訪問介護の利益モデルは？収益UPに繋がる介護ソフト５選を紹介

訪問介護サービスで利益を上げたいから「訪問介護の利益モデル」について詳しく知りたいと思う方もいるのではないでしょうか？

訪問介護サービスを運営する上で利益率は、大切です。

できることなら、訪問介護事業が上手くいくような利益モデルを知り、軌道に乗せる方法を模索したいものですよね。

そこで、この記事では、訪問介護の利益モデルについてや利益を上げる方法、利益率に大きく関わる「請求業務」に対応した訪問介護向け介護ソフト５選を紹介していきます。

運営に悩んでいる事業者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

訪問介護の利益モデルの決め手

 

訪問介護の経営を安定させたいと思ったときに知りたいのは利益モデルなのではないでしょうか？

利益を上げるために重要なポイントは、しっかり把握しておきたいものです。

ここからは、訪問介護サービスの利益モデルの決め手となるポイントを紹介していきます。

稼働率

利益を考える上で大切なのは稼働率です。

多く稼働できるほど、利益率はあがります。

しかし、訪問介護サービスにおいては、利用者の急なキャンセルなど稼働率を上げるのが難しい面もあります。

急な予定変更にも適切に対応し、いかに稼働率を上げることができるかが鍵となるでしょう。

支出の数

いくら売上が多くても、支出も多ければ、そのぶん事業所の収入は減ってしまいます。

毎月の支出もどれくらいであるかしっかりと把握することが大切です。

極力支出を減らしたいものですが、介護ケアの質に関わる研修などの費用はなるべく削りたくないもの。

必要な支出と不要なものを見極めていくことが重要になります。

集客力

訪問介護サービスを提供する事業所は、さまざまな地域で存在します。

近場に同じ訪問介護サービスの事業所があれば、そこがライバルとなるでしょう。

競合に負けることなく集客するためには、事業所独自の強みをつくることが大切です。

例えば、保険内サービスと保険外サービスをうまく組み合わせて訪問介護サービスの内容を充実させるなどがおすすめです。

もちろん、利用者の満足度を上げ、評判を良くしていくことも効果的。

訪問介護サービスの質を上げ、利用者やご家族からの評判がよくなれば、ケアマネージャーからも紹介を受けやすくなります。

介護報酬・加算

訪問介護サービスの利益モデルを考える上で、介護報酬や加算も重要です。

介護報酬や加算は単位数によって決定されます。

また、通常「身体介護」や「生活援助」など訪問介護サービスの内容により単位数は決定されますが、それだけでなくサービス内容によっては認知症ケア専門ケア加算なども評価されることがあります。

介護報酬や加算についてしっかりと理解し、適切な申請をしていないと本来つくはずの介護報酬や加算を取りこぼしてしまう恐れがあるため注意が必要です。

訪問介護の利益を上げる方法

訪問介護の運営安定のためにも、可能な限り利益を上げたいと思うものでしょう。

ここからは、訪問介護事業で利益を上げる方法を解説していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

強みを売る

訪問介護サービスは、さまざまな事業所が経営しています。

競合に負けないためにも、自社の強みをつくることが大切です。

訪問介護は提供できるサービス内容がほとんど決められており、特化しているようなものをつくるのは難しいため、他の事業所に負けない部分を強みとしましょう。

例えば、訪問介護スタッフの教育を徹底して、介護ケアの質を上げるなどがおすすめです。

「ここの訪問介護サービスを受けたい」と利用者・家族が思うようになれば利益にも繋がります。

訪問介護スタッフを教育する

上記でも少し説明しましたが、訪問介護サービスにおいて大切なのは訪問介護スタッフの教育です。

訪問介護は施設介護と違い、１対１でサービス提供をするため、他のスタッフの目が届きづらく、教育が難しい面があります。

そのため、定期的な面談や研修などが大切になってくるでしょう。

スタッフ一人ひとりが高い意識で介護ケアを提供できるような環境づくりが重要です。

評判を上げる

訪問介護スタッフの教育を徹底し介護ケアの質を上げたり、ケアマネージャーやサービス提供責任者が機転を利かせた関わりができたりすると、利用者や家族の満足度が上がります。

