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腰の負担軽減!移乗介助に役立つおすすめ介護ロボット5選!

介護ロボット・センサーの選び方

腰の負担軽減!移乗介助に役立つおすすめ介護ロボット5選!
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腰の負担軽減に介護ロボットが良いって聞いたけど、どんな介護ロボットがあるんだろう?メリットやデメリットは?どうやって介護ロボットを選べばいいの?

このような疑問にお答えしていきます。

介護ロボットを活用すれば身体的な負担を減らすことができます。

特に「移乗介助用」の介護ロボットは腰の負担軽減に大きな効果を発揮します。

しかし、選択肢が多い上、価格や導入効果も異なるため、「結局何を導入していいかわからない」と悩む方も少なくありません。

そのため、本記事では、「移乗介助用の介護ロボット」を活用するメリット・デメリットを説明した上で、移乗介助用の介護ロボットを5つご紹介していきます。

さて、本記事の筆者は「介護×ICT」の業界に10年以上携わって参りました。

大手介護ICTベンダーで経験を積んだ後、本メディア「介護のコミミ」を立ち上げ、中立的な第三者機関として月間数万人の介護職員に情報発信をしています。

また、正しい情報を分かりやすく伝える目的で、介護ロボット専門資格である「スマート介護EXPERT」も所持しています。

本記事を最後までお読みいただければ、移乗介助用の介護ロボットを比較検討するために必要な知識を手に入れることができますので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

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1.移乗介助用のロボットを導入するメリット・デメリット

移乗介助用の介護ロボットには「装着型」と「非装着型」の2種類が存在します。

簡単に言えば、介助者(介護職員)の身体に直接身につけて使用するのが「装着型」、そうではないのが「非装着型」になります。

「装着型」はイメージしやすいかと思いますが、介助者の腰にベルトを装着するタイプの介護ロボットです。

一方で「非装着型」はベッドや車椅子のように備え付けるタイプの介護ロボットです。

本記事では移乗介助用の介護ロボットを紹介していきますが、その前に最低限抑えておきたいメリット・デメリットを説明していきます。

そもそも介護ロボットを導入するかどうかの判断材料にもなると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

1-2.移乗介助型の介護ロボットを導入するメリット

移乗介助型の介護ロボットを導入するメリットは次の4つです。

共通点は「介護職員の満足度向上」につながるということです。

それでは見ていきましょう。

【メリット①】介護者の腰への負担を軽減する(腰痛対策)

移乗介助は腰への負担が非常に大きい介護技術です。

多くの介護職員はボディメカニクスの活用により最小限の力で身体介助する努力をしているものの、それでも腰痛に悩まされる方は少なくありません。

そこで活躍するのが移乗介助型の介護ロボットとなります。

空気圧やモーターにより、人工筋肉を収縮させることで、力をほとんど使わずに高齢者をベッドや車椅子に移乗させることができます。

力を使わずに移乗介助できるため、結果的に腰への負担軽減へとつながります。

【メリット②】生産性が向上する

移乗介助型の介護ロボットを活用すれば、力の無い女性でも一人で移乗介助することができます。

仮に二人がかりで移乗介助していた場合、一人分の工数を削減できる可能性が大いにあります。

当然ながら人の手が空けば他の業務に費やすことができるため、生産性向上につなげることができます。

また、厚労省も「介護ロボットを活用して生産性向上」と掲げているように、深刻な人手不足を介護ロボットで補うといった動きは年々大きくなっています。

【メリット③】事故リスクを軽減することができる

介護ロボットで「人手不足」を補うことで結果的に事故リスクを減らすことができます。

さて、白梅学園短期大学が行った調査研究によると、現場職員の35%が事故原因の1つとして、「介護職員の配置人数の不足」と答えたことが分かりました。

前提として、介護事業所には「3対1」(高齢者3人に対して最低1人の介護職員を配置)というルールがありますが、深刻な人手不足を背景に、ギリギリの人員配置をしている事業所は非常に多いです。

実際、日本政策投資銀行と日本経済研究所が行った調査によると、2013年時点で介護職員1人当たりの高齢者数は平均3.3人でした。(2001年には平均4.1人)

そのため、介護ロボットの活用で人手不足を補うことで、結果的に事故リスクの軽減につなげることができます。

【メリット④】高齢者にとって心理的負担の軽減につながる

サポートされる側(高齢者)の中には、介助されることに遠慮をしたり、「申し訳ない」「恥ずかしい」といった感情を抱く人も少なくありません。

その点において、「人間よりも介護ロボットを使ってもらったほうが頼りやすい」と感じる方もいます。

例えば、もしあなたがサポートされる側だとした場合、「力が弱そうな小柄な女性」に懸命に移乗介助されるのと、「力が弱そうな小柄な女性だけど、介護ロボットを装着している」場合、どちらが頼りやすいでしょうか。

