ケアウィングってどんなソフト?メリット・デメリットや価格、評判(クチコミ)を知りたい
このような疑問にお答えしていきます。
Care-wing(ケアウィング)は訪問系に特化した介護ソフトです。
パソコン音痴でも簡単に使えるソフトとして、数多くのヘルパーから支持されています。
そんなケアウィングに関して、本記事では第三者目線で徹底解説していきたいと思います。
ケアウィングに限らず、どこの公式ホームページを見ても「良いこと」しか書かれていませんが、第三者だからこそ他社と比較した上で強み・弱みを浮き彫りにすることができます。
本記事を最後までお読みいただければ、ケアウィングの特徴だけではなく、メリット・デメリットを知ることができます。
また、本サイト「介護のコミミ」に掲載されている本音の口コミもご紹介していきます。
5分程度で読むことができる内容なので、ぜひ最後までお付き合いください。
1-1. メーカーの基本情報
1-2.訪問介護においては高いシェア率
1-3.対応サービスは訪問系のみ
1-4.料金体系は「初期費用+月額(3年契約条件)」
1-5.最大の特徴は「スマホ×ICタグ」
1-6.画面イメージ
2.どのような事業所にケアウィングはおすすめ?(メリット5つ)
ケアウィングの特徴を以下6つに分けてご紹介しています。
① メーカーの基本情報
② 訪問介護の中では高いシェア率
③ 対応サービスは訪問系のみ
④ 料金体系は「初期費用+月額(3年契約条件)」
⑤ 最大の特徴は「スマホ×ICタグ」運用
⑥ 画面イメージ
それでは、それぞれ見ていきましょう。
1995年4月26日、株式会社ロジックは石川県金沢市で設立されました。
2009年に訪問介護に特化したソフトとして「Care-wing(ケアウィング)」をリリースし、その後2014年に訪問看護に対応しました。
訪問系に特化することで、かなり尖った機能を実装することができているよ!
訪問系に特化しているにもかかわらず、約2,200件もの事業所に導入されています。
特化型ソフトの中では文句なしのシェアと実績を誇っています。
また、国内ではいち早く「スマホ」に対応した上に、ICタグ運用を普及させた実績もあります。
ケアウィングがリリースされた2009年時点ではスマホ対応の介護ソフトは殆どなかったため、当時は「このソフトは普及するのか?」と懐疑的な声も聞こえてきましたが、フタを開けてみれば多くのヘルパーから支持されるソフトとして高い信頼を得ています。
「スマホ×ICタグ」運用に関しては詳しくは後述していきたいと思います。
シェアに関する記事は下の記事が参考になりますので、興味がある方はぜひご覧ください。
ケアウィングはASP型(クラウド)でソフトを提供しています。
また、次のようなサービス種別に対応しています。
介護福祉 | 障がい福祉 | ||
施設系 | 居住支援 | ||
短期系 | 訪問系 | ◯ | |
通所系 | 日中活動系 | ||
訪問系 | ◯ | 計画相談 | |
ケアマネ | 障がい児 | ||
その他 | その他 |
対応しているサービスは主に訪問系です。
訪問介護や訪問看護といった「介護福祉」だけではなく、「障がい福祉」である居宅介護にも対応しています。
ただ、請求部分には対応していないため、他社の請求ソフトと連携して使用する必要があります。
日々の業務はケアウィングのスマホで行い、月末から月初にかけて行う請求業務は他社ソフトで行うという流れになります。
請求には対応していないから他社ソフトと連携する必要があるけど、約15社の介護ソフトメーカーと連携しているよ!
料金体系は「初期費用+月額」です。
初期費用にはICタグが含まれ、月額には利用料とスマホレンタル代(オプション)が含まれます。
月額部分においては3年間の契約を条件とし、3年以降は1ヶ月ごとの自動契約更新になります。
国内にはケアウィングのような訪問系のソフトも多数存在しますが、「スマホ×ICタグ」をメインに提案しているのはケアウィングだけです。
運用方法は至ってシンプルで、「ICタグ」をあらかじめ利用者宅に設置するだけで準備は完了です。
そのICタグとスマホの背面を近づけるだけで、入退出の時刻が記録され、サ責へも報告も完了します。
そのままスマホで記録を作成することができるため、紙ファイルの持ち歩きなども当然必要がありません。
一見奇抜に見える「スマホ×ICタグ」運用ですが、目に見えて労力が減らせることから「ICT化」の本質を捉えている仕組みと言えるのではないでしょうか。
ICTが苦手な職員にとっては、シンプルに運用できることが重要だね!
一部ではありますが、ケアウィングの画面イメージをご紹介します。
公式ホームページより引用しているため、もっと見たいという方はこちらから確認してみてください。
ヘルパーは自身が担当している利用者分の予定がぱっと確認できるから良いね!
