介護ロボットの普及率に地域差!?普及遅延の理由と改善方法

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介護ロボットの普及率に地域差!?普及遅延の理由と改善方法
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こみたろう

介護ロボットってどの程度普及してるのかな?
周りの事業所と足並み揃えて導入しようかな。

介護ロボットは、地域によって普及率が異なると言われていますが、実際のところはどうなのか、他の事業所の普及率を知りたいという人も多いのではないでしょうか。

本記事では、企業や自治体が実施した介護ロボットの普及率に関するアンケート調査結果を紹介します。

他の事業所の普及率などの状況を確認しながら、介護ロボットの導入を慎重に検討していきたいという場合は、ぜひ最後までご覧ください。

読み終える頃には、介護ロボットの普及率などを把握でき、導入するかどうかを見極めることができるでしょう。

介護ロボットの普及率は地域によって異なる

介護ロボットの普及率は、地域ごとに格差があるといわれています。

ここでは、株式会社ウェルクス、北九州市、長崎県の3つの団体が実施した介護ロボットの普及率に関するアンケート調査の結果を紹介します。

どの団体のアンケートにも共通している点は、全体の約7~8割が介護ロボットを導入していないことが明らかになりました。

また、導入していないと回答した事業所のうち、約6~7割は導入の予定がないこともわかっています。

介護ロボットを導入することで、介護業務の軽減はもちろん、介護スタッフや介護が必要な人の身体的負担や精神的な負担を減らせる、と期待されていますが、実際は普及が進んでいません。

以下では、それぞれのアンケート調査について、詳しく解説します。介護ロボットの導入を検討する際の参考にしてください。

株式会社ウェルクスによる介護ロボット普及率に関するアンケート調査

株式会社ウェルクスのプレスリリースでは、介護ロボットの普及率が約3割という調査結果が公表されています(2017年9月時点)。

同社が運営するWebサイト「介護のお仕事」に登録する介護事業所を対象に、介護ロボットの導入に関するアンケート調査が行われました。

35の事業所からの回答を集計した結果、約7割の事業所が介護ロボットを導入していないと回答しています。

導入意向に関する設問の回答率は、以下のとおりです。

・「はい」と回答した事業所 29%

・「いいえ」と回答した事業所 71%

また、介護ロボットの導入しない理由に対する回答結果は、次のようになりました。

・「価格の高さ」を理由に挙げた事業所 56%

・「機器の操作が難しそう」「人で十分に対応できる」「補助制度などが煩雑」を理由に挙げた事業所 各8%

・その他 20%

さらに、将来的に介護ロボットの導入予定があるかという質問への回答は、こちらのとおりです。

・「導入予定がある」と回答した事業所 37%

・「導入予定はない」と回答した事業所 63%

導入予定はないと回答した事業所のなかには、「ロボット=操作が難しそう」や「価格が高い」「人だけで十分に対応可能」などの意見が多く見られました。

参考:PR TIMES「約7割が「導入していない」――介護ロボット導入を阻む原因第1位は「価格」|ウェルクスが「介護ロボット」に関する調査を実施

北九州市による介護ロボット普及率に関するアンケート調査

長崎県のアンケート調査結果では、県内にある1334の介護事業所を対象にアンケート調査を実施し、回答率は、63.5%でした(2018年10月時点)。

調査結果によると、介護ロボットやICTの導入状況に関する設問では、全体の約7割が「導入予定はない」との回答を出しています。

介護ロボットの導入状況への回答は、以下のとおりです。

・「すでに導入している」と回答した事業所 16.2%

・「導入を検討中」と回答した事業所 13.5%

・「導入予定はない」と回答した事業所 69.7%

・不明 0.7%

長崎県においても、全体の約7割が介護ロボットを導入していない、導入予定はないと回答していることが調査結果からわかります。

また、「すでに導入している」と回答した事業所のうち、導入率の高い介護ロボットは、「認知症見守り支援」でした。次いで、「介護業務支援」が挙げられます。

参考:公益財団法人ながさき地域政策研究所「「介護ロボット・ICT の導入状況に関する アンケート調査」 最終報告書

介護ロボットの普及が遅れている理由とその改善方法

上述した介護ロボットの導入意向に関するアンケート調査の結果から、介護ロボットの普及が遅れていることがわかります。

普及が遅れているとされる主な理由は、以下のとおりです。

・導入コストが高い

・導入後に使いこなせるか・協働できるか不安

・介護ロボットによる事故のリスク

・そもそも介護ロボットを知らない

・必要性を感じていない

介護事業所は、それぞれ規模も資金力も異なるため、導入コストが高い介護ロボットを容易に導入できない事情があることも、普及が遅れている理由の一つです。

また、介護ロボットに関する情報が介護業界に浸透していないため、そもそも介護ロボットの存在を知らないという事業所や、導入しても使いこなせるかわからない、介護ロボットが事故を起こすリスクなどの不安から導入に踏み切れないという事業所もあります。