おそらくほとんどの方は後者だと答えるはずです。

一見、介護職員にしかメリットがないように思えるかもしれませんが、高齢者にとってもメリットはあるということです。

1-3.導入前に知っておきたいデメリット(注意点)

移乗介助用の介護ロボットを導入する前に知っておきたいデメリット(注意点)を説明していきます。

あらかじめデメリットを把握しておくことで介護ロボットへの理解はさらに深まります。

それでは見ていきましょう。

【デメリット①】コストがそれなりにかかる

介護ロボットは決して安い買い物ではありません。

介護のコミミチームが調査したところ、非装着型においては1台90万〜120万、装着型においてピンキリで1台あたり50万〜220万、いうのが価格相場でした。

あくまで1台あたりの計算になるため、大きい施設であれば数百万〜数千万になることも珍しくありません。

また、耐用年数は3年〜5年のことが多いため、「安い」と感じる人はほとんどいないでしょう。

しかし、介護ロボット導入に活用できる補助金もあるため、市区町村によって補助額に差はありますが、多くの場合1/3〜1/2の自己負担で済むことが多いです。

補助金に関しては下の記事で詳しく解説しています。

【デメリット②】運用に乗せるための労力がかかる

介護ロボットの取り扱いには注意が必要です。

特に移乗介助用の介護ロボットは装着方法を誤っていたり、操作手順を誤ってしまうと、かえって腰痛を悪化させたり、事故リスクを高めることにつながります。

そのため、正しく運用していくことが重要になりますが、運用に乗せるまでにはどうしても労力がかかります。

「全員が介護ロボットを使いこなせるようになる」ためには、練習から本番運用までに3ヶ月以上要することも珍しくありません。

【デメリット③】装着型の場合、介護職員によってはサイズが合わないことも

装着型の介護ロボットにはSサイズ、Mサイズ、Lサイズなど身体に合わせたサイズが用意されています。

しかし、導入した介護ロボットと、介護職員のサイズがマッチせず、結局「使いたくても使えない」といったことはよく発生しています。

そのため、介護ロボットを導入する前に、しっかりサイズを確認しておくことも重要です。

2.腰の負担軽減!移乗介助に役立つおすすめ介護ロボット5選!