ケアウィングは次のような事業所に特におすすめです。
ケアウィング公式ホームページによると、83歳の高齢職員でも問題なく使えているとのことでした。
シンプルなICタグ運用だけではなく、記録作成においては音声入力もできるため、スマホが苦手でもなんとか操作することができます。
また、有償ではありますが、訪問サポートによるレクチャーもあるため、「どうしても訪問説明してほしい」といったニーズにも応えることができます。
特化型ソフトの最大の特徴は「特化しているからこそシンプルな機能かつ最大限の効果が得られる」だよ!高齢職員でも使いこなせるのも納得だね。
算定に労力がかかると言われている「特定事業所加算」ですが、ケアウィングを導入することで取得難易度がぐっと下がります。
ケアウィングを使うことで、サ責からヘルパーに対する指示や、ヘルパーからサ責への報告をスマホ1台で行うことができます。
また、実地指導対策として必要なデータも簡単に閲覧・出力することができます。
このように、今までの「紙運用」では難しかった指示と報告がスムーズに行えるため、ケアウィングを導入して加算取得にチャレンジする事業所も増えています。
ICタグにスマホをかざすことにより、入退出時刻が記録されるだけではなく、サ責へ自動通知させることが可能です。
さて、サ責の中には次のような悩みを抱えている人がいました。
ヘルパーから入退出報告がないこともしばしば。いま何をしているか電話やメールで確認しているけど、結構大変。
こういった悩みはケアウィングで解決できます。
指示や報告はスマホで完結するため、電話やメールの回数も減らす効果が期待できます。
完全ペーパーレスの壁となりがちな「サービス実施記録表への押印」ですが、ケアウィングはこれをクリアしています。
従来の方法であれば、「ちゃんとサービスを提供しました」という証拠のために利用者から押印をいただく必要がありましたが、ケアウィングの場合は「ICタグ」で実現できる入退出管理と、リアルタイムで共有される「スマホでの記録」がサービス提供の証拠になるため、押印は不要とのことです。
これはなかなか他社ではマネできない仕組みです。
他社ソフトの多くは「モバイルプリンター」などでタブレットやスマホで入力した記録を紙で出力し、利用者から押印してもらうなどといった運用を提案しています。
その点において、完全ペーパーレスを目指すことができるケアウィングは優れています。
ケアウィングはスマホやパソコンのライセンス数に制限がありません。
他社ソフトの場合は、「タブレット1台あたり◯◯円」などとカウントするケースも少なくありませんが、ケアウィングの場合は端末台数に制限されません。
この仕組みは職員数が増減しやすい訪問系の事業にぴったりです。
過去ICT化に失敗した事業所でも、このケアウィングならうまくいくかもしれないね!
当然ながら公式ホームページだけを見ても「良いこと」しか書かれていませんが、ここからは第三者のみが伝えられる「注意すべきこと(確認してほしいこと)」を取り上げていきます。
ケアウィングは質の高いソフトですが、他メーカーと比較すると見えてくる”気になる点”があります。
それでは見ていきましょう。
ケアウィングは請求業務に対応していないため、他社ソフトと組み合わせて使う必要があります。
そのため、コールセンターの問合せ先も「記録」と「請求」で異なります。
人によっては、お問い合わせ先が異なることがストレスに感じる人もいます。
もし訪問系以外にもサービスを提供している場合、注意が必要です。
例えば、もし訪問介護とサ高住を運営していた場合、それぞれ別ソフトで管理することになります。
他社ソフトの中には、訪問とサ高住を一元管理することができるソフトも存在しますが、予定管理において便利です。
訪問とサ高住を連携させることにより、24時間軸で1人のヘルパーの行動を追うことができるからです。
今回例に挙げたサ高住に限った話ではありませんが、訪問系に特化している分、連携面においては他社よりも劣る可能性があると認識しておきましょう。
とはいえ、連携するメリットがどれくらいあるかも冷静に判断したほうがいいね。
ケアウィングの公式ホームページでは「普段使っているスマホの利用も可能」としていますが、もしそれがプライベート携帯だった場合は、情報流失の観点からあまり望ましくありません。
できれば、法人用にスマホを用意するか、ケアウィングのスマホレンタルサービスを使うといいでしょう。
ただ、スマホを用意するためには費用がかかるため、ケアウィングのソフトライセンス料だけでコストを考えるのではなく、スマホ代も含めて考える必要があります。
ケアウィングは「初期費用+月額費用」で利用することができますが、月額費用においては3年縛りが存在します。
3年後は1ヶ月毎の更新になりますが、「使ってみて違うと思ったから別のソフトにしよう」という行動ができないという点は注意が必要です。
無料でデモを受けることもできるので、しっかり納得してから契約をしましょう。
ここからは、ケアウィングのクチコミを紹介していきます。
本サイト「介護のコミミ」には介護ソフトのクチコミが毎日のように投稿されていますが、いずれも介護職員による「本音」です。
そのため、中には辛辣なクチコミもありますが、それも含めてソフト選びの参考になるかと思います。
ということで、良い評価のクチコミと、悪い評価のクチコミをそれぞれ1つずつ紹介していきます。
苦手な職員でも難なく使えているっていうクチコミだね!
