介護施設の経営・運営改善働きやすい職場の選び方
デイサービスっどんなところ?
デイサービスって他の介護サービスとどう違うの?
転職や介護サービスの利用を検討しているあなたに、デイサービスについて徹底解説します。
デイサービスの数は全国に24,569事業所(令和4年時点)存在しており、訪問介護に次いで2番目に多い介護事業所数です。
そのため、サービス内容も多様化しており施設によって特徴が異なります。
この記事では、デイサービスの基本だけでなく、一般的なデイサービスの1日の流れや、デイサービスで働く主な職種の役割など、より深い情報も紹介。
デイサービスって聞いたことあるけどよくわからないという方にも、わかりやすくご紹介していますので是非ご参考にしていただけますと幸いです。
デイサービスは利用者が日中時間を過ごしながら、リハビリや生活支援を受けられる施設です。
介護が必要な利用者が自立した生活を続けるためのサポートを提供し、家族の介護負担も軽減します。
この章では、デイサービスの基本的な定義とその意義について詳しく説明します。
デイサービスとは、日中の決まった時間帯に介護やリハビリのサービスを提供する施設のことです。
利用者は朝に施設に来て、夕方に帰宅することが一般的です。
ここでは、食事、入浴、リハビリ、レクリエーションなど、多様なサービスを受けることができます。
家での生活がメインで、24時間の介護施設とは異なり、日中だけの利用となります。
デイサービスと通所介護はほぼ同義で使われることが多いですが、正式には「通所介護」が正しい用語です。
デイサービスという名前は一般的な呼び方として広まっています。
通所介護は、介護保険法に基づき、利用者が日常生活を送る上で必要な支援を受けられるサービスを指します。
デイサービスは、利用者が可能な限り自宅で自立した生活を送れるように支援することが目的です。
具体的には、身体機能の維持・向上、社会交流の促進、定期的な健康チェック、家族の介護負担軽減などが挙げられます。
これにより、利用者が自宅で安心して生活を続けられるよう支援します。
デイサービスには二つの役割があります。
一つは心身機能維持のためリハビリテーションを行い、利用者が地域社会から孤立することなく、日常の生活を楽しめる環境を提供する役割 。
もう一つは家族の負担軽減のため身の回りの介護など日常生活のお世話をする役割です。
この二つの役割をデイサービスが担っているため、利用者だけでなく介護者の生活の質の向上を狙うことができ、福祉全体に大きな影響を与えています。
デイサービスを利用する理由は大きく二つに分けられます。
一つは、「利用者の身体機能の改善もしくは予防したいとき」、もう一つは「利用者の家族が介護から一時的に離れて休息したいとき」です。
デイサービスは専門的なリハビリやケアを受けることで、身体機能の維持・向上が期待できます。
また、利用者自身が日中に安全な環境で過ごせる上、家族の介護負担を軽減し、心身の負担が少なくなります。
結果的に、利用者とその家族双方の生活の質が向上します。
デイサービスのサービス内容は近年多様化しており、介護保険適用内のサービスだけでなく、介護保険適用外サービスも充実している点が特徴です。
例えば、デイサービスのサービスを受けたあとにそのまま宿泊できる「お泊りデイサービス」、散髪ができる「理美容サービス」、代わりに買い物をお願いできる「買い物代行サービス」などがあります。
このようにデイサービスの主な魅力は、利用者が安全かつ有意義な日常を過ごせる多様なサービスを提供している点です。
リハビリや生活支援、そして楽しいレクリエーションを通じて、利用者の身体機能や心の健康をサポートします。
以下で、デイサービスで行われる具体的なアクティビティや、そのメリットについて詳しく見ていきましょう。
デイサービスでは、日中の時間を有効に使える多彩なプログラムが提供されています。
食事や入浴、排泄といった基本的な介護サービスはもちろん、リハビリや手芸、絵画、音楽療法といったレクリエーション活動も行われます。
これにより、利用者は一日を楽しく過ごしながら、身体機能の維持や向上、社会交流を図ることができます。
デイサービスの中には、3時間程度の短時間でのリハビリのみを目的とした施設もあるため、サービス内容は施設によってさまざまです。
デイサービスでは、専門的なリハビリが実施されています。
