非接触型体温計を導入すべき理由!現場で実際に使ってみた

介護ソフトの選び方

非接触型体温計を導入すべき理由!現場で実際に使ってみた
comitaro.jpg

介護現場で非接触型の体温計って使えるの?メリットやデメリットは?

このような疑問にお答えしていきます。

介護施設では業務改善のために、「非接触型の体温計」を導入するところが増えてきました。

実際に非接触型の体温計をつかってみましたので、メリット・デメリットをまとめてみます。

多くの職員にも試しに使ってもらいましたが、結論からいうと「とても良い」という反応が多かったです。

しかし、デメリットもあるので、使い方には工夫が必要なことがわかりました。

介護ロボット比較して一括資料請求!

〜本音の口コミが失敗を防ぎます〜

当サイトの記事をお読み頂いても
疑問が解決しない場合には、
下のボタンから介護ロボットの口コミ比較と
一括資料請求をおすすめします。
複数の資料比較で「強み」がわかり、
本音の口コミ比較で「弱み」がわかります。
登録不要・完全無料ですので
お気軽にご利用ください。
多くの介護職員が
資料請求からスタートしています!

最短60秒!無料でかんたん検索

介護ロボットを一括資料請求する

※本記事は5分程度で読むことができます。

非接触型体温計のメリット・デメリット

非接触型の体温計というのは、従来の体温計と異なり、おでこから数センチ離した状態でスイッチを押せば計測できます。

今回は「NISSEI」の非接触型体温計を実際に使ってみました。

それではメリット・デメリットを見ていきましょう。

実際に使ってみて感じた6つのメリット

非接触型の体温計には6つのメリットを感じました。

脇に挟むタイプの体温計と比較しながら、ご紹介したいと思います。

最大のメリットは計測が早いこと

最大のメリットはとにかく計測が早い点です。

従来(脇に挟むタイプ)の体温計ではどんなに早くても10秒〜30秒かかっていましたが、非接触型の体温計では1秒〜5秒で完了します。

例えば、入居者100人の体温を計測する場合で考えてみましょう。

脇に挟むタイプの体温計の計測時間を1人あたり30秒とした場合、1日あたり50分となります。

一方で、非接触型の計測時間を5秒とした場合、9分以下で計測ができます。

単純計算では、1日あたり41分の差が生じることになります。

衛生的

衛生面において、直接利用者の肌に触れない非接触型の体温計は優れています。

脇に挟むタイプの体温計を使う際には、衛生面を考慮してアルコール消毒が必要です。

アルコール消毒のために手間が発生するため、時短の面からも非接触型の方が優れています。

体温だけではなく、室温やお茶の温度も計測できる

上の画像を見ていただくと、「体温」以外にも「物体」と「室温」と表記があります。

非接触型の体温計は、体温以外も計測できることがメリットの1つです。

例えば、「物体」モードを使うことで、お茶の温度を測ることができます。

利用者にお茶を出す前に、温度をチェックする時などに使うことができます。

「体温計」を見失いにくい

脇に挟むタイプの体温計では「いまだれが体温計を脇に挟んでいるか分からなくなった」と話す職員もいました。

一方で非接触型の体温計は、常に職員が持っているため、当然見失うことはありません。

「エラー」がでにくい

脇に挟むタイプの体温計では、「利用者が脇から体温計を落とす」ことも珍しくありません。

当然、脇から体温計が離れてしまえば、再度体温を計測し直す必要があるので、かなりの時間を消費してしまうことになります。

一方で、非接触型の体温計はおでこにかざすだけで計測出来るので、エラーになりにくいというメリットがあります。

利用者の負担軽減に繋がる

脇に挟むタイプの体温計にストレスに感じる利用者もいます。

なかなかじっとしていられない方にとっては30秒動きが制限されるだけでもイライラすることもあります。

その点、非接触型の体温計はすぐに計測できるので利用者にとってもストレスがかかりにくいというメリットがあります。

使ってみて感じたデメリットは3つ

メリットが多い一方で、やはりデメリットもあります。

実際に使ってみたところ、3つのデメリットを感じました。

計測にムラがある

非接触型の体温計は「予測式+実測式」で体温を算出していますが、脇に挟むタイプよりも計測値にムラが出やすいように感じます。

部屋が寒すぎたり、汗をかいているとムラがでる傾向にあります。

試しに2回はかってみましたが、1回目は36.5°、2回目は36.8°で計測されました。

ちなみに、脇に挟むタイプで計測した場合36.6°でした。

電池消費が早いかも

上の画像は「NISSEI」の非接触型の体温計ですが、すこし電池消費が早いような気がしました。

今回試した体温計は単4電池1本で動くタイプですが、単4電池2本で動くタイプも多く市場に出回っています。

バッテリー残量は分かるようになっているので、残量が少なくなったら電池を取り替える必要があります。

施設内に電池を大量にストックしておいたほうが良さそうです。

価格はちょっと高め

脇に挟む体温計よりも、すこし値が張ります。

今回試してみた「NISSEI」の非接触型の体温計は約1万円で購入しました。

もちろん、物によって値段はぴんきりですが、脇に挟むタイプの体温計よりは全体的に高い傾向があります。

おすすめの使い方

メリットとデメリットをあげてみましたが、デメリットの「計測にムラがある」という点をカバーするための方法をご案内します。

