検知機能」の性能も重要なポイントです。

動体検知とは、動きがある対象を検知して、自動的に撮影する機能のことです。

動体だけではなく、音や温度に反応して撮影できるタイプもあります。

こうした機能があれば、利用者の動きを逃がすことがないため、より正確な見守りが可能となります。

ただし、動体検知機能がカーテンなどの動きに反応することもあるので、頻繁に誤動作しないような精度の高いものを選ぶことも大切です。

会話機能がついているか

見守りカメラには「会話機能」が付いたものもあります。

カメラにマイクとスピーカーが内蔵されており、利用者と介護職員が双方向に話せます。

利用者の様子に異変があれば、画面越しに声をかけて確認できるので便利です。

夜間撮影できるかチェック

夜間撮影の可否も重要な要素です。

介護施設では、要介護者の異変がいつ起きるか分からないため、夜間でも撮影できることが大切です。

夜間撮影の方法には、弱い光を増幅させる「暗視カメラ」と、赤外線を利用する「赤外線カメラ」の2種類があります。

暗視カメラはカラーで撮影でき、赤外線カメラはモノクロになります。

ただし、暗視カメラは完全に真っ暗な場所は撮影できないのに対し、赤外線カメラは真っ暗でも撮影可能です。

介護施設での見守り用途にカラー映像が必要ないことや、基本的に就寝時は明かりを消すことから、赤外線カメラを選ぶほうがいいでしょう。

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こみたろう

24時間ちゃんと撮影ができるものがあるといいよね。

撮影範囲やネット環境も確認しよう

部屋全体を撮影するためには、カメラの「画角」が重要です。

カメラに死角があると、映らない部分で利用者に異変・転倒が起きたときに気付けません。

90度以上の画角があれば、部屋の隅に設置すると基本的に部屋全体が映ります。

自動もしくは遠隔で首振りができるカメラであれば、より広い範囲を正確に把握できるでしょう。

また見守りカメラは、リアルタイムでの映像転送や会話を行うために、Wi-Fiなどのインターネット環境が欠かせません。

カメラによっては、通信会社と契約してモバイル回線を利用できるものもあるため、施設内にネット回線がない場合は検討してみるといいでしょう。

温度センサーが搭載されているのかチェック

見守りカメラには、動体検知に加えて「温度センサー」が付いているものもあります。

これは、撮影対象の温度が一定の範囲から外れると、介護職員に通知が届くというものです。

温度センサーは、例えば熱中症対策に役立ちます。

ただし、温度センサーはあくまで目安なので、利用者とのコミュニケーションや見守りを意識することが大切です。

プライバシーモードを搭載しているか

「常にカメラで見られること」は、見守りのためとはいえ利用者にとってストレスになります。

「プライバシーモード」を搭載した見守りカメラは、カメラ・マイク・スピーカーの機能や、撮影を一時的に停止できます。

見守りが不要なときにプライバシーモードをオンにすると、利用者の心理的な負担を軽減できるでしょう。

セットアップのしやすさ

見守りカメラの使いやすさを大きく左右するのが、導入・設置・設定の難易度です。

設定項目が多すぎると利用できるまでに時間がかかりますし、再設定も大変になります。

特にインターネットを利用するカメラの場合は、回線の不具合が生じがちなので、できるだけ簡単に接続できるものを選ぶのが良いでしょう。

見守りカメラを設置するメリット

見守りカメラを設置することで、以下の3つのようなメリットが得られます。

・見守り業務の負担を軽減できる
・利用者の異常をすぐに察知できる
・人手不足にも対応しやすくなる

見守りカメラの設置により、介護職員が頻繁に見守る必要がなくなるため、職員の負担軽減に加えて人手不足にも対応できることが魅力です。

見守りカメラを設置するデメリット

見守りカメラの設置時は、以下の3つのデメリットに注意が必要です。

・導入コストがかかる
・見守りすべてはカバーできない
・カメラの設置や設定が必要

に重要なポイントは、「見守りカメラで見守り業務のすべてはカバーできない」ことです。

カメラに任せきりにすると、外見からは分からない異常に気付けません。

見守りの精度と効率をより高めるためには、利用者のバイタルをモニタリングできる介護ロボットの併用がおすすめです。

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見守りカメラのQ&A

見守りカメラについての理解をもっと深めたいという方もいるのではないでしょうか?