リハビリを受けることで、利用者は筋力や柔軟性を向上させ、日常生活の動作が楽になる場合があります。
また、リハビリは転倒予防や痛みの軽減にも効果的です。
利用者自身の体調やニーズに合わせた個別プログラムが設計されるため、効果的かつ安全にリハビリを行うことができます。
デイサービスでは、利用者の日常生活を支えるための生活支援サービスも充実しています。
例えば、食事は栄養バランスが考慮されたメニューが提供され、入浴や排泄のサポートも行われます。
さらに、利用者同士の交流や外部とのコミュニケーションを促進する活動も多く、心の健康維持や社会参加の促進に寄与しています。
これらの活動により、利用者は日常生活をより自立して送ることができるようになります。
デイサービスにはさまざまな種類があり、それぞれ提供するサービスや利用の目的に違いがあります。
利用者やその家族が最適なサービスを選ぶために、各種類の特徴を理解することは非常に重要です。
デイサービスは、一般的なデイサービス、認知症対応型、リハビリ特化型、療養型の4つに分けられます。
それぞれの特徴を確認しておきましょう。
種類 | 特徴 |
一般型 | 一般的なデイサービスで、健康状態のチェック、食事・入浴・排泄の介助、リハビリテーションなどを提供。 |
認知症対応型 | 認知症の方への対応に特化しており、認知症の方の利用が前提。デイケアと異なり医療行為はしない。 |
リハビリ特化型 | 歩行などの機能訓練を重視。短時間(3時間程度)のサービスがほとんどで、食事や入浴の提供は最小限、もしくは行わない。 デイケアとは異なり、医師の指示に基づく医療行為はしない。 |
療養型 | 常時医療ケアを必要とする方が対象。医療施設と連携しており、専属の看護師を配置している。 |
デイサービスの種類は上記の通り4つに分けられます。
さらに、デイサービスによって提供しているサービスや、その質も異なる点には注意しましょう。
以下では、デイサービスとよく混合されやすいデイケア、老人ホームとの違いについて詳しく説明します。
デイケアは、主にリハビリテーションを目的とした通所サービスで、介護保険法の正式名称は通所リハビリテーションです。
介護老人保健施設、病院、診療所などに併設された通所リハビリテーションの施設へ通い、医師の指示のもとに行われるリハビリ、医療的ケア、日常生活上の介護を受けることができるサービスです。
リハビリ中心のプログラムが提供され、身体機能の回復や維持を目指します。
デイケアには食事や入浴といった基本的な介護サービスも含まれています。
デイサービスの利用目的は「日常生活を支援してもらう」ことですが、デイケアの利用目的は「医者の支持のもと専門的なリハビリを受ける」ことです。
そのため、デイサービスとデイケアは似た部分も多いですが、デイケアは「医者が常駐している」点が大きな違いです。
デイサービスは日常生活の支援やレクリエーションを中心としたサービスが多く、リハビリも提供されることがありますが、デイケアほど専門的ではありません。
デイケアはリハビリをメインとしたプログラムが重点的に提供され、医療のサポートが充実しています。
老人ホームとデイサービスはその運営形態が異なります。
老人ホームは利用者が24時間生活する場を提供するもので、食事、入浴、リハビリなどの全てが施設内で行われます。
一方でデイサービスは日中のみ利用できる施設で、基本的な介護サービスやリハビリ、レクリエーションなどを提供しますが、夜間は自宅に帰ることが前提です。
デイサービスを利用するためには、一定の条件を満たし、適切な手続きを行う必要があります。
ここでは、デイサービスを受けられる対象者の条件、要支援と要介護の違い、および実際の利用方法について詳しく説明します。
デイサービスは、主に利用者で日常生活に支援が必要な方を対象にしています。
具体的には、介護保険の認定を受けた要介護状態の方が対象です。
デイサービスを利用することで、日常生活がよりスムーズに送れるようになります。
デイサービスや介護施設の利用には、「要支援」と「要介護」の認定が必要です。
要支援は自立した生活がほぼ可能ですが、部分的な介護が必要な状態を指します。
一方、要介護は日常生活全般において常時の介護が必要な状態です。
要支援と要介護の区分は、介護保険の申請を通じて市区町村が行う認定調査と審査に基づいて決定されます。
デイサービスにおいては、要介護1~要介護5の方が対象となります。
