ケアカルテってどんなソフト?メリット・デメリットや価格、評判(クチコミ)を知りたい
このような疑問にお答えしていきます。
記録システムといえばケアカルテ(旧:ちょうじゅ)と考える人も多いほど、ケアカルテは記録に力を入れています。
特にタブレット運用においては介護ソフト業界の中でも評判になっています。
そんなケアカルテに関して、本記事では第三者目線で徹底解説していきたいと思います。
ケアカルテに限らず、どこの公式ホームページを見ても「良いこと」しか書かれていませんが、第三者だからこそ他社と比較した上で強み・弱みを浮き彫りにすることができます。
本記事を最後までお読みいただければ、ケアカルテの特徴だけではなく、メリット・デメリットを知ることができます。
また、本サイト「介護のコミミ」に掲載されている本音の口コミもご紹介していきます。
5分程度で読むことができる内容なので、ぜひ最後までお付き合いください。
1-1. メーカーの基本情報
1-2.比較的高めなシェア率
1-3.幅広い対応サービス
1-4.料金体系は「初期費用+年間保守」
1-5.充実したサポート体制
1-6.画面イメージ
ケアカルテは令和3年度介護報酬改定で導入された新加算「科学的介護情報システム(LIFE)」にも対応可能になりました。
参考:CARE KARTE「令和3年報酬改定に対応!」
ケアカルテの特徴を以下6つに分けてご紹介しています。
① メーカーの基本情報
② 比較的高めなシェア率
③ 幅広い対応サービス
④ 料金体系は「初期費用+年間保守」
⑤ 充実したサポート体制
⑥ 画面イメージ
それでは、それぞれ見ていきましょう。
1989年8月、株式会社富士データシステムは静岡県静岡市で創業されました。
介護ソフトメーカーの中でも比較的歴史が長い同社ですが、日本で初めて「介護記録システム」をリリースしたことでも知られています。
いわゆる介護記録のパイオニア的存在です。
ずっと前から介護記録に焦点を当てて頑張ってきた会社だね!
国内に80以上存在するメーカーの中でも、富士データ社のケアカルテは上位シェアを誇っています。
公式ホームページによれば、全国で14,000事業所以上への導入実績があります。
しかし、シェアよりも驚くべきは高い継続率です。
同社の発表によると、なんと97%が継続しているとのことです。
シェアに関する記事は下の記事が参考になりますので、興味がある方はぜひご覧ください。
ケアカルテはASP型(クラウド)でソフトを提供しています。
介護福祉だけではなく、障がい福祉にも対応しています。
介護福祉 | 障がい福祉 | ||
施設系 | ◯ | 居住支援 | ◯ |
短期系 | ◯ | 訪問系 | ◯ |
通所系 | ◯ | 日中活動系 | ◯ |
訪問系 | ◯ | 計画相談 | ◯ |
ケアマネ | ◯ | 障がい児 | ◯ |
その他 | ◯ | その他 | ◯ |
ほとんどのサービス種別に対応しているため、大規模事業所でも問題なく対応することができます。
小規模の事業所でも使われているソフトだけど、中~大規模事業所への導入率は特に高いよ!
ケアカルテは「初期費用+年間保守」を採用しています。
料金は事業所の規模やシステム構成により大幅に異なりますが、5年間で数十万〜数千万とピンキリです。
初期費用には環境構築費用や操作説明費用が含まれます。これは最初だけ支払えば、それ以降発生はしない費用です。一方で、年間保守には法改正費用やサポートセンター費用が含まれていますが、こちらは毎年発生する費用です。
ケアカルテのコールセンターには特徴があります。
他社介護ソフトメーカーの多くは「自動音声」を採用しているため、次のように感じる人も多いかと思います。
こっちは急いでいるのに、全然コールセンターに電話がつながらない。いつまでたっても自動音声が流れ続けている・・・。
待ち時間が発生しても、その「待ち時間は〇〇分の見込みです」などと伝えてくれるため、その間は他の業務に取り組むことが可能になります。
また、請求時期であれば土日祝日もコールセンターが稼働しています。
他の介護ソフトメーカーの多くは、土日が稼働していなかったり、請求時期の土曜日しか開いていなかったりするので、かなり充実していると言えるでしょう。
待ち時間を伝えてくれるだけでも、受話器を持ち続けなくていいから他の業務に集中できるね!
