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2024年1-4月期において、介護業界は過去最悪の倒産ペースを記録した。特に通所及び短期入所介護事業者が19件、訪問介護事業者が22件の倒産があったことが、東京商工リサーチのデータから明らかになった。これにより、合計51件の倒産が報告されており、前年同期比で45.7%の増加となっている。
東京商工リサーチは、他業界の賃上げによる人材流出が主要因としており、介護業界内においても僅かながら介護報酬にて1.59%のプラス改定が行われたものの、5%を超える賃上げが相次いでいる他産業との賃金格差は拡大している。
今後もこの傾向が続くと、2024年上半期の倒産件数はコロナ禍だった2020年の記録を上回ることが予想される。