訪問看護総合支援センター設置の先進事例などを公開-日看協が設置・運営の手引きを公開

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公益社団法人日本看護協会は、訪問看護総合支援センターのさらなる設置推進と取組みの充実を図るため「訪問看護総合支援センター設置・運営の手引き」を公開した。具体的には、訪問看護総合支援センターの新規開設をめざす都道府県看護協会、都道府県訪問看護連絡協議会や都道府県行政、既設のセンターのさらなる充実を検討している関係者に、センターの開設のプロセスや運営のポイントについて、事例にもとづいた情報提供を行うことを目的としている。

訪問看護総合支援センターは、2040年を見据えた訪問看護提供体制の強化を背景に、日本看護協会が2019年より試行事業を実施し、各都道府県でのセンター開設を提案してきたものだ。開設にあたっては以下の3つの目的と、それぞれに付随する計7つの機能を掲げており、本手引きにおいてもその詳細について説明している。

  1. 経営支援
    1. 事業所運営基盤整備支援
    2. 訪問看護事業所の開設支援
  2. 人材確保
    1. 潜在看護師・プラチナナース等の就業及び転職促進
    2. 人材出向支援
    3. 新卒看護師採用に向けた取り組み
  3. 訪問看護の質の向上
    1. 訪問看護に関する情報分析
    2. 教育・研修実施体制の組織化

https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/homon_management_guide.pdf