さらに、介護ロボットを導入する必要性を感じられないという事業所もあり、介護ロボットを導入するメリットが理解されていない可能性が考えられます。

導入コストが高い

介護ロボットの価格や導入コストが高いことから、導入できない事業所も少なくありません。

実は、介護ロボットの導入コストと普及率には密接な関連性があります。

介護ロボットの普及率が高まれば需要が高まり、介護ロボットメーカーが増産することで、介護ロボットの価格や導入コストを安く抑えることができます。

一方で、現状のように介護ロボットの普及が進まず介護ロボットの需要が低い場合、価格や導入コストはいつまでも安くなりません。

ただし、補助金制度を利用すれば、介護ロボットの導入コストを安く抑えることも可能です。

国や各自治体では、介護ロボットやICTなどのシステムの導入を支援する事業が実施されており、事業の一環として補助金制度を設けています。

たとえば、ある自治体では導入コストの1/2以内を補助金として交付しています。

介護ロボットの導入にあたり、活用できる補助金制度について詳細を知りたい人は、以下のページを参考にしてみてください。

導入後に使いこなせるか・協働できるか不安

介護ロボットの普及が遅れている理由は、適切に使いこなせるのか、介護ロボットとの協働が可能なのか、といった不安などが挙げられます。

人と人の場合は、コミュニケーションや情報共有によって、意思の疎通を図ることができますが、人とロボットの場合は「そう簡単にはいかないだろう」と考える人も少なくありません。

しかし、実際には介護ロボットがどのようなものなのか、実際に何ができるのか、導入するとどのようなメリットが得られるのかなど、介護ロボットに関する正しい情報が行き渡っていない可能性があります。

そのため、介護ロボットへの不信感につながり、多くの事業所で導入することに不安を感じているのかもしれません。

介護ロボットの正しい知識を把握した上で検討するためには、実際に導入している事業所の事例を知ることも大切です。

介護ロボットの導入事例を知りたい人は、以下のページが参考になります。ぜひご覧ください。

介護ロボットによる事故のリスク

介護ロボットによる事故のリスクを懸念する意見もあることから、導入に踏み切れない事業所も少なくありません。

介護ロボットの普及率や導入事例の件数も少ないために、導入による効果やリスク、ノウハウなどの情報が介護業界に行き渡っていない状況が続いています。

ここでは、実際に介護ロボットを導入している事業所で起きた事故やヒヤリハットの事例を紹介します。

たとえば、以下のようなものがありました。

・移乗介助時に装着型の介護ロボットを利用したが、装着バンドが緩んだまま使用したため入居者と転倒しかけた

・非装着型の移乗介助機器を利用している入居者の足をドアにぶつけてしまった

・見守り支援の介護ロボットの電源を入れ忘れたため、利用者の状況を確認できなかった

上述の事例では、ほとんどが人による操作ミスや不注意などのヒューマンエラーであることがわかります。

介護ロボットの操作方法を理解した上で正しく使用し、電源忘れがないかの確認を徹底できる仕組みを整備すれば、事故やヒヤリハットも防ぐことができたでしょう。

そもそも介護ロボットを知らない

介護ロボットの導入意向に関するアンケート調査結果からもわかるとおり、一定数の介護事業所では介護ロボットの存在を知らないといった回答が見られました。

国や自治体では介護ロボットの導入支援事業を行っていますが、介護ロボットは介護の現場で認知されていないことがわかります。

介護ロボットを導入すると、介護スタッフや入居者にどのような効果があるのか、といった情報が入ってこなければ、介護ロボットを積極的に導入しようと考えないのは無理もないことでしょう。

また、介護現場のニーズと開発側の認識にズレがあることも、介護ロボットの普及を遅らせる要因の一つです。

介護現場で必要とされるものであれば、口コミや評価が事業所から事業所へ伝わり、導入スピードは加速していくでしょう。

必要性を感じていない

介護ロボットの存在は知っているものの、導入する必要性を感じていない事業所経営者も少なくありません。

ただし、介護現場のスタッフの労働力や熱意、温もりを感じられるコミュニケーションなどによって乗り切ってきたという自負を持つ事業所にとって、突然現れた介護ロボットに業務の一部を任せることに抵抗を感じるのは当然といえるでしょう。

また、必要性を感じていないという意見ばかりではなく、実際には介護スタッフの意見や現場のニーズをしっかりと吸い上げられていないといった可能性も考えられます。

介護ロボットの導入を検討する際は、介護スタッフを含めた「介護ロボット導入会議」を開くことが重要です。現場の視点を踏まえて検討することで、業務改善に近づけられるでしょう。

まずは「介護ソフト」で手軽に業務改善に取り組もう

介護スタッフの理解を得ないまま介護ロボットをいきなり導入しても、現場の混乱を招いたり、スタッフから反発を受けたりする可能性があります。

まずは、介護ソフトを導入するなど、小さい一歩からスタートし、業務改善の流れや文化作りを事業所内で行っていくことが大切です。介護ソフトをより効率よく活用する手段の一つとして、介護ロボットの導入を提案していくのが理想的な流れといえます。

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迷ったら介護ICTアドバイザーを活用しよう

介護ロボットの普及率は、地域や介護事業所の規模・種類などによって異なります。導入意向に関するアンケート調査では約7割の事業所が、介護ロボットを導入していない、導入予定はないと回答しました。

実際には介護ロボットの存在を知らない、人だけで十分対応できるといった消極的な意見によって、介護ロボットの普及が遅れてしまっている現状があることがわかります。

ただし、介護ロボットを突然導入すれば、現場で混乱を招く恐れがあるため、まずは介護ソフトなどから検討し、介護ロボットの導入につなげていきましょう。

介護ソフトや介護ロボットの導入に迷っている、記事を読んだものの自社に合った介護ロボットの種類を見極められない、導入を検討する時間がない、という場合は「介護ICTアドバイザー」への相談がおすすめです。

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この記事の筆者

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