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2025年4月より外国人介護人材が訪問介護サービスに従事できるようになることを受け、厚生労働省は12日、訪問系の介護事業所が実際に外国人に活躍してもらう際の詳しい注意点などをまとめた資料を公開した。
公開された資料の要点をここでは整理する。
これまで外国人介護人材は主に施設介護に従事していたが、一定の条件を満たすことで訪問介護への従事が認められるようになる。
対象者は「介護職員初任者研修」を修了し、1年以上の実務経験を持つ技能実習生や特定技能外国人。
受け入れ事業所には、訪問時の同行研修やハラスメント防止措置の実施が義務付けられる。
「特定技能評価試験(介護技能評価試験)」の学習用テキストの改訂 など、外国人介護人材が資格取得しやすい環境が整備される。
日本語学習支援やICTツールの導入支援 も強化され、円滑なコミュニケーションを促進する。
新たに「育成就労制度」が導入され、外国人介護人材が長期間安心して働ける仕組みが整備される。
日本の介護を海外にPR し、より多くの外国人材の受け入れを促進する。
受け入れ基準を満たす外国人介護人材の確保を進める。
外国人スタッフ向けの訪問介護研修プログラムを準備 する。
同行訪問の計画 を立て、外国人スタッフがスムーズに業務に入れる環境を整備する。
介護技能評価試験の改訂に合わせて、最新の教材を活用した学習支援を実施 する。
翻訳ツールや多言語対応の介護記録ソフト を導入し、日本語の壁を乗り越えるためのサポートを行う。
受け入れ事業所としての責任を果たすため、ハラスメント防止策の策定 や 外国人介護人材向けの相談窓口を設置 する。
帰国した外国人介護人材とのネットワークを構築 し、より多くの外国人材を確保する仕組みを整える。