デイサービス(通所介護)向け送迎システム5選【厳選版】

介護ソフトの選び方

デイサービス(通所介護)向け送迎システム5選【厳選版】
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送迎システムが良いって聞くけど、実際のところどうなの?どのようなソフトがあるの?

このような疑問に答えていきます。 多くのデイサービス(通所介護)は送迎ルートの作成に頭を悩ませています。

1日20人の利用者を送迎車で迎えに行く場合、ルートを作成するためには次のようなことを考えなければなりません。

・利用者宅の住所

・発着時間

・乗降時間

・送迎車の台数

・危険ルート

・車椅子席の数

・利用者やドライバーの相性

他にも様々なことを考える必要がありますが、人力でルートを作成する大きな問題点は2つあります。

それは多くの時間を要することと、職員の土地勘やセンスによりルート作成の質が異なることです。

これらの問題を解決してくれるシステムが「送迎システム」です。

中にはルート作成に特化したシステムもありますが、利用者に対して自動電話を発信したり、職員同士でスマートフォンで申し送りができたりと、機能は会社によって様々です。

筆者は大手介護ソフトメーカーに勤めていましたが、経験上、送迎システムを導入している事業所は全体の5%以下です。

しかし、システムを導入している事業所は大幅な業務改善が実現できています。

今回は送迎システム5社をピックアップし、各システムの特徴を紹介していきます。

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この記事でわかること

✓送迎システムとは
✓送迎システムの選び方
✓5つの送迎システムと各製品の特徴

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デイサービスの送迎表とは?

デイサービスの送迎表とは、デイサービスの利用者を送迎する際に、円滑に進めるためにルートや到着予定時刻、使用する車両などを記入する表のことです。

特に定められた形式はないため、各事業所で使いやすい形式を採用しています。

デイサービスの送迎表を使用する目的は、次の章で詳しく解説していきます。

送迎表を使用する目的

送迎表を使用する主な目的は、以下です。

・送迎で道を間違えるなどのミスを減らす
・表にすることで送迎におけるスタッフ配置がしやすくなる
・管理者やスタッフがその日の送迎のスケジュールを把握できる
・記録に残しておくことで送迎を行った証拠になる