特に、「ネット環境についてのこと」や「スマホ連動について」など、見守りカメラについてより深くのことを知りたいという声は多いです。

そこで、ここからは見守りカメラについてのよくある質問とその回答を紹介していきます。

インターネットやwifi不要の見守りカメラはありますか?

インターネット環境がないというケースもあるでしょう。

種類によってはインターネット・Wi-Fi不要で使える見守りカメラも存在します。

例えば、インターネットやWi-Fiがなくても、コンセントで機器に繋ぐだけでスマホと連動できるタイプなどの見守りカメラなどです。

インターネット環境やWi-Fiを揃えるのが難しい場合には、インターネット・Wi-Fi不要の見守りカメラを検討してみるのも良いかもしれません。

スマホのアプリで操作できますか?

スマホと連動できるのがCare Birdやsmart Nexus Careですが、その他にもアプリと連動していて操作までできる見守りカメラも存在します。

アプリと連動しているものであれば、遠方にいてもカメラを操作できるため、より細かく見守りを行うことができます。

安全性を重視したいのであれば、アプリ操作できる見守りカメラを選択するのも良いでしょう。

介護施設に見守りカメラを設置する注意点

介護施設に見守りカメラを設置する際は、以下の2つのポイントを意識しましょう。

・どのような介護者に使いたいか用途を明確にする
・見守りカメラの性能が発揮できる場所を考えて設置する

どのような介護者に使いたいか用途を明確にする

どのような利用者をカメラで見守るか、用途を明確化しましょう。

例えば、転倒の恐れがある利用者の場合は、映像を撮影できるだけのカメラではあまり意味がありません。

動体検知機能などで、転倒リスクにも対応できる製品を選ぶことが重要です。

見守りカメラの性能が発揮できる場所を考えて設置する

見守りカメラの性能を十分に発揮できる場所に設置しましょう。

最も重要なポイントが「死角をなくすこと」です。

コンセントの場所が原因で有効な場所に設置できない場合は、コンセントの場所を変えないといけません。

また、スピーカーやマイクを備えたカメラの場合は、コミュニケーションできる範囲にカメラを設置する必要があります。

暗視カメラは光を確保する方法、動体検知機能がある場合は誤動作しにくい場所に設置することも大切です。

介護用見守りカメラの設置に使える補助金とは?

介護用の見守りカメラの設置にはコストがかかります。そこで、各種補助金を活用することで、導入コストを抑えることが可能です。

要件に該当すれば補助金を受け取れる場合も

介護施設に見守りカメラを導入する場合は、「社会福祉施設等施設整備費国庫補助金」が利用できる可能性があります。

この制度では、見守りカメラの導入コストの4分の3の助成が受けられます。

参考:厚生労働省「社会福祉施設等施設整備費国庫補助金について

介護保険が適用される場合も

見守りカメラをレンタルで導入する場合は、介護保険が適用される可能性があります。

できるだけ導入コストを抑えたい場合は、購入ではなくレンタルで導入する方法も検討してみるといいでしょう。

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おすすめの見守りカメラ5選

見守りカメラのおすすめ製品を以下の5つご紹介します。

・まもる~のSHIP
・ハピネス絆
・smart Nexus Care
・Care-Top
・Care Bird

まもる~のSHIP

まもる~のSHIP
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まもる~のSHIP」は、利用者の脈拍・呼吸・体動に加えて、温度や湿度といった室内環境をリアルタイムでモニタリングできるカメラです。蓄積したデータを分析して、目覚め時間の予測などもできます。夜勤の見守り負担の軽減や、ヒヤリハットの防止に役立ちます。