一部ではありますが、ケアカルテの画面イメージをご紹介します。
公式ホームページより引用しているため、もっと見たいという方はこちらから確認してみてください。
記録から記録、記録から請求への連動といった部分はケアカルテの得意分野だね
ケアカルテは次のような事業所におすすめできるソフトです。
ケアカルテのカスタマイズ力は業界でもトップクラスです。
カスタマイズのいいところは、運用をソフトに合わせるのではなく、ソフトを運用に合わせることができる点です。
時には運用から見直した方がいいケースもありますが、運用を極力変えたくないときにカスタマイズは便利です。
他社ソフトの中には「固定様式」も少なくないので、このカスタマイズ力はケアカルテのウリです。
ケアカルテといえばタブレット運用が強いソフトです。
そのため、パソコンよりもタブレット運用に比重を置いている事業所に特におすすめできるソフトです。
タブレット運用のメリットに関しては、下の記事で解説しているので合わせて読んでみてください。
ケアカルテは「初期費用+年間保守」という料金体系ですが、他の料金体系(使用権パックや月額)と比較した場合、長く使えば使うほどお得になる可能性がある料金体系です。
下の図のように、最初の5年間は初期費用が発生するために金額は大きくなりますが、5年目以降は初期費用は不要になり、年間保守の支払いだけで良くなります。
簡単にいうと、5年目以降が安いということですが、長く使えば使うほど初期費用分が目立たなくなり、割安感が出てきます。
ケアカルテは眠りスキャンとの連動が可能です。
ケアカルテは他ソフトやロボットとの連携にも積極的な上、ビッグデータの収集にも力を入れているため、今後にも期待できますね。
眠りスキャンと連動するメリットに関しては下の記事にまとめていますので、よろしければお読みください。
記録だけじゃなくて色々なことにチャレンジしているメーカーだね
ここからは第三者のみが伝えられる「注意すべきこと(確認してほしいこと」を取り上げていきます。
ケアカルテは質の高いソフトですが、他メーカーと比較すると見えてくる”気になる点”があります。
それでは見ていきましょう。
国内には80社以上の介護ソフトメーカーが存在しますが、ケアカルテは決して安いソフトではありません。
当然、ケアカルテよりも高いソフトも存在しますが、安いソフトを探せば半額以下のソフトも多々あります。
最も大切なのはコスパなので、価格に見合ったソフトかどうかをしっかり見極める必要があります。
ケアカルテは記録だけではなく、請求にも対応しているソフトです。
記録した内容は請求に連動する仕組みになっています。
しかし、他社と比較しても記録部分のPRに対し、請求部分のPRが少なすぎることが気になります。
介護事業所の中には「請求なんてどこのソフトでも一緒でしょ?」と思う人もいますが、全然そんなことはありません。
請求部分が原因で他社ソフトに乗り換える人も非常に多いです。
また、ケアカルテのデモを受けた人の中には「請求部分のデモは全く受けなかった」という声も少なくないので、「知らなかった」を防ぐために、しっかり確認しておくことをおすすめします。
公式ホームページに記載されている「導入事例」に気になる記述を発見しました。
24時間シートと記録が連動しないというような記述です。
【質問】「ちょうじゅ(現ケアカルテ)」に追加してほしい機能、改善してほしい機能などはありますか?
