介護施設の経営・運営改善
保育所等訪問支援を始めたいけど、何からすればいいのかな。
専門知識を持つスタッフが、保育園や幼稚園、学校などへ訪問して、支援を必要とする子どもをサポートすることを保育所等訪問支援と呼びます。
集団の中で出てくる問題を見逃さず、子ども一人ひとりに適切な支援を提供することで発達・成長を促す注目の子ども支援の制度です。
保育所等訪問支援事業に興味を持ち、開業するために必要な知識を身に付けたい人も多くいるのではないでしょうか。
実際の支援の流れや、仕事内容、複雑な請求業務を簡単にするツールの紹介など分かりやすく解説するので、ぜひチェックしましょう。
1,保育所等訪問支援の流れとは
2,訪問支援が基本
3,保育所等訪問支援の仕事内容とは
4,保育所等訪問支援の記録に請求ツールを使おう!おすすめツール3選
5,保育所等訪問支援の記録はソフトにお任せ
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口コミランキングを見る保育所等訪問支援とは、集団生活に適応するために子ども自身に直接支援したり、園の先生や施設を通して間接的に支援したりする方法です。
重要なポイントは「集団の中」で出てくる問題を見過ごさず、普段の集団生活を送りながら発達・成長を促すこと。
実際に保育所等訪問支援を利用する流れは以下の通りです。
・保護者からの依頼
・受給者証の取得
・保育所等への連絡依頼・相談支援専門員(市町村)との連携
・アセスメント
一つずつ簡単に解説します。
保護者が以下のような「子どもの気になる様子や言動」に対して事業所に相談・依頼をすることで、サービス開始の準備が始まります。
・保育園や学校で過ごす様子から気になるところがある
・一人の時は大丈夫でも、集団の中に入るといつものようにできない
・園のスタッフや学校の先生から子どものことで報告・相談があった
・園や学校での支援が不足していると感じる
保護者が気になっていることを、子どもと接する保育士や先生も気になっているケースは少なくありません。
集団の場での過ごし方と家での過ごし方をしっかり共有することも必要でしょう。
サービスの利用をしたい場合は受給者証の取得が必要です。保育所等訪問支援にかかる給付費支給申請は、お住まいの市町村で行います。
すでに児童発達支援事業や放課後デイサービスなどの通所支援を利用している場合でも、新たに申請しなければなりません。
ここで支給決定を受けると、実際の利用に移行していきます。
保育所等訪問支援を利用する際は、訪問先である現在通っている園や学校の許可が必要です。
相談支援専門員がいる場合は、並行して保育所等訪問支援を利用したい旨を連絡しましょう。
保育所等訪問支援を利用するにあたり、園(学校)・相談支援専門員・保護者・訪問支援事業所で連携をとる必要があります。
相談支援専門員や園・学校への連絡が済み、支援が行われることが決定するとアセスメントを実施します。
アセスメントを実施するにあたり、以下のメンバーで話し合いを行います。
・保護者
・訪問先の園・学校長
・訪問先の園・学校の担任
・相談支援専門員
・保育所等訪問支援事業所のスタッフ
子どもの状況やアセスメントをもとに、保育所等訪問支援に関する個別支援計画を作成することが大切です。
子どもに必要な対応を専門的な立場から提言していくことになります。
参考:厚生労働省「保育所等訪問支援の効果的な実施を図るための手引書」
やることがたくさんあるけど、介護ソフトを入れれば記録はラクにできそう。
保育所等訪問支援は実際の集団生活の場へ『訪問』して、子どもへの『支援』または訪問先で働くスタッフへの『助言』を行います。
保育所等訪問支援の特徴は、特別な場所ではなく保育所や学校など一般教育の場で支援を受けるところです。
実際に集団生活を送るなかで、健やかに成長できるように手助けするのが、保育所等訪問支援サービスだからです。
一般の子どもたちがいる集団生活の場で支援を行うことが、他の通所サービスとの違いと言えるでしょう。
保育所等訪問支援事業所のスタッフは、保護者や相談支援専門員・園や学校の職員に対しフィードバックを行うことが重要です。
実際に訪問支援を行うのは多くて月2回です。
対象の子どもに必要な関わりを、保護者や訪問先(園や学校)に対して提供しなければなりません。
家や園・学校での変化を共有し支援内容をブラッシュアップしていくことが、最も難しくまたやりがいを感じるところでしょう。
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介護ソフトを一括資料請求する保育所等訪問支援の仕事内容を具体的にみてみましょう。
保育所等訪問支援事業所は、管理者および児童発達支援管理責任者そして以下の資格を持つ訪問支援員が働いています。
・児童指導員
・保育士