メーカー名 株式会社ZIPCARE
対応サービス 施設系短期系
機能 離床センサー・ドアセンサー・トイレセンサー・ナースコール
費用 購入:機器費用\130,000/台 月額費用\800/台 レンタル:機器費用\0円/ 月額費用\4,500/台 ※オプション追加によって料金は変わります。
無料体験 あり
導入形態 クラウド(ASP)
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ハピネス絆

ハピネス絆
ハピネス絆 4.5 1件のカスタマーレビュー

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ハピネス絆」は、必要な機能を選べることや、シンプルな操作性が魅力の見守りカメラです。必要な機能を厳選して導入したい場合におすすめです。また、非接触センサーを活用しているため、要介護者への負担も少ないカメラとなっています。

メーカー名 株式会社ハピネスコーポレーション
対応サービス 施設系短期系
機能
費用 設置するセンサーやオプションによって料金が異なります。 必要なセンサーに応じて一つ一つチョイスが可能です。柔軟にご対応させて頂きますので詳細はお問い合わせください。
無料体験 あり
導入形態 オンプレミス
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smart Nexus Care

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smart Nexus Care」は、AIを搭載した新しい見守りカメラです。

AIにより生活記録を残せるため、異常や転倒などの経緯も可視化できます。

夜間の見守りを大幅に効率化できるため、介護職員の負担軽減に最適です。

見守り性能が高いため、利用者と家族に安心も提供できます。

メーカー名 株式会社サンクレエ
対応サービス 施設系短期系居住支援系障がい児
機能
費用 要お問合せ
無料体験 なし
導入形態 その他
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Care-Top

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Care-Top」は、ベッドマットレスに設置するセンサーで、利用者の心拍数・呼吸数・睡眠の深さなど、さまざまな情報をリアルタイムに計測できます。

パソコンやスマホでデータを確認でき、異常時はアラート通知が行われます。

スタッフの見守り負担を大幅に軽減できるため、業務効率化や業務改善に最適です。

メーカー名
対応サービス
機能
費用
無料体験 なし
導入形態
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Care Bird

Care Bird
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Care Bird」は、利用者のバイタルを24時間測定し、どこからでも状況を把握できるシステムです。

異常発生時はパソコンやスマホに通知されます。

利用者へのケア品質の向上や、夜間の見守り負荷の軽減に役立ちます。

メーカー名 三昌商事株式会社
対応サービス 施設系短期系
機能
費用 機器類は約15万円(但し、台数に応じて価格が異なります)。月額利用料も設置台数によって異なる為、お問合せ頂いた後、お答え致します。
無料体験 あり
導入形態 クラウド(ASP)
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介護スタッフが使いこなせる見守りカメラを導入しよう

介護施設に見守りカメラを導入すると、利用者の状態を遠隔で把握しやすくなるため、ケア品質の向上と業務改善に役立ちます。

カメラの選定時は画質はもちろん、画角・動体検知器・夜間撮影などの機能が重要です。

導入コストを抑えたい場合は、各種補助金の利用も検討してみましょう。

介護のコミミ」では、介護業務を効率化するための見守りカメラを紹介しています。

介護施設の業務改善でお悩みの場合は、ぜひ介護のコミミへの資料請求をご検討ください。

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この記事の筆者・監修者

  • 介護のコミミ編集部

    介護のコミミ編集部

    介護のコミミのコンテンツである「コミミマガジン」の編集者。 介護現場から施設運営など、介護に関わる幅広い分野で月間5万人以上の介護職員に情報発信をしている。 記事は介護職員だけでなく、メーカーや行政からの関心も高まっているため、メーカーと介護現場を繋ぐ第三者目線を第一に、日々情報を提供している。

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