24時間シートとの連動です。日常記録の中で24時間シートが横にありながら、それに対して記録が連動していけば、ケアの漏れとかケアプランに対する記録の漏れが無くなってくるかなと思っています。
ケアカルテ公式ホームページより引用
24時間シートを積極的に運用していきたいと考える事業所にとっては、見逃せない内容かと思います。
連動性に優れたケアカルテですが、このように一部連動していない可能性もあるので、気になることはメーカー側にどんどん質問していきましょう。
どんなソフトにも一長一短はあるけど、自身の運用に照らし合わせて買いかどうかを判断してみよう
ここからは、ケアカルテのクチコミを紹介していきます。
本サイト「介護のコミミ」には介護ソフトのクチコミが毎日のように投稿されていますが、いずれも介護職員による「本音」です。
そのため、中には辛辣なクチコミもありますが、それも含めてソフト選びの参考になるかと思います。
ということで、良い評価のクチコミと、悪い評価のクチコミをそれぞれ1つずつ紹介していきます。
やっぱりタブレット運用が好評みたい!大幅な業務改善ができたと喜ぶ口コミが投稿されていたよ。
帳票カスタマイズができる一方で、人件費として別途発生する可能性があるよ。導入前にいくらくらい発生するかを確認しておいてたほうがいいね。
メーカーが用意する公式ホームページには良いことしか書いていません。(当たり前ですが・・・)
しかし、”後悔しないソフト選び”で重要なのは「良いこと」よりも「悪いこと」です。
「悪いこと」を知らないまま契約し、後悔している事業所を筆者は嫌というほど見てきました。
そこで、本契約前に「悪いこと」を見極める方法を3つご紹介します。
できれば、すべて実行するのがベストです。
① 資料と口コミで比較検討する
② 実際に使ってみる(体験版の利用)
③ メーカー営業マンに「鋭い質問」をする
手前味噌ですが、本サイト介護のコミミは「失敗しない介護ソフト選び」を実現するために生まれたサイトということもあり、①〜③のお手伝いができます。
それぞれ説明していきます。
資料は情報の宝庫です。
メーカーは他社と差別化するために、PRしたい情報をここぞとばかりに資料に盛り込んでいます。
そのため、まずは資料を一括で取り寄せ、本サイトに掲載されている口コミと照らし合わせながら比較検討する方法が効率的です。
それじゃあ、ホームページ比較と資料比較は同じじゃないの?
確かに「強み」を載せているという意味では同様ですが、比較する上で「わかりやすさ」「見やすさ」は圧倒的に資料のほうが上です。
一見ホームページのほうがキレイなデザインかもしれませんが、欲しい情報を探すために何回もクリックしなければならず、時間も労力もかかってしまいます。
一方、資料であればパラパラとページをめくるだけでいいので、比較検討する上では非常に優れたツールだといえます。
資料の一括請求は下のボタンからできますので、よろしければお使いください。
介護ソフトの中には「無料体験」ができるソフトもあります。
数はそこまで多くありませんが、気になっているソフトが「無料体験」できるのであれば試してみることをオススメします。
もし「無料体験」が難しいソフトであった場合、体験会や展示会でソフトを触れる可能性があるため、詳しくはメーカーに問合せてみましょう。
「鋭い質問」というのは、営業がデモや提案で教えてくれない「悪いところ」を見つけるための質問です。
例えば、次のような「鋭い質問」をしたとします。
会議録の文字入力に字数制限ってありますか?クチコミを見たときに制限があるって書いてあったのですが・・・
そうですね・・・たしかに字数制限があるので、工夫して書いていただく必要があります。(い、痛いところを突かれた・・・)
これは「介護のコミミ」に投稿されていたクチコミを元に「鋭い質問」をした例となります。
このように、ある程度の知識や情報を入手しておくことにより、「鋭い質問」ができるようになります。
下のボタンから一括資料請求をしていただければ、「鋭い質問」の方法がまとめてある「無料eBook」が自動でご指定のメールアドレスまで送られてきますので、よろしければお使いください。
最後までお読み頂きありがとうございました!これからも後悔しない介護ソフト選びをサポートしていきますので、今後ともよろしくお願いします♪
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