その結果、訪問介護事業所の評判が上がり、リピーター確保に繋がります。

評判を上げることは、訪問介護サービスの利益モデルとしても大切なことです。

また、良い評判がケアマネージャーの耳にも届くようになれば、自社の訪問介護サービスを紹介してもらえる可能性が高くなります。

利用者や家族の満足度を上げて、高い評価がもらえるように意識していきましょう。

加算の取りこぼしを防ぐ

意外とやってしまいがちなのは加算の取りこぼしです。

加算を取りこぼしてしまえば、当然入るはずの収入が減ってしまいます。

いくらしっかりと訪問介護サービスを提供していても、加算を取りこぼしてしまえば身も蓋もありません。

加算の取りこぼし防止になるような対策を考えることが大切です。

介護ソフトを活用し業務効率化を図る

訪問介護の業務効率化を図るなら、介護ソフトを導入してみると良いでしょう。

各介護ソフトにはそれぞれ特徴がありますが、請求業務や情報管理をサポートしてくれる機能が搭載されていることが多いです。

特に請求業務を簡単にできるようサポートしてくれたり、売上管理ができたりするようなソフトは事業所の運営を助けてくれるため、おすすめです。

請求業務に対応した訪問介護向けのソフト５選！

訪問介護の経営をサポートしてくれる介護ソフトがあれば利用してみたいと思う方もいるのではないでしょうか？

経営のサポートを望むなら、以下のような機能がほしいものです。

ここからは、上記のような機能を搭載した便利な訪問介護向けソフト５選を紹介していきます。

まもる君クラウド

まもる君クラウドには、訪問介護ソフトが存在します。

介護ケアに関する個人情報管理や介護計画書作成だけでなく、事業所運営に関わる介護請求も簡単に行うことができる特徴があります。

国保連請求や利用者請求、売上管理までソフト一つで完結。

また、スタッフのスケジュール管理や給与計算機能まで無料で利用可能です。

業務作業を大幅に軽減してくれる訪問介護ソフトです。

メーカー名	株式会社インタートラスト
対応サービス	施設系短期系通所系訪問系ケアマネ便利ツールその他
機能	請求業務対応記録業務対応
費用	月額7,800円〜介護ソフトの相場をシミュレーションする
無料体験	あり
導入形態	クラウド(ASP)
製品・サービス詳細	詳細はこちら

ほのぼのNEXT

ほのぼのNEXTは、顧客の課題や要望をヒアリングした後、最適なシステムを提案してくれます。

訪問介護事業所向けシステムがあり、訪問介護事業の効率化を助けます。

利用者の予定に合わせてスタッフが自動割り当てで手間なくスケジュールが組める訪問スケジュール管理システムや情報管理をする利用者管理システムだけでなく、確実でスピーディーな請求業務が実現できる訪問介護請求管理システムも搭載。

また、オプションでスタッフの実績スケジュールから賃金計算までをしてくれるヘルパー賃金計算システムが選べます。

メーカー名	NDソフトウェア株式会社
対応サービス	施設系短期系通所系訪問系ケアマネ便利ツールその他
機能	記録業務対応請求業務対応
費用	要問合せ介護ソフトの相場をシミュレーションする
無料体験	なし
導入形態	オンプレミス・クラウド(ASP)
製品・サービス詳細	詳細はこちら

ナーシングネットプラスワン

訪問介護事業所の事務作業を削減してくれる現場にやさしいソフトがナーシングネットプラスワンです。

日々の記録はもちろんのこと、帳票作成や国保連伝送などを一気通貫で行うことができます。

シフト管理や請求書作成、返戻管理や口座振替連携など業務を効率化するさまざまな機能を搭載しています。

その他、保険外サービスにも対応。

保険外サービス実施時にも困ることなく、保険サービスと一緒に管理できるのが嬉しいメリットです。

メーカー名	プラスワンソリューションズ株式会社（LITALICOグループ会社）
対応サービス	施設系短期系通所系訪問系ケアマネ便利ツールその他訪問系障がい児便利ツール
機能	記録業務対応請求業務対応
費用	5,000円～（サービスにより異なります）介護ソフトの相場をシミュレーションする
無料体験	あり
導入形態	クラウド(ASP)
製品・サービス詳細	詳細はこちら

ワイズマンシステムＳＰ

ワイズマンシステムSPは、訪問介護事業所の業務サポートにも対応している介護ソフトです。

訪問先で実施報告や予定管理、記録業務を完結させることが可能であり、スタッフの業務負担を軽減するため、働きやすい環境づくりにも最適です。

さらに訪問スケジュールの管理やスタッフ割当も簡単。

急な予定変更が発生したときに代理で対応可能なスタッフをすぐにみつけることができる機能も搭載されています。

その他、サービス提供件数や実績の集計値も確認できるため、訪問介護事業の運営に役立てることができます。

メーカー名	株式会社ワイズマン
対応サービス	施設系短期系通所系訪問系ケアマネ便利ツールその他居住支援系訪問系日中活動系計画相談障がい児
機能	請求業務対応記録業務対応
費用	要問合せ介護ソフトの相場をシミュレーションする
無料体験	なし
導入形態	クラウド(ASP)
製品・サービス詳細	詳細はこちら

カイポケ

月末の膨大な集計業務を大幅に削減してくれるカイポケは、訪問介護サービスの運営サポートにも対応しています。

利用者の管理や計画書作成はもちろんのこと、国保連・利用者への請求にも対応しており、簡単に業務を済ませることができます。

また、介護記録から請求実績に自動で反映してくれるため、わざわざ転機する必要がないのも嬉しいポイントです。

経営に関わる大変な請求業務を簡易的に済ませることができる介護ソフトです。

メーカー名	株式会社エス・エム・エス
対応サービス	通所系訪問系ケアマネ便利ツールその他訪問系障がい児便利ツール
機能	請求業務対応記録業務対応
費用	(例)居宅介護支援事業所：月額5,000円〜　デイサービス月額25,000円〜介護ソフトの相場をシミュレーションする
無料体験	あり
導入形態	クラウド(ASP)
製品・サービス詳細	詳細はこちら

訪問介護ソフトを活用し利益アップを目指そう！

訪問介護で上手くいくための利益モデルについてのことを紹介してきました。

訪問介護は、社会的意義があり、まだまだ需要の高いサービスです。

事業所の工夫次第では、利益率アップも夢ではありません。

しかし、訪問介護は利用者宅へ訪問し介護ケアを提供するサービスであるため、特に情報伝達や請求業務が大変です。

訪問介護の運営に悩んだら、その悩みに対応した介護ソフトの導入を検討してみましょう。

請求業務だけでなく、情報共有やスケジュール管理などに優れた介護ソフトも存在します。

訪問介護向けの介護ソフトの選び方に悩んだら、お気軽に介護のコミミまで、ご相談ください。