デイサービスの利用方法は比較的簡単です。
まず、市区町村の窓口や地域の包括支援センターに相談し、介護保険の申請を行います。
その後、必要な認定調査が行われ、要支援または要介護が認定されます。
認定を受けたら、ケアマネージャーと相談し、適切なデイサービス事業所を選び、利用開始の手続きを進めます。
実際の利用開始には、契約書の締結やサービス計画の確認が必要です。
デイサービスの利用を検討する際、費用とその経済性は非常に重要な要素となります。
この章では、デイサービスの具体的な費用例、他のサービスと併用した場合の費用、そして利用する際のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
デイサービスの費用は、施設の種類や提供されるサービス内容によって異なります。
しかし、一般的な費用の例として、1日あたり約1,000円から3,000円程度が相場です。
この費用には、介護保険が適用されるため、実際に負担するのは全額ではなく、一部の自己負担額です。
自己負担額は利用者の所得や要介護度によって異なります。
デイサービスを他の介護サービスと併用する場合、追加の費用が発生することがあります。
例えば、訪問介護や通所リハビリと併用する場合、それぞれのサービスの自己負担額が別途計上されます。
ただし、併用することで総合的なケアが受けられるため、効率的に介護が行われるというメリットがあります。
これにより、自宅での介護負担が軽減し、生活の質が向上するケースが多いです。
デイサービスにおける1日の流れは、利用者が快適かつ効果的に過ごせるよう工夫されています。
この章では、一般的な1日の流れや、デイサービスの提供時間ごとの単位の違いについて詳しく説明します。
デイサービスでの一般的な1日は、朝の送迎から始まります。
施設に到着後、健康チェックが行われ、利用者の体調を確認します。
その後、リハビリテーションやレクリエーション活動が行われ、昼食が提供されます。
午後は、さらなるリハビリや趣味活動が行われることが多く、最後におやつを楽しむ時間があります。
夕方に送迎があり、利用者は自宅に帰ります。
これらの一連の活動を通じて、身体機能の維持・向上や社会交流を促進します。
時間 | 流れ | 説明 |
8:30~9:00 | 送迎 | ご自宅までお迎えに伺います。 |
9:00~9:30 | 健康チェック | 体温、血圧、脈拍などを測定します。 |
9:30~10:00 | レクリエーション | 体操やゲームなど、軽い運動を行います。 |
10:00~11:00 | 入浴 | 個別浴や介護浴など、ご希望に合わせた入浴を行います。 |
11:00~11:30 | 昼食 | バランスのとれた食事を提供します。 |
11:30~12:00 | 休憩 |
自由にお過ごしください。
|
12:00~13:00 | 個別機能訓練 | 理学療法士や作業療法士による、個別の機能訓練を行います。 |
13:00~14:00 | レクリエーション | 手芸や音楽療法など、様々なレクリエーションを行います。 |
14:00~14:30 | おやつ |
軽食やおやつを提供します。
|
14:30~15:00 | 個別相談 | 相談員による、個別相談を行います。 |
15:00~16:00 | 自由時間 |
読書やおしゃべりなど、自由にお過ごしください。
|
16:00~16:30 | 帰支度 |
ご帰宅の準備を行います。
|
16:30~17:00 | 送迎 |
ご自宅までお送りします。
|
デイサービスの利用時間は通常5時間~8時間程度の利用になります。
基本的には送迎があり、サービスは施設に到着する9時~10時頃から始まるのが一般的です。
人員や設備を一定の基準を満たしている施設のみ利用時間の延長をすることが可能です。
そのため、介護保険適用で延長できるかは施設により異なります。
日中利用している施設にそのまま宿泊できるサービスとして「お泊りデイサービス」を提供している施設もあります。
「お泊りデイサービス」は保険適用外サービスとなっており、全額自己負担なため注意が必要です。
デイサービスを利用している方が「老人ホームに入居したい」、「家族が一時的に介護ができないからその間だけショートステイに入居したい」など、デイサービスで補えないニーズが発生したときに、別の介護保険サービスを受けることができるのでしょうか?