送迎表をしっかりと管理することで、実績の証明にもなります。

また、送迎におけるミス回避のためにも、表にしてスタッフ同士が確認することは大切です。

表にしておくことで、送迎の際の人員配置や利用者宅のルート決めの際にも比較的早く行うことができます。

その他、利用者宅へ送迎のための訪問が遅れるなどの不測の事態にも、表があることで他のスタッフの動きと比較できるため、迅速な対応に繋がります。

送迎表の作成に送迎システムがおすすめな理由・メリット

効率的に送迎表を作成したいなら、送迎システムの導入がおすすめです。

その理由は、さまざまですが大きな理由は4つです。

ここからは、送迎システムがおすすめな理由やそのメリットについて詳しく解説していきます。

送迎ルート作成の手間を削減

送迎表の作成で大変なのは、ルートを考えることです。

利用者宅同士の距離が近いとも限らないため、ルート作成を誤ると時間のロスに繋がります。

また、日によって利用者が違う場合も多く、そのたびにルートを考えるのは大変です。

送迎システムを使えば、送迎ルートを考える手間が大幅に軽減できます。

例えば、「ドライブボス」では、送迎・配送先の住所など基本情報と時間指定、使用する車両などを入力するだけで、AIが最適な送迎・配送計画を作成してくれます。

管理者自らが送迎ルートを考える必要がなく、手軽に送迎計画を立てることができるのがメリットであるといえます。

送迎状況をリアルタイムで把握

送迎システムを使えば、送迎車や管理者がリアルタイムで送迎状況を把握することが可能です。

例えば、うぇるなびなら、タブレットのGPS機能により自分の運転している現在地を確認しながら送迎業務を行うことができます。

更に、タブレットを搭載している車両の位置を「うぇるなび」から確認することができるため、管理者が事業所内で送迎状況を視覚的に確認することが可能です。

大まかな送迎状況が、電話連絡なしでそれぞれ把握できるため、不測の事態におちいった際の迅速な対応に繋がります。

効率よく送迎できるため利用者へのケアの質が向上

送迎システムを活用すれば、それぞれの利用者の意向に配慮しながら効率良く送迎することが可能であるため、利用者の満足度を上げることにも繋がります。

例えば、「ぴっくあっぷプランナー」であれば、利用者のさまざまな情報を記入することで、各利用者の意向に配慮した車両決めができます。

同乗者の必要性や座席区分、隣席条件などを細かく設定可能。

利用者同士の車内のトラブルも回避でき、それぞれの希望に沿った車内空間にすることができる点が大きなメリットです。

どのドライバーでもスムーズに送迎が可能

さまざまな送迎システムの機能を駆使し、誰でもスムーズに送迎することができます。

例えば、「うぇるなび」なら、タブレットとの連携もOK。

送迎計画を車内で確認することができるため、より正確な情報を頭に入れながら送迎業務をこなすことができる点が嬉しいメリットです。

時短と距離最適化を考慮した送迎計画を立案するシステムであるため、スタッフの負担の軽減にも繋がります。

システム選びで注意すべきこと

送迎ルート作成に日々悩まされているデイサービスにとっては、これらのシステムが「救世主」のように感じるかもしれません。

しかし、闇雲にシステムに飛びついてしまうと痛い目にあうこともあります。

特に次のことを注意するといいでしょう。

細かい条件設定ができるかどうか

条件設定はルート作成に大きく影響します。

デモンストレーションや体験版の利用時には特に注意して確認すべきポイントです。

例えば、次のような部分は必ず確認しましょう。

①利用者やドライバーとの相性設定

②利用者が送迎車に乗り降りするために要する時間(乗降時間)

③車内のレイアウト変更設定

④危険ルートの回避

⑤高速道路または一般道路の優先設定

⑤送迎車の往復設定

他にも多々ありますが、最低限抑えてほしい部分を羅列しました。

その他の部分に関しては、実際の運用と照らし合わせた上で確認してみましょう。

介護ソフトと連携しているか

送迎システムの中には介護ソフトと連携しているシステムもあります。

もし連携していない場合、送迎システム内に1から利用者情報を入力していく必要があります。

もし仮に連携していなかったとしても、どれくらいの時間がかかるかは把握しておきましょう。

費用対効果を考えよう

送迎システムの中には、利用者人数により月額費用が変動するシステムもあれば、送迎車数やパソコン台数で変動するシステムもあります。

システム選びにおいてはコストパフォーマンスは重要ですので、気になっているソフトがあればどのような条件で料金が発生するのかはしっかり抑えておきましょう。

これは使える!送迎システム5選【ルート作成がらくらく】

今回は「使える送迎システム5社」をピックアップしてご紹介します。

送迎ルート作成はもちろん、会社によって付加価値が異なりますのでその点もお伝えします。

ドライブボス(パナソニック)

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引用:DRIVEBOSS公式ページ

パナソニックが開発した「ドライブボス」はルート作成だけではなく、車内のカーナビが最適なルートで案内してくれるシステムです。

例えば、急な予定変更があった場合でも、事業所にいる職員からドライバーに対してカーナビを通じてメッセージを送ることが可能です。

他の送迎システムと比較しても、カーナビ連携においては他を圧倒する機能があります。

また、このドライブボスは介護業界だけではなく、配送業界などにも幅広く進出しているため実績面からも安心できるシステムです。

ソフト名:ドライブボス
価格:要問合せ

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運転手はキミだ!!クラウド(エスコム)

✔ 約2ヶ月間の無料お試しあり

2003年にリリースされたソフトということもあり、早いうちから業務効率化に取り組んでいる事業所は「運転手はキミだ!!クラウド」を導入している割合は比較的多い印象です。

歴史があるソフトではありますが、クラウド対応もしっかりしています。

また、送迎表などは施設毎に事前にカスタマイズが出来、Excel出力ができることも魅力の1つです。

体験版は最大2ヶ月間使用可能です。

価格は利用者人数により異なりますが、25名〜29名で月額16,000円となっています。

ソフト名:運転手はキミだ!!クラウド
価格:月額16,000円〜

口コミで実際の使った声が聞ける

ツールの詳細はこちら
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こみたろう

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ぴっくあっぷプランナー(システムクリエイト)

