働きやすい職場の選び方
介護事務って人気ありそうで就職難しそうだな。
必要なスキルってなんだろう?
このように介護事務の仕事に興味を持っているけれど、未経験だから難しいのではないかと不安に感じていませんか?
実は介護事務は未経験でも始めやすい仕事の一つです。
この記事では、未経験者でも安心して介護事務の仕事にチャレンジできる理由を詳しく説明し、さらに具体的な仕事内容や向いている人の特徴についても紹介します。
これを読めば、自分が介護事務に向いているかどうかを判断する手助けになるでしょう。
介護業界で転職を考えているけど、転職先が自分に合った職場かわからない。
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近くのいい職場を探す結論から言うと、介護事務は未経験でも始めやすい仕事です。
その理由について以下で詳しく説明します。
介護事務は未経験からでも始めやすい職種です。
これは、介護事務に対しての様々なアンケート調査で傾向が出ており、以下にその傾向を見ていくことにしましょう。
介護事務は専門的な医療知識よりも事務処理能力やコミュニケーション能力が重視されるため、未経験でもチャレンジしやすいことが特徴です。
未経験からでも介護事務が始めやすい理由は、具体的な求人状況や職場環境にあります。
ここでは、その根拠を詳しく解説します。
マイナビリサーチLabが発表した調査結果によると、業種を絞らない全体のデータでは、コロナの影響で2019年から2021年にかけて未経験者求人が76%から63%まで減少しています。
一方で、医療・福祉・介護業界に絞ってみると、2019年は82.8%で2021年は72.9%と未経験者求人の減少幅は全体と比べて少ないことが分かりました。
また、コロナ以前は8割近い求人が未経験者求人となり、全体と比べても未経験を歓迎する求人が多いことが分かります。
更に、厚生労働省が公表している職業情報提供サイト「jobtag」では、介護事務の実務経験が必要ないとされている求人が61.3%(2024年7月現在)というデータがあり、介護事務の求人で半数以上が未経験歓迎とされていることがわかります。
こちらも、マイナビリサーチLabが発表した調査結果を参照にすると、全体の有効求人倍率は2020年~2022年9月までの推移は、1.4%~1.3%前後を推移しています。
一方で医療・福祉・介護職は同年月での推移が3.7%~2.6%前後の推移となり、医療・福祉・介護職全体の有効求人倍率が高いことが分かります。
厚生労働省が公表している統計上でも、令和4年度の介護事務の有効求人倍率が1.06倍となっており、買い手市場です。
ここからも、介護事務が未経験でも就職が難しいとは言えず、むしろ有効求人倍率が高いためチャンスは多いことが分かります。
参考;マイナビキャリアリサーチLab
:厚生労働省「jobtag 介護事務」
介護事務は、介護施設や事業所での事務作業を担当する仕事であり、介護現場を支える重要な役割を果たし、多岐にわたる業務を担当します。
ここでは、具体的な介護事務の仕事内容について詳しく説明します。
介護事務の基本的な仕事の一つは、お問合せや連絡業務の確認であり、利用者やその家族からの問い合わせに対応し、必要な情報を提供します。
また、電話やメールでの連絡業務も行い、スムーズなコミュニケーションを確保します。
具体的には、以下のような業務があります。
利用者やその家族、医療機関からの電話に対応し、適切な部署や担当者に取り次ぎます。
メールでの問い合わせや連絡事項に対応し、必要な情報を返信します。
施設に来訪する利用者の家族や関係者の対応を行います。
介護事務のもう一つの重要な仕事は、医療機関などの関係各所に提出する書類の作成を行います。
また、利用者に請求書を発行して利用料を徴収します。
介護事務は、職員の給与計算や備品の発注、来客対応など、施設運営に欠かせない業務も担当します。
これにより、施設がスムーズに運営されるようサポートします。
具体的には、以下のような業務があります。
職員の勤務時間や勤務日数を基に、正確に給与を計算します。
介護に必要な備品や消耗品を発注し、在庫を管理します。
施設に訪れる来客の対応を行い、必要な案内や説明を行います。
トイレや排水管など、施設の修繕の手配を行います。
職員の入退職時の書類の管理や作成、社会保険等の手続きを行います。
介護事務の主要な業務の一つに、介護報酬の請求があります。
施設や事業所で介護サービスを利用した場合、介護保険が適用されるため、1~3割が利用者の負担となります。
残りの7~9割は、各都道府県に設置される国民健康保険団体連合会(国保連)から給付されます。
この、7~9割分を国保連へ請求する業務が、介護報酬の請求です。
この業務は毎月行われます。
提出期限があり、介護サービスを提供した月の翌月10日までに請求しなければなりません。
介護事務は、事務作業だけでなく、必要に応じて介助の手伝いも行います。
これにより、介護現場のニーズに柔軟に対応し、利用者に質の高いサービスを提供することができます。
具体的には、以下のような業務があります。
利用者の食事を配膳し、食事の介助を行います。
利用者が施設内を移動する際の手伝いを行います。
利用者の日常生活の中で必要な支援を行います。
よく仕事で使うツールは「レセコン」「パソコン」「インターネット」「メール」「FAX」の5つだよ!