移乗介護に特化した介護ロボットを「装着型」と「非装着型」に分けてご紹介します。

その上で、介護ロボット毎に「特徴」や「価格」にも触れた上で、「解決できる課題」や「どのような事業所におすすめできるか」まで説明していきます。

2-1.装着型の移乗介助ロボット2選

装着型の移乗介助ロボットは次の2つです。

・HAL

・マッスルスーツ

いずれも防水にも対応している上、脱着が簡単なため、入浴介助や排泄介助などにも使うことが可能です。

それぞれ詳しく見ていきます。

① 【HAL(ハル)】脳で動かせる「生体電位信号」を採用

HAL(ハル)はCYBERDYNE社が開発した装着型の移乗支援介護ロボットです。

特徴

重さは約3キロほどで、交換式のバッテリー(駆動:4.5時間)を搭載しています。

防水にも対応しているため、入浴介助など水の使用が想定される場所でも利用可能です。

補助量の調整はボタンで行うことができます。

また、脳から筋肉に送られる信号(生体電位信号)を読み取ってHALを操作できます。

価格

初期導入費用(1台)10万円
本体価格(1台)200万円
保守費用(1台/月額)2万円
特記事項最長5年の保守加入が条件
参考URL詳細はこちら

おすすめできる事業所

HALは決して安くはない価格帯ではありますが、それを補うほどアシスト性能に優れています。

「生体電位信号」により、介護者に合わせたアシストをしてくれる上、補助量はボタン操作だけで調整できるため、腰痛軽減には大きな効果を発揮します。

そのため、「身体的負担をできる限り減らしたい!」と効果重視の事業所にはおすすめします。

しかし、「生体電位信号」によるアシスト機能を使うためには、身体への電極シール取り付けがあるため、女性の場合は装着に別室が必要など、課題を感じる事業所もあります。

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こみたろう

本当に腰痛に困っている職員にとっては救世主的な存在!ただ、腰痛に悩んでいない人にとっては装着の煩わしさを感じるかも。

② 【マッスルスーツEdge】電気不要!空気圧で動く人工筋肉

マッスルスーツはイノフェス社が開発した装着型の移乗支援介護ロボットです。

特徴

重さは4.3キロです。空気圧式で人工筋肉が稼働します。

リュックのように背負うことですぐに利用できる上、空気式のためバッテリーを必要としません。

価格も比較的安く、必要に応じて「防水」や「保証期間延長」といったオプションに加入することができます。

価格

本体価格(1台)49.8万円
保守費用(1台)1年間は無償、有料オプションで最長4年間の延長可
特記事項オプションで、防水や保証期間延長
参考URL詳細はこちら

おすすめできる事業所

装着型の介護ロボットにしては価格も安いため、価格を重視する事業所におすすめです。

また、空気圧式はバッテリー不要な上、着脱も非常に簡単なのも大きな魅力です。

ただ、空気圧の調整は手動で行う必要があるため、自身の判断で補助量を調整しなくてはなりません。

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手軽に使えるという点では、多くの介護職員に使ってもらえそうだね!

2-2.装着型の移乗介助ロボット3選

非装着型の移乗介助ロボットは次の3つです。

・リショーネPlus

・ロボヘルパーSASUKE

・HugT1

それぞれメリット・デメリットもあるため、詳しく見ていきます。

③ 【リショーネPlus】ベッドと車椅子がセットの移乗介助ロボット

リショーネPlusはパナソニックエイジフリー社が開発した非装着型の移乗支援介護ロボットです。

特徴

利用者を抱き上げることなく、ベッドから車椅子、車椅子からベッドへの移乗が可能になります。

最大の特徴は「ベッドと車椅子がセット」である点です。

必要な時にベッドから車椅子を分離させることができます。

抱き上げる動作が不要になるため、二人がかりで行っていた移乗を小柄な女性1人でも行えるようになります。

価格

本体価格(1台)90万円
特記事項配送・組み立て費用別
参考URL詳細はこちら

おすすめできる事業所

抱き上げる動作が不要になるため、介護職員の身体的負担や事故リスク軽減に効果があります。

また、移乗に要する時間も削減できるため、幅広くおすすめできる製品です。

ただ、リショーネのような大型の介護ロボットは気軽に居室間の移動は難しいため、「なんとなく」で導入するのではなく、将来的な運用も見据えた上で導入検討することも大切です。

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こみたろう

価格的にも面積的にも大きな買い物になるから、慎重に検討したいところだね!

④ 【ロボヘルパーSASUKE】ベッド・車イス間の移乗を複数居室で可能に

ロボヘルパーSASUKEはマッスル社が開発した非装着型の移乗支援介護ロボットです。

特徴

まるでお姫様抱っこのように介護ロボットが専用シートで利用者を支える「抱き上げ式」を採用しています。

操作もシンプルで分かりやすいため、比較的運用に乗せやすいと評判です。

また、ロボヘルパーSASUKEはローラーで移動が可能なため、複数居室で利用することができます。

価格

本体価格(1台)98.8万円
特記事項 
参考URL詳細はこちら

おすすめできる事業所

ローラーで移動できるため、複数の居室で積極的に活用したい事業所におすすめです。

ただ、専用シートに利用者が体重を預けている状態のためズボンの脱着は難しく、トイレへの移乗には向いていません。

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こみたろう

完全に備え付けるタイプではないから、導入後も柔軟に運用を変更できそうだね!

⑤ 【HugT1】トイレへの移乗も可能!

HugT1はFUJI社が開発した非装着型の移乗支援介護ロボットです。

特徴

起立姿勢のまま利用者をHugT1に乗せることができるため、車椅子やベッドへの移乗だけではなく、トイレへの移乗も可能になります。

着座はボタン1つで行うことができるため、操作も非常に簡単です。

しかし、寝たきり状態の利用者には使用できないため、あくまで起立姿勢および着座が可能な利用者向けの介護ロボットとなります。

価格

本体価格(1台)要問合せ
特記事項 
参考URL詳細はこちら

おすすめできる事業所

トイレ移乗を改善したい事業所におすすめです。

また、こちらもローラー式で移動が可能なため、複数居室での運用にも向いています。

ただ、寝たきり状態の利用者は使用できないため、必要に応じて他の介護ロボットと併用することになります。

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こみたろう

利用者の背中が空くからズボンの脱着も簡単だね!

3.身体的負担を軽減できる他の介護ロボットとは

介護ロボットは「移乗介助用の介護ロボット」を含めて6種類あります。

次の6つです。

1.移乗介助

2.移動支援

3.排泄介助

4.見守り・コミュニケーション

5.入浴支援

6.介護業務支援

 
いずれもサポートする側(介護者)・サポートされる側(高齢者)の負担軽減を目的としていますが、事業所ごとに導入すべき介護ロボットは大きく異なります。
 
まずは抱えている課題を抽出し、その上で最適な介護ロボットを導入・運用する流れになります。
 
詳細に関しては下の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
 
 
 
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