介護ソフトの導入で、職員の皆さんから要望を集められたものの
各部署毎に要望がバラバラで整理がつかず、一旦導入を見送られたとのことですね。
まず導入にあたって事業所としてのステップについて
私が介護ソフト導入支援を行った経験からお伝えさせて頂きます。
必須の条件を関係者から絞り出しておきます。1~3つ以内が良いです。ここが多くなるとまず決まりません。そして、複数の介護ソフトベンダーに電話相談、できればビデオ会議を関係者と集まってする事が良いです。(ここで選定に迷われる際は、「介護のコミミ」に相談して下さい)条件について各社から確認した内容を元に比較検討します。
次に要望をまとめる良い方法についてお伝えいたします。
前提として、何か1つのソフトで全ての要求を網羅することは、不可能であることを
理解しておいてください。
優先順位として、ソフトを最も頻繁に触る役職あるいは人から要望を集めます。
また意識しておいて頂きたい事として、ケアプランデーター連携用の標準仕様CSVの入出力についての事が有ります。今後、ここの機能が使いやすいものが重要になって来ます。
特に他社ソフトとの連携がスムーズであるものでなければなりません。
要望について、全てを介護ソフトで解決しようと考えるのではなく
オペレーション(業務手順や方法)を工夫することで対応することも重要だと知っておいてください。
以上の内容から、
・要望は全て介護ソフトで解決しようとしない
・ベンダーは複数選択し十分に関係者と相談する
・ベンダーの候補選定に困る際は「介護のコミミ」に相談する
・他社ソフトとのケアプランデーター連携機能を意識しておく
となります。
また、ビデオ会議でベンダーの方が操作説明会を実施して下さる場合もあります。
実際の操作画面を見て質問をするなどの機会を関係者と集まってすることも非常に重要です。
とにかく導入後のイメージを具体的にするアプローチをしていくことが大切です。