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令和8年度介護報酬の改定率は全体で+2.03%となった。うち大部分を占める+1.95%は、介護分野の職員の処遇改善策によるものだ。具体的には、介護従事者全般を対象に月額1.0万円相当の賃金引上げを図る措置を講じるほか、生産性向上や協働化に取り組む事業者の介護職員には月額0.7万円を上乗せする枠組みとしている。これらにより、介護職員は定期昇給も含めて最大で月額約1.9万円(約6.3%)の賃上げが実現する見込みだ。
また、処遇改善加算の対象範囲を見直し、これまで対象外だった訪問看護・訪問リハビリテーション、居宅介護支援などのサービスにも新たに処遇改善加算を設ける方針が示された。
改定では、施設サービスに係る食費の基準費用額を1日当たり約100円引上げることも盛り込まれた。これは食材料費の高騰などを背景とした対応で、現行の基準額との差を是正する狙いがある。利用者負担については、所得段階に応じて負担の据置や軽減措置を適用するなど、低所得者への配慮も図る内容となっている。
厚労省は、今回示された改定内容を基に、介護サービス提供側の経営安定や離職防止、人材確保に資する制度設計を進めるとしている。また、介護保険制度全体の持続可能性を確保する観点から、提供形態に応じた評価のあり方やサービスの効率化・適正化についても引き続き議論を重ねる予定だ。
出典:『令和8年度予算に関する「大臣折衝事項」について(報告)』(厚生労働省 2025年12月26日)
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