生活相談員を辞めたい。5つの理由と対策(介護の本音)

現場・悩み

生活相談員を辞めたい。5つの理由と対策(介護の本音)
 
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もう生活相談員を辞めたいな・・・他の生活相談員は辛くないのかな

このような疑問にお答えします。

特別養護老人ホームやデイサービスセンターなどの、高齢者福祉施設で働く職種の一つに生活相談員があります。利用者のサービスに関わることや生活上のことなど、さまざまな相談を受けるやりがいがある仕事です。

しかしその一方で、ストレスがたまって「もう辞めたい!」「限界!」と感じている人も決して少なくありません。

今回は生活相談員が辞めたいと感じる主な5つの理由と、ストレスを解消して働くための方法について紹介します。

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※本記事は5分程度で読むことができます。

生活相談員を辞めたいと感じる5つの理由

それではさっそく、辞めたいと感じる5つの理由をチェックしていきましょう。

人職種だと周りに相談ができない

施設の規模によっては、生活相談員は人しか配置されていないことも少なくありません。

たくさんいる介護職員の場合は仕事で困ったことや分からないこと、悩んでいることを他の介護職員に相談することができます。

しかし人職種の場合は、そうはいきません。

仕事のことで分からないことがあっても相談する相手がおらず、自分一人で調べて解決する必要があります。

また仕事でストレスを感じるようなことがあっても、仕事内容を理解してくれる人がいないので、愚痴を述べることもできません。

利用者や家族からのクレーム担当になる

利用者や家族が施設のことやサービスのことで不満を感じた場合、生活相談員が第一次窓口となる施設も少なくありません。

正しい意見や施設の向上のためになるような不満であればよいですが、人によっては理不尽なクレームを述べてくることも。

対応が難しいクレームが続くことで疲弊し、辞めたいと感じる人もいるのです。

施設の何でも屋になっている

生活相談員はたまに「何でも屋」や「施設の便利屋さん」などと呼ばれることがあります。

利用者のサービスに関わる契約や相談、調整などが主な仕事として設定されていますが、施設によっては管理者的な立場でのマネジメント業務や事務補助、介護職の代わりとして現場で働くことも。

「何かあったらまずは相談員へ」と思われがちな職種です。

本来の業務とは別の仕事がどんどんと加わっていくため、業務量過多で辞めたいと感じる人も少なくありません。

利用者や介護職、管理職の板挟みになりやすい

利用者や介護職、そして施設長などの管理職の板挟みになりやすいことも辞めたいと感じる理由の一つです。

重要な仕事の一つに、サービスが円滑に進むための調整があります。

利用者や介護職、管理職、それぞれにさまざまな価値観や考え方、事情があるのは当然です。そのため意見が衝突することも多々あるでしょう。

サービスが円滑に進むためにさまざまな人の間に入って調整をする作業は気苦労が絶えません。

介護職との兼業だと仕事が終わらない

特に小規模の施設だと、介護職と兼業しているケースもあります。

介護職として利用者の介護業務に従事した後、空いた時間を見つけて相談業務を行っているのです。

しかし相談業務は思っている以上に業務量が多く、また内容も深いため兼業でできるような生易しいものではありません。

このようなケースでは仕事が終わらないため連日残業をするはめになり、ストレスがどんどん蓄積されていきます。

生活相談員がストレスを解消して働くための対策

生活相談員がストレスを解消し、辞めずに働き続けるための対策について紹介します。

管理職や他職種に相談をする

人職種の場合は、仕事のことを管理職や他の職種に相談しにくいかもしれません。しかし積極的に相談をしてみてください。

管理職であればこれまでの仕事の流れを理解している可能性もあります。

また他職種であっても同じ介護業界で働いているので、適格なアドバイスがもらえるかもしれませんよ。

仕事の愚痴を聞いてもらうだけでも、ストレス解消につながります。

クレーム対応のノウハウを学ぶ

利用者や家族のクレーム対応でストレスを感じている人は、クレーム対応のノウハウを学んでみてはいかがでしょうか?

クレームは内容によっては施設の価値を高めてくれる絶好のチャンス。

クレームをストレスではなく前向きなものと捉えることで、気持ちも随分とラクになります。

また理不尽なクレームへの対処法を学ぶことで、感じるストレスを最小限に抑えた対応ができるようにもなるでしょう。

可能な限り仕事の範囲を明確にする

施設の何でも屋として多くの仕事を任されがちですが、可能な限り仕事の範囲を明確にするのも大切です。

しかし入職したて、相談員になりたてで仕事を断るのは難しいかもしれません。

その場合は「自分のキャリアになる」「無駄な仕事は何一つない」と前向きに捉えてまずは仕事を受け、ある程度施設内でのポジションが確立されてから仕事を調整していくとよいでしょう

仕事をスケジュール化させる

仕事ができる人は、スケジュール管理が上手な人です。

スケジュール管理をしっかり行うことで仕事の効率化を図ることができます。

仕事のスケジュール化をしましょう。

手帳やエクセル、スマホアプリなど一人ひとりに合った方法を用います。

いま抱えている業務を全て洗い出し、それぞの締め切りを記入しましょう。

締め切りから逆算して、仕事に取り組む日時を記載します。

一見単純な作業に見えますが、効果はバツグン。

やるべきことがビジュアル化することで、効率的に仕事を進めることができるようになります。

将来のビジョンを明確にする

1年後や5年後、10年後にどのようなキャリアを持っていたいのかをイメージしてみましょう。

「ケアマネジャーの資格を取得して転職する」「施設長になる」などの将来のビジョンを明確にしてみてください。

先の目標を持つことによって、いまのストレスを感じている環境を乗り越える力が生まれてきます。

前向きな気持ちで仕事にも取り組めるようになるでしょう。

それでもストレスを解消できなければ、転職という方法もアリ

上記で紹介したストレスを解消して働く対策を実施しても難しいようであれば、転職という方法もアリです。

いまの日本は高齢化社会の真っただ中。

高齢者福祉分野の求人はたくさんあります。生活相談員としての経験があれば、なおさら転職先も見つかりやすいでしょう。

無理を続けて心身に不調をきたすよりも、転職をした方が働きやすい職場を見つけられるかもしれません。

まとめ

生活相談員は高齢者福祉施設で働く職種の一つ。

利用者や家族の相談を受けるやりがいの高い仕事の反面、抱えているストレスも少なくありません。

実際にストレスに耐え切れずに辞めてしまう人もいます。

今回紹介したストレスを解消して働くための対策を参考にして、上手にストレスコントロールをしていきましょう。

 

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この記事の筆者

  • Ahmad

    社会福祉士と精神保健福祉士の資格を持つAhmadです。介護老人保健施設の支援相談員、知的障害者施設の支援員、障害者相談支援センターの相談員として約10年の経験があります。介護・福祉の現状や役立つ情報を、実際の経験と知識を元に紹介していきます。

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