運営指導による監査の流れや留意点を厚労省がマニュアル化-高齢者虐待や不正請求についても

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厚生労働省は5日、介護保険施設等の不正請求防止を目的とした「介護保険施設等に対する監査マニュアル」を策定し、主に監査や行政処分を行う際の実施方法等が定まっていない自治体向けに発表した。このマニュアルでは、運営指導や通報等による監査の開始段階から、行政処分に至るまでの業務の流れ、留意点などをまとめており、不正が認められる場合や疑いがある場合に、自治体が公正かつ適切な措置を行うための指針を提供するものである。

内容としては、監査業務の全体の流れ、立入検査の実施方法、監査後の対応などが含まれる。その中で高齢者虐待事案など人格尊重義務違反や、不正請求事案に対する考え方も明記されており、監査後の行政処分においては処分程度の考え方についても触れている。

https://www.mhlw.go.jp/content/001241594.pdf