・理学療法士・作業療法士
・心理担当職員
管理者および児童発達支援管理責任者は、主に事業所を管理する役割を担います。
一方、実際に現場を訪問し支援を行うのが訪問支援員です。
多くの職種が協力しあって成り立つ事業なんだね。
訪問支援員の1日の仕事の流れから、具体的な仕事内容をみてみましょう。
8:15
職場である事業所へ出勤。
今日の業務スケジュールの確認や訪問の準備、必要な事務作業を行います。
9:00
対象の子どもが通う保育所(学校)へ訪問。
子どもとともに授業・行事に参加し、観察を行います。
その後、保育士や担任の先生と普段の状況について情報交換を行い、子どもに必要な支援やこれからの連携について話し合います。
10:30
次の要支援児童がいる保育所(学校)を訪問。同様に対応します。
12:00
事業所に戻り休憩をとります。
14:00
担当している子どもが通う保育所や学校へ連絡し、情報交換や今後の訪問スケジュール・支援内容を共有します。
15:00
担当している子どもの保護者へ連絡し、支援状況を伝えたり自宅での子どもの様子などをヒアリングしたりします。
これらの情報を元に、今後の個別支援計画を作成します。
16:00
事業所で本日の活動記録や報告、申し送りなど事務作業を行います。
17:30
事務作業が完了すると、1日の業務が終了となります。
保育所等訪問支援の仕事は、一人ひとりオーダーメイドで対応するため、日々の記録など事務作業も時間がかかることが多いです。
保育所等訪問支援に限らず、介護や障がい者向けサービス事業において重要かつネックになるのが、日々の記録や請求業務です。
保育所等訪問支援事業はやりがいのある仕事ですが、他の通所サービスと比べ単独で動くことが多く高い支援能力が求められます。
保護者や他の施設との連携も必要となるため、時間調整も大変です。
そのため請求業務や日々の記録は、できるだけ負担のかからないツールを使用することが事業成功のコツでしょう。
保育所等訪問支援で算定する報酬の例は以下の通りです。
保育所等訪問支援給付費 |
1,035単位 |
専門支援員が支援を行う場合 |
679単位 |
児童発達支援管理責任者が基準に満たない場合 |
4月目まで:70% 5月目以降:50% |
通所支援計画未作成減算 |
2月目まで:70% 3月目以降:50% |
身体拘束廃止未実施減算 |
-5単位 |
一人の訪問支援員が複数の障害児に支援した場合 |
93% |
特別地域加算 |
+15% |
家庭連携加算(月2回を限度) |
1時間未満:187単位 1時間以上:280単位 |
利用者負担上限額管理加算 |
150単位 |
福祉・介護職員処遇改善加算 |
(Ⅰ)8.1% (Ⅱ)5.9% (Ⅲ)3.3% (Ⅳ)(Ⅲ)の90% (Ⅴ)(Ⅲ)の80% |
福祉・介護職員処遇改善特別加算 |
1.1% |
福祉・介護職員等特定処遇改善加算 |
1.1% |
※出典:かんたん請求ソフト
これらの報酬を漏れなく算定していくための有用なツールを紹介します。
ここでは保育所等訪問支援の記録や請求業務に役立つおすすめのツール3選を紹介します。
・ほのぼのmore
・介舟ファミリー
・ワイズマンシステムSP
保育所等訪問支援を展開するにあたって必要な仕事内容を紹介してきましたが、事業成功のカギを握るのが漏れのない請求作業です。
請求業務がシンプルかつ簡単にできると負担が減り、より重要な支援業務の質も上がるでしょう。
ほのぼのmoreは日々の記録業務から請求業務まで一気通貫でできる、障がい事業所向けのソフトです。
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---|---|
対応サービス | 居住支援系訪問系日中活動系計画相談障がい児便利ツールその他 |
機能 | 記録業務対応請求業務対応 |
費用 | 要問合せ介護ソフトの相場をシミュレーションする |
無料体験 | なし |
導入形態 | オンプレミス・クラウド(ASP) |
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費用 | 要問合せ介護ソフトの相場をシミュレーションする |
無料体験 | なし |
導入形態 | クラウド(ASP) |
製品・サービス詳細 | 詳細はこちら |
保育所等訪問支援を利用する際の流れや仕事内容、さらには業務効率化のためのツールを紹介してきました。
保育所等訪問支援は今の時代に求められているサービスであり、今後も発展していくものだからこそ、始めるなら今がチャンスです。
紹介したツールを用いて日々の記録や請求業務をよりシンプルにすることで、本当に必要な部分に時間をかけることができます。
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