日本マーケティングリサーチ機構が、2021年5月に介護ソフト分野においてインターネット調査を実施した結果、
『ヘルパーが選ぶ 現場が楽になる No.1介護ソフト』『ヘルパーが選ぶ 業務効率化につながる No.1介護ソフト』『ヘルパーが選ぶ おすすめしたい No.1介護ソフト』に選ばれ、3冠を獲得しました。
ケアウィング単体では請求データ作成ができないから注意が必要だね。ただ、実績入力はケアウィング側でできるから、その情報は他社ソフトと連携可能だよ。すべてができないというわけではないからね。
・介舟ファミリー (株式会社日本コンピュータコンサルタント)
・かんたん介護ソフト(株式会社LITLAICO(旧:福祉ソフト株式会社))
・Quickけあ2(株式会社ファティマ)
・ケアマザー(株式会社ノエシス)
・SuisuiRemon(セントワークス株式会社)
・ワイズマン(株式会社ワイズマン)
・RelyⅢ(株式会社アール・シー・エス)
・楽すけ(ニップクケアサービス株式会社)
・SuisuiRemon(セントワークス株式会社)
※その他ソフトについては営業に問い合わせが必要です。
メーカーが用意する公式ホームページには良いことしか書いていません。(当たり前ですが・・・)
しかし、”後悔しないソフト選び”で重要なのは「良いこと」よりも「悪いこと」です。
「悪いこと」を知らないまま契約し、後悔している事業所を筆者は嫌というほど見てきました。
そこで、本契約前に「悪いこと」を見極める方法を3つご紹介します。
できれば、すべて実行するのがベストです。
① 資料と口コミで比較検討する
② 実際に使ってみる(体験版の利用)
③ メーカー営業マンに「鋭い質問」をする
手前味噌ですが、本サイト介護のコミミは「失敗しない介護ソフト選び」を実現するために生まれたサイトということもあり、①〜③のお手伝いができます。
それぞれ説明していきます。
資料は情報の宝庫です。
メーカーは他社と差別化するために、PRしたい情報をここぞとばかりに資料に盛り込んでいます。
そのため、まずは資料を一括で取り寄せ、本サイトに掲載されている口コミと照らし合わせながら比較検討する方法が効率的です。
それじゃあ、ホームページ比較と資料比較は同じじゃないの?
確かに「強み」を載せているという意味では同様ですが、比較する上で「わかりやすさ」「見やすさ」は圧倒的に資料のほうが上です。
一見ホームページのほうがキレイなデザインかもしれませんが、欲しい情報を探すために何回もクリックしなければならず、時間も労力もかかってしまいます。
一方、資料であればパラパラとページをめくるだけでいいので、比較検討する上では非常に優れたツールだといえます。
資料の一括請求は下のボタンからできますので、よろしければお使いください。
介護ソフトの中には「無料体験」ができるソフトもあります。
数はそこまで多くありませんが、気になっているソフトが「無料体験」できるのであれば試してみることをオススメします。
もし「無料体験」が難しいソフトであった場合、体験会や展示会でソフトを触れる可能性があるため、詳しくはメーカーに問合せてみましょう。
「鋭い質問」というのは、営業がデモや提案で教えてくれない「悪いところ」を見つけるための質問です。
例えば、次のような「鋭い質問」をしたとします。
会議録の文字入力に字数制限ってありますか?クチコミを見たときに制限があるって書いてあったのですが・・・
そうですね・・・たしかに字数制限があるので、工夫して書いていただく必要があります。(い、痛いところを突かれた・・・)
これは「介護のコミミ」に投稿されていたクチコミを元に「鋭い質問」をした例となります。
このように、ある程度の知識や情報を入手しておくことにより、「鋭い質問」ができるようになります。
下のボタンから一括資料請求をしていただければ、「鋭い質問」の方法がまとめてある「無料eBook」が自動でご指定のメールアドレスまで送られてきますので、よろしければお使いください。
最後までお読み頂きありがとうございました!これからも後悔しない介護ソフト選びをサポートしていきますので、今後ともよろしくお願いします♪
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