介護現場の声・悩み働きやすい職場の選び方
あの職員ほんとムカつく・・・。どうしてこんなにムカつくんだろう?なんとかする方法を知りたい!
高齢化社会に伴って、介護業界で働く人の数は年々増加しています。
介護職として働いている人たちの間で多い悩みが、職場での人間関係です。
「先輩職員が厳しすぎてストレスを感じる」
「苦手な職員と夜勤を組んだ日は最悪」
「介護職同士は仲が良いけど、看護師とは上手く付き合えない」
などの悩みを持っている人も多いのではないでしょうか?
仕事にも支障をきたすので、なるべく良好な人間関係を築きたいですよね。
筆者はこれまで介護と障害者福祉業界で10年以上働いてきました。
今回は介護職の中のむかつく職員にフォーカスして、むかつく行動をする理由と具体的な対処方法を3つ紹介します。
それでは実際に介護職に多いむかつく職員について、むかつく行動の理由と対処方法について見ていきましょう。
どの業界にも馬が合わなかったり、むかついたりする上司や同僚は少なからずいるものです。
しかし介護職は特にその傾向が高いと言われています。
いったいなぜでしょう?主な理由は以下の3つです。
介護業界は常に人手が足りず、少ないスタッフ数で現場を回しているのが現状です。
1人当たりの仕事量が多く、いつも時間に追われているため心に余裕がありません。
残業が日常化している事業所も多いです。心に余裕がないとストレスが蓄積して常にイライラし、他のスタッフに対してむかつく言動をしがちになります。
みんな頑張ってるんだよ!人に当たらないでほしい!
介護職は他業種と比べて重労働にも関わらず、低賃金の傾向があります。
重労働の中での賃金の低さは仕事へのモチベーション低下につながり、ストレスもたまってむかつく行動をさらに助長させます。
「お金に見合ってないし」って、ふてくされている人いるね
介護職は女性が男性よりも多く働いています。
女性は男性と比べて感情で判断する生き物。
一度相手の気に障ることをしてしまうと、その後もネチネチと悪い関係を引きずってしまいがちです。
女性同士で関係がこじれると厄介だよね
介護労働安定センターが行った平成28年度「介護労働実態調査」によると、介護職の離職率は16.7%でした。
離職した理由のトップは「職場の人間関係に問題があったため」で23.9%。
介護職を続けたくても人間関係に悩んで、仕事を辞める人が多くなっています。
逆を言うと、人間関係に悩まなければ介護職を続けることができる人が多いということになりますね。
他業界も含めた平均が15%だから介護業界の16.7%って多い!
介護職のむかつく職員へはどのように対応すれば良いのでしょうか?
実際の経験から具体的な対処法を3つ紹介します。
むかつく職員の第1印象が良くなかったとしても、こちらから積極的に話しかけてみましょう。
大抵の人は自分に興味を持たれるのは嬉しいこと。
コミュニケーションを取る中で、お互いの関係性も良い方向へと変わっていくはずです。
自分が「むかついてますよ感」を出したら相手もそうなっちゃうよね。
とにかく必死に仕事に取り組むことで、「むかつく相手」が気にならないこともあります。
もし「むかつく相手」から仕事を押し付けられたとしても嫌な顔をせずに、取り組んでみましょう。
仕事が気持ちを救ってくれる場合もあるでしょう。
忙しかったらムカつく奴を少しでも忘れられるもんね
仕事とプライベートをきっちり分けて、むかつく職員とは仕事上における最低限の付き合いと割り切ると気持ちがラクになります。
仕事が終わるまでの辛抱!
実際に介護業界にいた、むかつく介護職のケースを紹介します。
特に新人職員は仕事が遅く、特にはミスをして当然です。
しかし小さなミスですら許されずに、いちいち指摘をしてくる先輩職員が時々います。
彼らの多くはたいした知識や技術を持っていないにも関わらず、変な自信とプライドだけを持っている傾向がありがち。
真摯な気持ちで仕事に取組み続けて何とか1人前になれれば、小言を言われることもなくなるでしょう。
センパイはミスしてこなかったんですか?といいたい
ミスをするとネチネチと嫌味を言ってくる中高年の女性職員。
他人のミスには敏感でうるさい割に、自分がミスをすると悪びれる様子はありません。
場合によっては、程よい距離を取って仕事をする必要があります。
同じことをネチネチ言われても・・ねぇ
介護業界では看護師も働いていることが少なくありません。
看護師は一般的に給与が介護職よりも高くて医療行為を行えるため、介護職員を下に見ている場合があります。
業務内容が違うため完全にお互いの業務を理解するのは難しいこと。
それぞれの業務範囲を尊重しながらも、一定の距離間を保って仕事をすると良いでしょう。
休憩時間などに仕事以外の話題を用いて、積極的に話しかけてみるのも関係構築には効果的です。
看護師とうまくいかない介護職員多いよね。下の記事も参考になるよ!
これまでに紹介した対処方法を取ってもむかつく職員に対応しきれなかった場合は、以下の方法を考えてみましょう。
オンとオフの切り替えを上手に行って、休日はリフレッシュをしましょう。
仕事のことは忘れるように努め、美味しいものを食べたりショッピングをしたり、友人と会ったりと、ストレスを解消できる方法を探してみてください。
ボクは月に1度マッサージに通ってるよ!
ストレスフルでどうにも対応ができない場合は、異動や退職といった選択肢も考慮してみてください。
無理して同じ職場で仕事を続けて体調を崩してしまっては意味がありません。
職場が変わるだけでストレスがなくなり、のびのびと働くことができるようになる場合もあります。
自分の気持ちにも正直でいたいよね
介護職は慢性的な人手不足や低賃金、女性職員の数の多さなどから、むかつく行動を取る職員が少なくありません。
介護職を辞めた人の1番の理由が人間関係です。
今回紹介した具体的な対処方法を取り入れつつ、それでもストレスフルになるようであれば、異動願いや退職という選択肢も考えてみましょう。
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