実際に非接触型の体温計を使用している事業所に聞いてみました。

脇に挟むタイプの体温計と、非接触型の体温計をどちらも使う方法

利用者全員に対して非接触型の体温計で計測し、その後、「異常値が見られた利用者に対してだけ」脇に挟むタイプの体温計を使用する方法です。

例えば、非接触型の体温計を用いて100人分の計測をし、「この数値異常だな・・・」となった利用者10人に対して、脇に挟むタイプの体温計を使用します。

異なる種類の体温計を組み合わせることで、それぞれのデメリットをカバーし合う効果があります。

2回計測し平均を採用する方法

非接触型の体温計を使い、1人の利用者に対して2回計測し、平均値を「体温」とする方法です。

非接触型の体温計は1秒〜5秒で計測が可能ですので、2回計測したとしても脇に挟むタイプより早く計測できます。

例えば、1回目の計測では36.5°、2回めの計測では36.7だとしたら、間の36.6°を採用する方法です。

おすすめの(非接触型)体温計をご紹介

非接触型の体温計をご紹介します。

数多くの体温計の中から、介護職員におすすめの体温計だけをご紹介します。

また、いずれもAmazonで買えるものです。

NISSEI

今回試してみたNISSEIの体温計はAmazonで10,000円でした。

他の体温計と比べて、200グラムと軽いのが特徴です。

体温を計測する以外の用途(物体や室温)でも手軽に使うことができるため、高齢者施設では活躍します。

dretec(ドリテック)

Amazonで6,000円で販売しています。

おすすめポイントは、ガンタイプであることです。

とても握りやすい作りになっているため、動き回る介護現場において重宝します。

重さは322グラムです。

ヒュービディック



Amazonで13,000円で販売しています。

最大のポイントは最軽量の65グラムであるということです。

また、計測値によってパネルの色が緑→黄色→赤と変化します。

異常がぱっとみて分かりやすい点は他の体温計より優れています。

おわりに

非接触型の体温計の中には、介護ソフトと連携しているものがあります。

介護のコミミでは国内の介護ソフトが多数掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 【まとめ記事】介護ソフトで後悔しないために読んでほしい記事9選

 介護の人事担当が選ぶおすすめ求人サイトランキング!転職を有利にするには?

無料eBookダウンロード受付中!
————————————————–


・介護ソフトの候補を1社まで絞り込む方法
・パソコン音痴でも3ヶ月でICTマスターなる方法
・経費を年間240万円以上削減する方法
など、全50ページに渡って詳細に解説!

【無料】ダウンロードはコチラ

この記事の筆者

  • 早坂祐哉

    早坂祐哉

    大学卒業後、大手介護ソフトベンダーに7年間勤務。年間約50法人に介護ソフトを新規販売し、最年少で営業成績1位を獲得。課題抽出から業務改善に関するコンサルティング経験も多数。後に、「介護のテクノロジーを最適化する」という理念のもと(株)GiverLinkを設立し、同メディア「介護のコミミ」を通じ、月間3万人の介護職員に情報発信をしている。

介護のコミミとは初めてご利用される方へ

介護のコミミは介護・福祉業界の介護ソフト・障がい福祉ソフト・介護ロボットのシステム/サービスを口コミ比較・資料請求ができるサイトです

「福祉であふれる世界」をコンセプトに介護のコミミは生まれました。超少子高齢社会の日本において、介護・福祉業界の働き手不足は深刻な問題です。また、介護業界は3年に一度、福祉業界は毎年行われる法改正に対応するために事業所の運営を見直す必要があります。そのため、厚生労働省が推進しているように、介護ソフト・障がい福祉ソフト・介護ロボットのようなITサービス/システムを導入し介護福祉現場の「業務改善」がなされなければ、働き手不足、法改正などの課題解決は困難です。介護のコミミは介護福祉業界に特化したITサービス/システムを掲載しています。例えばソフト導入時に、100種類以上のソフトから比較検討し、貴社の課題を解決できるのかを確かめることができます。第三者機関として公正公平な立場だからこそ、様々なサービス/システムを選び、無料で、しかも一度に多くの資料を手に入れることができるのは介護のコミミの強みです。日々の業務がお忙しい、介護福祉業界の皆様のために最短で最高のITサービス/システムとのマッチングをサポートさせていただきます。

本音の口コミとソフト/システムランキングがITサービスの価値を「見える化」させます

介護ソフトだけでも80社以上のメーカーが存在し、様々な課題解決ができる事実を知っている方は介護福祉業界では多くありません。コロナ禍で大きく飛躍したITサービス/システムは、きっと貴社の問題をクリアにすることができます。サービス/システムを選ぶ際は、介護のコミミの「本音の口コミ」をご活用ください。日本最大級の口コミ数は、実際の現場で働かれている職員さまからいただいているものです。その口コミをもとにサービス/システムの「ランキング」を作成しております。サービス/システムのミスマッチが起きないように、まずは情報収集のため人気のものを資料請求してみましょう。

60秒で介護ツールをかんたん比較!

資料・体験版を一括請求する

資料・体験版を一括請求するツールを
お選びください