結論としては、サービスにより異なります。
例えば、デイサービスは主に身体機能の維持・向上が目的ですが、短期利用を目的とした「ショートステイ」や、老人ホームだと日常生活支援を目的とした「住宅型有料老人ホーム」などが併用できます。
前提として、「併用」と「同日利用」は考え方が異なる点には注意しましょう。
併用が可能な介護保険サービスでも、同日利用が可能とは限りません。
例として、ショートステイは原則として同日利用はできません。
そのため、デイサービスと他の介護サービスを併用する場合は、ケアプランの変更にも関わるためケアマネジャーと相談する必要があります。
デイサービスは、利用者やその家族に多くのメリットを提供する一方で、いくつかのデメリットも存在します。
ここでは、デイサービスを利用する際のメリットとデメリット、そして選び方のポイントについて詳しく説明します。
デイサービスを利用する最大のメリットは、利用者が日常生活を安心して過ごせる環境が整っていることです。
専門スタッフによるリハビリや生活支援が受けられるため、身体機能の維持や向上が期待できます。
また、日中に他の利用者との交流やレクリエーション活動を楽しむことで、社会性の保持と精神的な安定も図れます。
さらに、家族の介護負担が軽減される点も大きな利点です。
また、レクリエーションや保険外サービスなど施設によってサービスの特徴が異なるため、ニッチな要望にも応えてくれる施設があるかもしれません。
デイサービスのデメリットとして、費用が発生することが挙げられます。
介護保険が適用されるとはいえ、自己負担額があるため、経済的な負担を感じることがあります。
また、サービス内容が施設によって異なるため、希望するケアやリハビリが提供されない場合もあります。
さらに、施設の場所やタイミングによっては、利用が難しい場合も考えられます。
デイサービスを選ぶ際のポイントとして、いくつかの重要な点があります。
まず、利用者のニーズに合ったサービス内容を提供しているかを確認することが大切です。
リハビリやレクリエーション、食事の質などを事前にチェックしましょう。
次に、施設の場所や送迎サービスの有無も考慮するべきです。
最後に、施設の見学を行い、雰囲気やスタッフの対応を直接確認することで、安心して利用できるデイサービスを選ぶことができます。
デイサービスを運営する上で、ヘルパー(介護職員)などスタッフの働きは非常に重要です。
彼らは利用者の日常生活を支援し、安全かつ快適な環境を提供します。
この章では、ヘルパー(介護職員)を始め、デイサービスに関わる主な職種とその役割について詳しく説明します。
ヘルパーは、デイサービスの運営において主に介護のサポートを担当します。
彼らの主な役割は、利用者の食事、入浴、排泄などの日常生活援助です。
また、リハビリテーションの補助も行い、利用者の身体機能の向上をサポートします。
ヘルパーは利用者と最も近い距離で接するため、その信頼関係は利用者の心の安定にも寄与します。
利用者一人一人のニーズに応じた個別対応を心がけ、質の高いサービスを提供することが求められます。
看護師は、デイサービスにおいて健康管理や医療的なサポートを担当します。
具体的には、利用者の体調チェック、血圧測定、投薬指導、怪我や病気の緊急対応などを行います。
さらに、医療機関との連携や、家族への健康に関するアドバイスも重要な役割です。
看護師が常駐することで、利用者は安心してサービスを利用でき、急な体調変化にも迅速に対応することができます。
デイサービスにおける生活相談員は、利用者やその家族に対して、日常生活や介護に関する相談支援を行う重要な役割を担っています。
具体的には、利用者や家族からの、介護に関する相談や悩みを受け、適切なアドバイスや支援を行います。
また、介護保険制度や各種介護サービスに関する情報を提供したり、個別支援計画を作成するなど、必要に応じてケアマネージャーや他の専門職と連携し、総合的な支援を行います。
デイサービスにおける機能訓練指導員は、利用者一人ひとりの心身状態に合わせた機能訓練(リハビリテーション)の指導を行い、日常生活動作の向上・維持、介護予防を支援する重要な役割を担っています。
利用者の状態や目標に合わせて、運動メニューや個別訓練計画を作成し、安全かつ効果的な指導を行い、ストレッチ、体操、歩行訓練など、集団で行う機能訓練を指導し、運動習慣の定着を促します。
デイサービスの管理者は、利用者にとって質の高い介護サービスが提供されるよう、施設全体の運営を統括する責任重大な役割を担っています。
利用者一人ひとりのケアプランに基づき、適切な介護サービスが提供されるよう管理するだけでなく、職員の採用、教育、研修、勤務管理、評価などをを行い、職員全体の質向上を図ります。
更に施設の設備や備品の管理、財務管理、衛生管理、安全管理などを適切に行います。
また、介護保険法やその他関係法令を遵守し、適正な運営を行う必要があるため、サービス内容やオペレーションの変更、必要に応じて外部の医療機関や行政機関と連携することが求められます。
時には、人手が足りない現場の支援を行う必要もあるため、その業務範囲は多岐にわたります。
それぞれ命や人の健康に関わる重要なポジションを担っているよ!
デイサービスでは、上記で紹介した職種以外にもさまざまな専門職が配置されています。
リハビリを行う理学療法士、作業療法士、栄養バランスを考えた食事を提供する栄養士などがその例です。
また、施設の管理や運営を担当する事務スタッフも欠かせません。
これらのスタッフが連携し、利用者の総合的なケアを行います。
それぞれの役割が明確に分担され、協力することで、サービスの質を高めています。
デイサービスは、利用者だけでなくその家族のニーズにも沿った形でサービスを提供しているため、サービス内容は多様化しています。
デイサービスの特徴は各施設で異なるため、利用する施設を選ぶにも、転職先として選ぶにも慎重に検討する必要があります。
そのため、どのデイサービスを選べば良いのか迷ってしまう場合がありますが、気になっているデイサービスの評判が分かる情報サイトを利用すれば、検討材料として活用できるでしょう。
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