介護現場の声・悩み働きやすい職場の選び方
介護職の退職が多いけど、どんな理由で辞めるのかな?失敗しない職場選びの方法はあるの?
このような疑問にお答えしていきます。
高齢化社会に伴って需要が増えているのが介護の仕事です。
未経験者でも募集をしている施設がたくさんあるため、これから介護職として働こうと思っている人も多いのではないでしょうか?
仕事に就きやすい反面、気になるのが「介護の仕事は退職する人が多い」と言われていることです。
せっかく介護職として働くのであれば、退職することなく長く働き続けたいですよね。
事前に介護職の現状を知っておくことで、応募する際の心構えをすることができますよ。
今回は介護の仕事で多い退職の理由10選と、就職する際に失敗しない施設の選び方について紹介します。
介護業界で転職を考えているけど、転職先が自分に合った職場かわからない。
そんな方のために、独自の指標を用いて働きやすい職場の情報だけを集めた「介護のコミミいい職場検索」で、あなたに合った職場を探すことができます。
働きやすい職場が見つかる
近くのいい職場を探すまずは介護の仕事で多い退職の理由11選を見ていきましょう。
介護職の退職理由で最も多いのが、安い賃金です。
正社員であっても一般的に他の業種と比べると、平均賃金は低めに設定されています。
特に男性の介護職は結婚や子供の出産などをきっかけに、もっと賃金の高い仕事に移る人も少なくありません。
仕事量が多くて疲れが溜まり、退職してしまう人も多いのが介護の仕事です。
勤務時間中は利用者の介護に専念し、行事や係の担当業務、書類整理などを勤務時間後に行わざるを得ない施設もあります。
毎日残業が続き、しかもほとんどがサービス残業だと精神的ストレスも蓄積されていきます。
介護職は利用者を体で支えたり体位交換をしたりと、腰に大きな負担がかかりがちです。
腰に負担をかけない介護方法もありますが、それでも体の大きい利用者の介護をすると腰痛を引き起こすリスクは上昇します。
仕事環境は良くても腰痛が原因で退職に至る介護職も良く見受けられます。
介護の仕事は人の命を預かるものです。
利用者への介護や対応方法を間違えると、転倒や誤嚥、誤薬などのリスクを引き起こします。
これらのリスクは命の危険にも関わるので、介護職には大きなプレッシャーがかかりがちです。
人の命を預かるというプレッシャーに耐え切れず、退職してしまう介護職もいます。
スタッフ間の人間関係の悪さが原因で、退職する人も少なくありません。
「あいさつしても無視される」「他のスタッフ以上に厳しく指導される」「指導も無いのに、ミスすると怒られる」などです。
賃金の安さや業務量の多さなどがストレスとなって、人間関係の不和に影響を与えているものと考えられます。
有給休暇を満足に取得できないがために、退職する介護職もいます。
介護業界に限ったことではありませんが、有給休暇は労働者の権利ではあるものの、実際には人手不足から取得が難しい施設も少なくありません。
変則勤務が理由で退職するケースも多いのが特徴です。
特に入所施設で働くと早番や遅番、夜勤、土日出勤などの変則勤務になります。
土日休みの友人や恋人との時間が合わず、だんだんと疎遠になってしまうのです。
体調不良や家庭の突発的な事情などで、どうしても当日に仕事を休まざるを得ないケースは出てきます。
しかし、特に人手不足の施設では当日欠勤を認めていない場所もあり、このような施設では特に短期間で介護職が退職する割合が高くなっています。
介護職は人を相手にする仕事のため、数字などの目に見える形で結果が出にくいのが特徴です。
一生懸命で介護に対しての志が高い人ほど頑張りすぎてしまい、心が燃え尽き、退職に至るケースもあります。
施設内でハラスメント対策が行われていない場所では、上司からのパワハラや、利用者からのセクハラなどが原因で退職する介護職もいるのが現状です。
一方、ハラスメント対策に取り組んでいる施設ではこれらの発生リスクは下がるため、安心して働くことができると言えるでしょう。
令和2年、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、様々な介護事業所では介護職のスタッフの離職が相次ぎました。
「無症状で気づかないうちに感染させてしまったら」「感染を心配され、家族に辞めるよう言われた」との声があり、ベテラン介護士も辞めていってしまうケースがあります。
また、コロナ感染対策を行う必要があるため、介護スタッフの業務量がどうしても多くなってしまい、「コロナ疲れ」による離職も原因の一つになっています。
同じ時間働くなら、良い待遇で働きやすいところがいいよね!
せっかく介護職として就職するのであれば、退職しないで長く働き続けたいですよね。
失敗しない施設の選び方を紹介します。
まずは求人に応募する前にチェックするべき箇所についてです。求人票やハローワークのスタッフから情報を得ましょう。
勤務体制と待遇は必ずチェックしてください。日勤で土日休み希望ならデイサービス
センターなどの通所施設、夜勤を含む変則勤務でもOKなら入所施設がピッタリです。入所施設は夜勤がある分、賃金は高めに設定されています。
自分が何を優先するのか(賃金なのか、日勤勤務なのかなど)を明確にした上で、求人票を確認しましょう。
施設の種類の確認も大切です。
特別養護老人ホームや介護老人保健施設などは入所施設で、寝たきりの利用者や認知症の利用者も多く生活しています。
賃金が高い分、介護度は高まるので身体的・精神的負担は高くなりがちです。
頻繁に求人を出している施設は注意しましょう。
求人を頻繁に出すということは退職者が多いということです。
職場環境に何かしらの問題があるため退職者が多いことが考えられます。
どのくらいの規模の法人なのかも確認しておきたいポイントです。
他にも施設を持っている法人であれば、将来的に異動の可能性も出てきます。
仮に就職した施設で上手くいかなくても他の施設に異動できる場合もあるので、併せてチェックしておきましょう。
最後に施設見学や面接でチェックしておきたい箇所についてです。
実際に働いているスタッフの様子を観察してみてください。
「あいさつはしっかりできているか」「表情はどうか」「ピリピリしていないか」「利用者への言葉がけはどうか」などから、働きやすい職場かどうかを見分けることができます。
笑顔を絶やさずに利用者のペースに合わせて対応をしている施設は、働きやすい職場と言えるでしょう。
業務が忙しくなってくると、目に届きにくいトイレの清掃が疎かになりがちです。
トイレが清潔に保たれているかを確認してみましょう。
見学や面接は施設長や主任などの管理職が対応することがほとんどです。
施設長や主任の人柄や信用できるかどうかをチェックしましょう。
施設長や主任がしっかりしていてスタッフからの信用が高い施設は、職場環境の向上に取り組んでいる傾向が高いです。
「上から目線になっていないか」「こちらの話にも耳を傾けてくれるか」「質問に対して丁寧に答えてくれるか」などがポイントとなっています。
介護の仕事は年々求人数が伸びていますが、その反面、退職する人が多いとも言われています。
安い賃金や仕事量の多さ、人間関係の不和、変則勤務など理由はさまざまです。
介護職として長く働き続けるためには主な退職理由を事前に知って心構えをしておくこと、そして失敗しない施設の選び方を知っておくことが大切です。
今回紹介した記事を参考にして、長く働ける施設を見つけてくださいね。
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