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引用:ぴっくあっぷプランナー公式サイト

「ぴっくあっぷプランナー」は学校機関との共同開発されたシステムです。

大手介護ソフトの「ワイズマン」や「ほのぼの」とはデータ連携ができるため、多くの事業所で採用されています。

筆者も実際にデモンストレーションを拝見しましたが、多くの現場の声を取り入れたこともあり、完成度が高いソフトです。

詳細な条件設定が可能ですので、柔軟に運用に合わせることができます。

価格は、初期導入はパソコン1台月額18,000円で使用することができますが、2台目から安くなる料金形態です。

最大2ヶ月間のお試し利用も可能です。

ソフト名:ぴっくあっぷプランナー
価格:月額18,000円〜

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「らくぴた」送迎(ダイハツ)

ダイハツが開発した送迎システムです。

簡単に送迎計画を作成できるをだけではなく、利用者に対して「ひとつ前の地点」を伝えるために自動電話の機能があります。

ドライバーにとっても待機時間を減らすことができますが、利用者にとっても自宅から外にでる準備ができますので、双方にとって嬉しい機能でしょう。

また、送迎実績がデータとして蓄積されていくため、利用回数が増えるほど精度が増していきます。

様々な送迎システムの中でも、特に利用者と職員の双方を考えたシステムという印象を受けます。

オンライン上で手軽に機能紹介のデモを受けられるため、気になる方は一度お問合せしてみてはいかがでしょうか。

ソフト名:らくぴた送迎
価格:月額15,000円〜

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うぇるなび(トレック)

「うぇるなび」の特徴は、システムが複数のルート案を提示してくれることです。

例えば、次のような2つの案を提示してくれます。

・Aルートは30分で全ての利用者宅に訪問できるものの、一部利用者の要望に叶えられない

・Bルートは50分かかってしまうものの、全ての利用者の要望に叶えることができる

この「うぇるなび」は他社システムとは少し異なり、システムが人間側に提案をしてくれる仕組みになっています。

価格はスタンダードプランの30名以下で月額8,800円です。(税込。初期費用除く)

体験版はサイト上で公開されています。

ソフト名:うぇるなび
価格:月額8,800円〜

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送迎システムは送迎車が5台以上ある事業所におすすめ

送迎ルートを作成する際、紙とペンを使い、手書きで作成している事業所もあれば、ホワイトボードにマグネットを貼って作成している事業所もあります。

送迎者が2台〜3台であり、利用者人数が少ない事業所の場合はその運用で事足りるケースも多々ありますが、筆者の感覚的には送迎車が5台以上あると、難易度はぐんと上がると感じています。

送迎システムを特にオススメしたい事業所は「送迎車が5台以上ある」ところです。

当然、台数が増えれば増えるほど難易度が高くなるため、送迎車が多い事業所は是非送迎システムを検討してみてください。

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この記事の筆者・監修者

  • 【監修者】本田康志

    【監修者】本田康志

    NPO法人タダカヨ常務理事。障がい者福祉(GH世話人など)10年間と高齢者福祉(デイサービス管理者など)7年間、介護職員として実務経験を積む。その中で、現場でのITツールの活用が最大限重要であるという認識から、独学でIT技術(プログラミングなど)を習得。 資格として、介護福祉士、IT介護インストラクター(スペシャリスト)、ITパスポート、IoTエンジニア(enPiT-Pro修了)、スマート介護士、デジタル認定デジタル推進委員の資格を保有。
  • 【著者】早坂祐哉

    【著者】早坂祐哉

    大学卒業後、大手介護ソフトベンダーに7年間勤務。年間約50法人に介護ソフトを新規販売し、最年少で営業成績1位を獲得。課題抽出から業務改善に関するコンサルティング経験も多数。後に、「介護のテクノロジーを最適化する」という理念のもと(株)GiverLinkを設立し、同メディア「介護のコミミ」を通じ、月間3万人の介護職員に情報発信をしている。

介護のコミミとは

介護のコミミとは、介護や障がい福祉の事業所における課題解決のパートナーになるべく立ち上がった業務改善プラットフォームです。

業界最大級の数を誇るICTツールの掲載とその口コミから、あなたの事業所の課題に最適な製品を比較・検討ができるだけでなく、報酬改定や加算・減算、補助金などの最新情報、現場で使えるレク素材や資料のテンプレートなど、業務に役立つ様々なコンテンツを無料でご利用いただけます。

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