介護保険福祉用具の新選定基準、厚労省が発表

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厚生労働省は、介護保険における福祉用具の新たな選定基準を公表した。福祉用具の適切な選定と利用を促進するために各都道府県・指定都市介護保険主管部及び介護支援専門員等に自立支援の観点から適切な利用が進むよう、広く周知するとともに、介護支援専門員等に対して適切な指導を求めている。

新基準の特徴は、各福祉用具の種目ごとに「使用が想定しにくい状態像」「使用が想定しにくい要介護度」「留意点」を明確に示している点である。また、多職種連携の重要性が強調され、医師やリハビリテーション専門職などからの意見聴取を推奨している。

安全面への配慮も重視されており、一部の種目では事故防止に関する注意喚起が含まれている。本基準は、利用者の自立支援と介護者の負担軽減を両立させることを目指しており、今後、より効果的かつ安全な福祉用具の提供が期待される。

 

出典:厚生労働省 介護保険最新情報 Vol.1296「介護保険における福祉用具の選定の判断基準について」令和6年8月2日

https://www.wam.go.jp/gyoseiShiryou-files/documents/2024/080510002056/ksvol.1296.pdf