介護事務員は、介護施設やデイサービスで多岐にわたる業務をこなしており、施設の種類や規模によって、一日のスケジュールは異なります。
ここでは、介護事業所などを参照元として、介護老人保健施設とデイサービスの場合の一日のスケジュールを具体的に紹介します。
介護老人保健施設での介護事務員の一日のスケジュールは、以下の通りです。
時間 | 活動内容 | 説明 |
---|---|---|
8:30 | 出勤・朝礼 | 事務室に到着後、朝礼でスタッフと情報共有 |
9:00 | 電話・メール対応 | 利用者や家族、関係機関からの問い合わせ対応 |
10:00 | 書類作成・整理 | ケアプランや介護記録の作成、管理 |
11:00 | 請求書作成 | 介護報酬の請求書作成、データ入力 |
12:00 | 昼休憩 | リフレッシュタイム |
13:00 | 会議参加 | スタッフミーティングで情報共有 |
14:00 | 備品管理・発注 | 必要な介護用品や消耗品の発注、在庫管理 |
15:00 | 利用者対応 | 来客対応や利用者のケアサポート |
16:00 | データ入力・報告書作成 | 介護記録のデータ入力や報告書の作成 |
17:30 | 業務終了 | 終礼、明日の準備をして退勤 |
デイサービスでの介護事務員の一日のスケジュールは、以下の通りです。
各時間帯で行う主な業務をテーブルでまとめました。
時間 | 活動内容 | 説明 |
---|---|---|
8:30 | 出勤・朝礼 | 事務室に到着後、朝礼でスタッフと情報共有 |
9:00 | 電話・メール対応 | 利用者や家族、関係機関からの問い合わせ対応 |
10:00 | 利用者の迎え入れ準備 | 利用者の迎え入れ、健康チェック |
11:00 | 書類作成・整理 | ケアプランや介護記録の作成、管理 |
12:00 | 昼休憩 | リフレッシュタイム |
13:00 | 活動サポート | 利用者の活動やレクリエーションのサポート |
14:00 | 書類作成・データ入力 | 介護記録のデータ入力、請求書作成 |
15:00 | 備品管理・発注 | 必要な介護用品や消耗品の発注、在庫管理 |
16:00 | 利用者の送り出し準備 | 利用者の送り出し、帰宅のサポート |
17:30 | 業務終了 | 終礼、明日の準備をして退勤 |
介護事務員は、施設運営をスムーズにするために多岐にわたる業務を担当します。
施設の種類によっても異なりますが、基本的な業務内容は共通しています。
利用者やその家族をサポートするために、事務作業や連絡業務、備品管理などを日々行っています。
介護事務は、さまざまな業務をこなす必要があり、特定のスキルや性格が向いている人に適しています。
以下に、介護事務に向いている人の特徴を具体的に説明します。
介護事務の仕事は、多くの時間をデスクで過ごします。
書類作成、データ入力、電話応対などが主な業務となるため、長時間の座り作業に耐えられる人が向いています。
座り作業が苦にならない人は、集中力を保ち、効率よく業務を進めることができます。
介護事務では、利用者やその家族、介護スタッフなど多くの人と関わります。
相手の立場に立って物事を考えることが得意な人は、円滑なコミュニケーションを図り、信頼関係を築くことができます。
利用者のニーズを理解し、適切なサポートを提供するためには、共感力が重要です。
介護事務では、電話対応が頻繁に行われます。
利用者の家族や関係機関からの問い合わせに迅速かつ丁寧に対応する必要があります。
電話での会話を苦としない人は、的確に情報を伝え、問題解決に向けたコミュニケーションを円滑に行うことができます。
介護事務は、他の介護スタッフや外部機関との連携が重要です。
他社とのかかわりが得意な人は、協力関係を築き、円滑に業務を進めることができます。
例えば、医療機関や福祉施設との調整、書類のやり取りなどがスムーズに行えるため、業務効率が向上します。
介護事務では、介護報酬の請求書作成やデータ入力など、正確さが求められる業務が多いです。
厳密さ、正確さを求められる仕事が得意な人は、ミスを防ぎ、高い品質の仕事を提供することができます。
細かい作業が得意な人は、介護事務の仕事において非常に有利です。
これらの特徴を持つ人は、介護事務の仕事に適しており、業務をスムーズにこなすことができるでしょう。
介護事務に向いているかどうかを確認するためにも、自分の特性と照らし合わせてみてください。
ここからは、未経験の方でも介護事務の仕事を効率的に探せる方法について紹介していきます。
転職活動のヒントになればと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
転職サイトは数多く存在しますが、あなたの目的とマッチングした転職サイトを探すことが重要です。
例えば、ビズリーチはハイクラス転職なので給料を上げたい方やにおすすめできますし、バイトルはアルバイトに特化しているため、アルバイトを探す人におすすめできます。
このように、転職する上であなたの求めるものはどんなことなのかを明確にし、転職サイトを利用することでミスマッチを防ぐことができます。
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例えば、介護のコミミならば、気になった介護事業所の待遇や研修の充実度などが客観的に数値化され、「働きやすさ」がわかります。
転職を失敗しないために、あらゆる視点から情報収集していきましょう。
介護事務は未経験からでも始めやすく、特に事務処理能力やコミュニケーション能力が重視される職種です。
未経験者を歓迎する求人が多く、有効求人倍率も高いため、就職のチャンスが豊富です。
これから介護事務にチャレンジしたいと考えている方は、自信を持って一歩踏み出してみてください。
適切なスキルと姿勢を持って取り組めば、介護事務の仕事はやりがいと成長の機会に満ちています。
介護業界で転職を考えているけど、転職先が自分に合った職場かわからない。
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