科学的介護情報システム「LIFE」新システムが稼働開始、利用者情報とADL登録可能に

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厚生労働省は4月18日、介護事業所向けに事務連絡を発出し、科学的介護情報システム(LIFE)の新システムについて、4月22日から一部機能の稼働を開始すると発表した。介護事業者は新システムの専用サイト(https://life-web.mhlw.go.jp/)にアクセスし、利用者情報やADL(日常生活動作)関連の情報を登録できるようになる。


新システムの操作マニュアルやFAQは専用サイトで公開される予定だ。導入に際しては、新規利用者向けの「LIFE導入ガイド」、既存利用者向けの「LIFE移行ガイド」等も参考にできる。機能や操作に関する問い合わせは、引き続き「LIFEヘルプデスク」が受け付ける。


4月22日から7月31日までの間は利用者情報とADL維持等情報の登録しかできず、令和6年度介護報酬改定に対応した様式の情報登録は8月1日以降に可能となる見通しだ。


また、新システムの利用開始には電子請求受付システム(介護)の使用が必須となるため、同システムの利用申請と操作方法を専用窓口に確認しておく必要がある。


厚労省は3月15日の事務連絡でもLIFEの新システム稼働を予告しており、介護事業者には円滑な移行への協力を促している。

 

出典:

厚生労働省「令和6年4月からの「科学的介護情報システム(LIFE)」の稼働等について」(令和6年4月18日付事務連絡)
https://www.mhlw.go.jp/content/001246918.pdf


厚生労働省「令和6年度介護報酬改定を踏まえた科学的介護情報システム(LIFE)の対応について」(令和6年3月15日付事務連絡)
https://www.mhlw.go.jp/content/001227783.pdf