厚労省、介護給付適正化に向けた住宅改修等の点検・調査の手引きを公表

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厚生労働省老健局高齢者支援課は、令和6年6月4日付けで「介護給付費適正化における住宅改修等の点検および福祉用具購入・貸与調査の取組促進に向けた手引き」を公表した。同手引きは、一部の自治体で住宅改修の点検や福祉用具購入・貸与調査が十分に実施されておらず、取組内容に差が生じていることを踏まえ、適正な運用の観点からチェック体制の充実・強化を図ることを目的に作成されたものである。

手引きでは、住宅改修、福祉用具購入、福祉用具貸与の各サービスについて、事務フローを踏まえた点検・調査における確認すべきポイントを整理しており、特に事前申請時の点検を重点的に実施することで、支給申請時以降のトラブルを防ぐことができる事を解説している。また、多職種連携の場の活用や、関係者全員の共通理解の醸成、地域住民への情報発信など、保険者の多様な取組事例も紹介している。加えて、都道府県による市町村支援の事例として、リハビリテーション専門職の派遣事業やヒアリング・個別指導の実施なども取り上げられている。

都道府県においては、管内市町村への助言等に本手引きを活用し、保険者機能の発揮を後押しすることが望まれる。

出典:令和5年度厚生労働省老人保健事業推進費等補助金(老人保健健康増進等事業分)「自治体における福祉用具・住宅改修の適正化施策等の取組促進に向けた研究事業」

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